JR茨木駅西口BTの新乗り場、27日供用開始


近鉄バスはJR茨木駅西口ののりばを11月27日始発便から変更すると発表した。阪急バスはまだ発表していないが同社も変更すると見られ、バリアフリー化したバスターミナルは27日に供用を開始する。

近鉄バスの発表によるとタクシーバース北側の新5番・6番乗り場を新たに利用する。現行の茨木駅前ビル東側の1番乗り場(花園東和苑・南摂津駅路線・夜行高速バス)には変更はない。

阪急バスと共同運行するEXPOCITY(エキスポシティ)路線が発車する現4番乗り場も変更しないが、新たに茨木弁天前路線の乗り場も設置されることになった。

近鉄バス株式会社「【平成27年11月27日~】JR茨木駅(西口)のりば変更のお知らせ」
変更後の乗り場案内図

JR茨木駅西口BTのバス乗り場の形状(新型バスベイ)


茨木市は2015年のJR茨木駅東口駅前広場再整備から、のこぎりの刃状のギザギザにした(歩道に三角形の切り込みをいれた)バス停を設置している。11月末までバリアフリー化工事中のJR茨木駅西口バスターミナルでも、新設するバス乗り場を同様の形状にする。

タクシーバース北側新バス乗り場(JR茨木駅西口)
交通関係の専門用語で「新型バスベイ」といわれる形状で、近年では東京駅の八重洲バスターミナルなど全国で導入が進んでいる。これは国土交通省が「道路の移動円滑化整備ガイドライン」で新たなバス停の形状として紹介しているためだ。

ガイドラインではバス停の形状を大きく3つに分類している。(1)ストレート型、(2)バスベイ型、(3)テラス型だ。

ストレート型は道路の脇にバス停を設けるもので、ポストや上屋を設置するだけだ。バスが停車していると車線をふさぐため、後続車は乗降を待つか追い越すことになる。道路が狭く車線が片側1車線の場合は追い越すことができず、道路渋滞の原因となる。茨木市内では近鉄バスの花園東和園路線のJR総持寺新駅周辺、同バス水尾循環路線や京阪バスの茨木鮎川線などで道路渋滞を招いている。

歩道に充分な幅が確保できる場合はバスベイ型が採用される。歩道に台形の切込みを入れバス停を設置する。バスは車線から左に寄って切り込みに停車するため、バスが停車中でも車線は通行が可能になる。茨木市内でもさくら通り(田中町バス停、税務署前バス停など)などに設置されている。

バスベイ型にも欠点はある。周囲の環境の制約でバスベイの切り込みの幅が狭いと、正着するための幅寄せが難しくなる。正着とは歩道にぴったりと寄せてバスを停めて、車いすなどでも乗りやすくすることだ。

横浜国立大学大学院の論文でも、運行が遅れていると幅寄せの時間を省くためにバス運転士が正着を怠る傾向にあると指摘している。

しかし高齢化に対応するため国土交通省はガイドラインでバリアフリー化を推奨している。(3)のテラス型は歩道から道路にバス停を突き出すもので、正着しやすくするものだ。しかし車道を狭めてしまうことになり、バスが停車していなくてもボトルネックになるおそれがある。

そこでガイドラインでは新型バスベイが推奨されている。歩道に三角形の切り込みをつけることでバスを左斜め前方に向けて停車させて車線から離脱する。そして発車時には、大きく右へ出て車線に復帰する。

バスベイの切り込みの幅が狭くても設置できることから、JR茨木駅東西のバス停のように狭い場所に、通過用の車線を確保しながらより多くのバス停を設置することができる。

ただし新型バスベイにも欠点はある。右後方が見えにくくなるために、発車時に車線に復帰する際に後続車との接触事故が発生する可能性が指摘されている。また右への切り返し角度が急で運転士の負担が大きくなるともされている。

JR茨木駅西口もスペースに限りがあるため、リスクはあるものの新型バスベイが現実的な選択肢となりそうだ。

参考文献
道路の移動円滑化整備ガイドライン4章
新形状のバスベイ研究

JR茨木駅周辺で商業店舗物件の動き活発化


JR茨木駅周辺で店舗物件の動きが活発化している。茨木駅前だけではなく茨木駅から徒歩10分圏にも店舗新設の動きが見られる。

既報のとおり茨木駅前ビルのりそな銀行跡地にカラオケボックスが進出する見通し。カラオケボックスでは飲食の提供もあることから地下飲食店の大半が反対しているものの、入店は認められたもよう。

登記簿を確認できていないが、10月末には同ビル地下のアサヒビールのビアホール跡地が売却されたという情報がある。2011年の閉店後4年にわたって買い手がつかず空き店舗となっていたが、飲食店が開業するものと見られる。

茨木駅前ビル北側の春日1丁目マンション(物件名不明)もテナント募集が順調に進む。竣工後に周辺から移転したコンビニエンスストアや眼鏡店のほか、1月末には薬局などが開業する。

眼鏡店が移転前に入っていた長澤ビルの物件もカレー店がすでに開業している。茨木駅周辺の店舗物件の見通しは強含みだ。

さらに都市計画道路茨木鮎川線(東西通り)や都市計画道路西中条奈良線の岩倉公園以北、都市計画道路茨木松ヶ本線周辺でも新店開業が相次ぐ。

今年春以降、茨木鮎川線では学習塾や複数の美容院が開業した。西中条奈良線ではコンビニエンスストアが開業したほか、複数の飲食店が改装している。

茨木松ヶ本線では小川町交差点付近のガソリンスタンド跡地にビルが新築され、6月には事務用品卸の事務所が、10月には理髪店が開業した。今月末には小川町交差点付近に市南部の真砂の洋菓子店「ヒデトワ」が新店を設ける。

茨木駅前ではEXPOCITY(エキスポシティ)開業を、駅周辺では茨木松ヶ本線アンダーパスの開通や立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)の開学、大和ハウス工業が西中条町の東洋ゴム工業の研究所跡地に建設中の大規模マンションをあてこんだものだものとみられる。

JR茨木駅西口バスターミナルはバリアフリー化工事中だが、バス降り場は茨木駅前ビル南側で従来と変わらない。エキスポシティからのバスの降り場も同ビル南側であるため、同ビルの店舗物件が注目されているようだ。

茨木市がJR茨木駅西口BTバリアフリー化を公式発表


茨木市がJR茨木駅西口BTバリアフリー化を公式発表した。10月19日に「JR茨木駅西口駅前という広場のバス乗り場変更のお知らせ」というタイトルでフェイスブックに投稿した。

投稿の全文は次の通り。「JR茨木駅西口駅前広場のバス乗り場のバリアフリー化工事を実施しており、11月中旬からバス乗り場を変更します。変更後の乗り場等内容については、下記の画像を参照してください。工事期間中、駅・バス利用の皆さんには、ご不便とご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。」
JR茨木駅西口駅前広場のバス乗り場変更のお知らせ(茨木市発表)
投稿に対するコメントに回答して、バスやタクシー以外の一般車は西口駅前広場では駐車禁止となることも明かしている。病院やリハビリ・介護など施設の送迎にも支障が出そうだ。

すでに北大阪けいさつ病院や友紘会総合病院は、エキスポシティへのバス路線の運行開始にあわせて送迎バスの乗降場所をバスターミナル内の現4番乗り場から三井住友銀行茨木西支店前に移動している。

Facebook「茨木市役所」フェイスブックページ
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=818454628274465

JR茨木駅西口BTでエキスポシティ対応が本格化


JR茨木駅西口バスターミナルでエキスポシティ対応が本格化している。13日にはバスターミナルのバリアフリー化工事が始まった。16日にはエキスポシティへのバス路線が開通した。

茨木市の建設部など市役所サイドは、バスターミナルのバリアフリー化がエキスポシティ対応のためとは公式には認めていない。しかし茨木市と茨木警察署との調整がこの時期にまとまったのはエキスポシティ開業を見据えたものだ。

既報のとおりバス乗り場は現在の一般車乗降スペースとタクシーバース北側に設置される。タクシーバース北側に新設される乗り場はすでに墨出しされていたが、18日深夜に路面アスファルトがカットされ工事箇所が明確に見えるようになった。
タクシーバース北側新バス乗り場(JR茨木駅西口)
上の写真手前にある左矢印の看板のあたりに横断歩道が新設されると見られる。撮影場所の真下(写真下のタクシー手前)あたりにもバス乗り場が新設される。

バス1番乗り場(JR茨木駅西口)
バリアフリー化工事の開始で駅レンタカーの駐車場が西側へ狭められた。また現在のバス乗り場から「西駅前東」交差点へ通じる道路の幅が狭くなった。このため現1-4番乗り場の南端を削り道路幅を確保した。さらに駅レンタカー駐車場を南北へ拡張する。1番乗り場の北端を削り駐車場北側の植栽は廃止されると見られる。
駅レンタカー駐車場北側(JR茨木駅西口)

エキスポシティのバスは4番乗り場から発着している。工事終了後も乗り場・降り場は移動しない。

利用客はまだ少ないというが、周辺店舗では「多県や遠方からの来店客が増えた」という声があがる。エキスポシティ開業準備の関係者と見られ、店舗関係者は開業後の集客にも期待している。

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きょう着工のJR茨木西口バスターミナルのバリアフリー工事の詳細な内容が判明した。ペデストリアンデッキから階段でしかアクセスできない現在の1-3番乗り場は新たにバス待機場となり廃止される。

新たな乗り場は駅レンタカー駐車場向かい側にある現行の一般車両の乗降スペースと、タクシーバース(待機場)の北側に設けられる。そのためタクシーバースへの北側からの入り口に横断歩道が新設される。

現行の一般車両スペースは阪急バス、タクシーバース北側は近鉄バスの乗り場となる。京阪バスは茨木駅前ビル南側のペデストリアンデッキのエレベーターのあたりに乗り場を設ける。

阪急茨木市駅へのバス路線は茨木駅前ビル東側の旧りそな銀行前、バス降り場は現行の茨木駅前ビル南側で移動しない。

これによりJR茨木駅西口からエレベーターでバス降り場だけでなく乗り場にも移動することができるようになる。

しかし来月開業する万博公園の商業施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」のバス路線や、吹田市立スタジアム(ガンバスタジアム)への臨時バス便は現在の4番乗り場に、新たな乗り場と降り場を集約する。

そのためエキスポシティ路線の乗降のみペデストリアンデッキの階段を利用する必要があり、バリアフリー化が見送られた。

新たなバス乗り場ではJR茨木駅東口のように歩道と車道の境界をノコギリ刃状にギザギザの形状にしてバスを斜めに駐車させる。

このバリアフリー化工事で茨木駅西口の道路改良は当面のメドがついた形で、今後の西口周辺整備の動きがいったん停滞する可能性もありそうだ。

【速報】JR茨木駅西口BTバリアフリー化は13日着工


JR茨木駅西口バスターミナルのバリアフリー化工事が13日に開始されることがわかった。

5日までに茨木市建設部道路交通課が近隣へ工事案内文書を配布した。

工期は13日から11月30日まで。交通量が多いため夜間工事となるが、交通に支障がない場合日中作業を行う。一時通行止めも含む交通規制が実施される。

工事は村上建設が受注した。

今月1日に一部のブログが茨木市議からの情報として、バスターミナルのバリアフリー化工事が10月に始まると伝えていた。

バリアフリー化は長年検討されてきたが、横断歩道の増設で事故が増えるとして茨木警察署は消極的な姿勢だった。

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JR茨木駅西口バスターミナルバリアフリー化工事案内

【速報】JR茨木駅-エキスポシティ路線は阪急バスと近鉄バスが共同運行


阪急バスと近鉄バスは16日からJR茨木駅とエキスポシティを結ぶ新路線を共同運行すると発表した。

平日土日とも午前7時台から午後9時台まで15分間隔で運行する。JR茨木駅・エキスポシティともに阪急バスと近鉄バスが交互に発車するが、阪急バスは急行となり、日本庭園前とJR茨木駅間の停留所を通過する。

所要時間はJR茨木発のエキスポシティ行きが15分(急行12分)、エキスポシティ発のJR茨木駅行きが17分(急行15分)とみられる。

運行本数は1日あたり56往復で、3000人以上を輸送できる。茨木駅はJR京都線からのエキスポシティへのアクセス拠点として需要が高まりそうだ。

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茨木駅西口バスターミナルをバリアフリー化するとブログが伝えている。来月にせまったEXPOCITY(エキスポシティ)の開業に合わせて工事するという。

エキスポシティを取り上げているブログ「EXPOCITY(エキスポシティ)を徹底取材するブログ」が伝えている。茨木市議からの情報とされているが、茨木市やバス事業者の公式発表はなく真偽は不明。

同ブログが掲載している図面の通りであれば、タクシー乗り場・待機スペースの入口に横断歩道が必要になる可能性が高い。茨木市の建設部道路交通課などは茨木駅西口バスターミナル内の横断歩道設置を検討してきたが、茨木警察署は事故の恐れがあるとして消極的だった。

外部リンク
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