【速報】JR茨木駅西口・茨木駅前ビルに最大48階の建替え案


JR茨木駅西口の茨木駅前ビルで最大48階の市街地再開発による建替え案が検討されていることがわかった。市街地再開発による建替え案では高層の住宅棟と低層の商業施設棟に分ける案が提示されており、住宅棟が最大48階建て、商業施設棟が5階建てとしているようだ。

8月19日から20日にかけて、茨木駅前ビル再整備検討委員会が区分所有者向けに行ったビル再整備の説明会で明らかにされたという。

再整備検討委員会は茨木駅前ビル管理組合の諮問機関で、管理組合の組合員(区分所有者)から募集したメンバーで構成されている。2015年夏から老朽化が進む茨木駅前ビルの再生方法について検討してきた。

茨木駅前ビルの建替え案については日刊建設工業新聞がすでに高層の住宅棟と低層の商業等による2棟案を報じているが、階数などは明らかにされていなかった。

この報道について日刊建設工業新聞が茨木市の市街地新生課に取材したか、市街地新生課が観測気球を上げる意味でリークしたと見られる。茨木市は1棟案も検討していたが、日刊建設工業新聞ではほとんど報じられておらず、2棟案を推進する方向とみられる。

ただ茨木駅前ビルでは、再整備について耐震改修・自主建替え・市街地再開発の3案を軸に検討されているとみられ、市街地再開発の実現可能性は未知数だ。

【速報】JR茨木駅西口・茨木駅前ビル、耐震改修・自主建替え・市街地再開発の3案軸に検討


JR茨木駅西口の茨木駅前ビルで再整備について耐震改修・自主建替え・市街地再開発の3案を軸に検討されていることがわかった。8月19日から20日にかけて、茨木駅前ビル再整備検討委員会が区分所有者向けに行ったビル再整備の説明会で明らかにされたという。

再整備検討委員会は茨木駅前ビル管理組合の諮問機関で、管理組合の組合員(区分所有者)から募集したメンバーで構成されている。2015年夏から老朽化が進む茨木駅前ビルの再生方法について検討してきた。

【速報】茨木駅前ビル再整備について管理組合組合員向けの説明会を実施へ


8月19日・20日の2日間、茨木駅前ビルの再整備について管理組合の組合員向けの説明会が行われることがわかった。茨木駅前ビル管理組合の有志が構成するビル再整備に関する検討委員会が主催する。

検討委員会は2015年から茨木駅前ビルの再整備の手法について、都市開発コンサルタントの株式会社アール・アイ・エー大阪支社に委託して調査や検討を進めてきた。

今回の説明会では、建て替えを含めたビル再整備について具体的な選択肢を提示するものと見られる。今後の意見集約に向けて、すべての組合員に判断材料を提供する狙いだ。

茨木駅前ビルは昭和40年に竣工したJR茨木駅西口の地上10階・地下3階のビルで、敷地面積が4000㎡を超える。老朽化が進むことから、建て替えを含めた再整備が課題となっていた。

また茨木市が検討中のJR茨木駅西口周辺再整備の対象地区の最大の建物であり、市もその動向を注視している。市も市街地新生課が競争入札で株式会社アール・アイ・エーに委託してJR茨木駅西口周辺再整備について構想をまとめてきた。

茨木駅前ビル管理組合で再整備について意見集約を目指す動きが出てきたことで、JR茨木駅西口周辺再整備の動きが本格化しそうだ。

平成28年市街地整備対策特別委員会(1月20日)


開催日:平成28年 1月20日
会議名:平成28年市街地整備対策特別委員会(1月20日)

○発言者等 
             市街地整備対策特別委員会

1.平成28年1月20日(水)市街地整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた
1.出席委員次のとおり
 委員長 上田嘉夫
 副委員長 畑中剛
 委員 桂睦子
 委員 青木順子
 委員 中井高英
 委員 山本隆俊
 委員 松本泰典
 委員 田中総司
1.欠席委員 な  し
1.説明のため出席した者次のとおり
 市長 木本保平
 副市長 楚和敏幸
 副市長 大塚康央
 都市整備部長 鎌谷博人
 都市整備部次長兼都市政策課長 田邊武志
 都市整備部次長兼市街地新生課長 岸田茂樹
 市街地新生課参事 福田文彦
 市街地新生課参事 馬場克二
 建設部長 上田利幸
 建設部次長兼建設管理課長 澤田晴光
 道路交通課長 藤田憲文
1.出席事務局職員次のとおり
 事務局長 上田哲
 事務局次長兼総務課長 増田作
 議事課長 野村昭文
 議事課長代理兼議事係長 大橋健太
 議事課職員 伊藤祐介
1.協議事項次のとおり
 (1) 平成27年度事業の進捗状況について
 (2) 策定中の各種計画・構想について

    (午前10時00分 開会)

○上田嘉夫委員長 ただいまから、市街地整備対策特別委員会を開会いたします。
 現在の出席委員は8人でありまして、会議は成立いたしております。
 委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。

○木本市長 おはようございます。
 市街地整備対策特別委員会の開催に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
 何かとお忙しいところ、本委員会を開催いただきまして、ありがとうございます。
 きょうは盛りだくさんの案件がございまして、時間がかかると思いますが、各プロジェクト及び計画・構想について、本年の進捗状況について、ご説明させていただきたく考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

○上田嘉夫委員長 休憩いたします。
    (午前10時01分 休憩)
    (午前10時01分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 これより協議に入らせていただきます。
 休憩いたします。
    (午前10時01分 休憩)
    (午前10時03分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 まず、「平成27年度事業の進捗状況について」、説明を求めます。

○岸田市街地新生課長 ご説明の流れとしましては、お手元の資料と同じものを前方のスクリーンにもお示ししながら説明してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、初めに、平成27年度事業の進捗状況について、JR茨木駅及び阪急茨木市駅西口駅前整備について、ご説明いたします。
 最初に、JR茨木駅西口駅前整備についてです。
 資料1をお開きください。
 まず、平成27年度の取り組みといたしましては、JR茨木駅西口駅前周辺整備基本計画の検討を実施しているところであり、検討範囲については、昨年7月の本委員会時点では、現在の駅前広場、駅前ビル、駅前ビル東側の密集した市街地を含むエリアとしておりましたが、その後、土地所有者の意向確認を行い、黄色着色部のうち、駅前広場南側の密集した市街地も含めると同時に、JR用地及び市営駐輪場も含む、赤色で囲まれたエリアに拡大しております。
 業務の目的といたしましては、平成26年度に策定いたしましたJR茨木駅西口周辺整備計画に基づき、必要な調査や、西口周辺の全体整備構想と個別事業の検討を行い、事業の推進を図るものであります。
 業務内容といたしましては、将来の施設需要調査及び駅前導入施設の洗い出し、駅広、道路などの公共施設用地等の配置計画、事業手法、概略事業計画の検討であります。
 配置計画における基本的な考え方といたしましては、駅利用交通と通過交通を分離すること、車両及び歩行者動線を分離し、整序化を図ること、市の玄関口としてのにぎわい空間を確保することであります。
 これらの考え方に基づき、駅前広場の位置の違いによる配置計画イメージ図を作成いたしました。
 1つは、駅前広場を線路沿いに、もう1つは、区域の西側に縦列に配置したものであります。
 こちらが、駅前広場を線路沿いに配置したイメージ図となります。施設建築物2棟で駅前広場を囲み、まとまった広場をとるなど、にぎわいを重視した配置となっております。
 整備方針といたしまして、府道である周辺道路は区域の北、西両側ともに拡幅し、通過交通を排除して、駅前広場の規模を拡大するとともに、バス乗降場の一部は、立体都市計画の活用等によりJR敷地内に配置したものとなっております。
 メリットといたしましては、JRとバスの連絡が最短になるとともに、まとまった屋外広場が確保でき、また商業施設と住宅施設の分離が可能になることなどが挙げられ、デメリットといたしましては、タクシー乗り場が駅舎からやや離れるとともに、バス乗降場の一部がJR敷地になり、JR西日本においても、自己敷地を活用した商業施設建設について検討していることから、その施設の基礎構造物による制約を受ける場合があるといったことが挙げられます。
 次に、こちらが駅前広場を区域の西側に縦列に配置したイメージ図となります。
 線路沿いに施設建築物を1棟、駅前広場を南北に大きくとり、交通処理を重視した配置となっております。
 整備方針といたしましては、先ほどと同様に、府道である周辺道路は区域の北、西両側ともに拡幅し、通過交通を排除して、駅前広場の規模を拡大するとともに、タクシー乗り場と待機場は立体都市計画の活用等により、JR敷地内に配置したものとなっております。
 メリットといたしましては、JRとタクシーとの連絡が最短になるとともに、歩行者空間が確保しやすいことなどが挙げられ、デメリットといたしましては、バス乗降場が駅舎から離れること、商業施設と住宅施設の分離ができないことなどが挙げられます。
 次に、茨木駅前ビルの動向について、ご説明いたします。
 資料右側をごらんください。
 平成26年度の駅前ビル管理組合からの委託による専門コンサルタントを交えた勉強会を経て、平成27年6月に、茨木駅前ビル再整備検討委員会が設立されており、これまでに4回、検討委員会が開催されております。
 各回のテーマは、第1回が検討委員会の設置目的の確認と今後の進め方、第2回が耐震補強検討の必要性と容積率の考え方、第3回が耐震補強検討内容の確認、第4回が耐震補強案の比較検討となっており、耐震補強を行うとした場合において、どのような工法が最適で、どのくらいの費用がかかるのかについての検討が行われております。
 次に、JR茨木駅西口駅前広場のバリアフリー化整備についてであります。
 将来の抜本的な整備につきましては、先ほどご説明させていただいたように、市としても検討を行っているところでありますが、長年の懸案事項となっておりましたバス停へのアクセスのバリアフリー化については、昨年9月に府警本部との協議が整ったことから改良整備を行い、11月27日より新たなバス停での運用を開始したところであります。
 整備による効果といたしましては、バス停へのアクセスが一部路線を除き、歩道橋を使用せず平面での移動が可能となり、利便性と安全性が確保されるとともに、バスの待機場が確保されたことにより、降車場附近における一般車とのふくそうが軽減されたことなどであります。
 残された課題といたしましては、エキスポシティ行きや弁天行きについては、引き続き歩道橋からのアクセスとなることや、通過交通車両による交通のふくそうがあること、一般車の乗降場が確保されていないことなどが挙げられます。
 次に、万博公園南側エリア開発事業について、ご説明いたします。
 大型複合施設エキスポシティ開発事業についてでありますが、施設は昨年11月19日に開業されており、開業後の交通状況として、これまでに周辺道路、駐車場で特に大きな渋滞等が発生したという話は聞いておりません。
 モノレールの万博記念公園駅における乗降客数については、平成26年度は1日平均約7,000人でありましたが、開業後は平日が平均約3万7,000人、土日祝日が平均約6万3,000人となっております。
 路線バスの乗客数は、平日で平均約540人、1便当たりに換算すると、約10人、土日祝日は平均約1,000人、1便当たりに換算すると、約18人となっております。
 次に、市立吹田スタジアム建設事業についてです。
 昨年9月30日にスタジアムが完成し、10月10日に竣工式典が開催され、ガンバ大阪が指定管理者となっております。10月26日からは、会議室等一部施設の利用が開始されており、本年2月にこけら落としイベントが開催され、2月下旬よりJリーグ、アジアチャンピオンズリーグ等でのスタジアムの利用開始が行われる予定となっております。
 また、試合開催日の自動車での来場を抑制するため、スタジアムの駐車台数は2,000台までの事前予約制にするとともに、JR茨木駅から万博公園東口までのバスの臨時直行便が、これまでと同様に運行される予定となっております。
 次に、JR茨木駅舎改良工事について、ご説明いたします。
 資料、次ページをお開き願います。
 今年度の工事の進捗状況につきましては、東口の工事ヤード整備、駅構内の支障物移転工事、駅務室の改良、移転工事は既に完了しており、現在、仮コンコース増床部のくい打設工事を行っております。
 こちらが改良前の配置図です。こちらが改良後の配置図で、大阪方の階段を撤去し、その箇所にエスカレーターを、京都方面行きホームには上り2基、下り1基と、大阪駅方面行きホームには上り1基、下り1基を新設するとともに、柵内、柵外のコンコース改良として、床、壁、天井、外壁及び旅客トイレの改修を行うものであります。
 また、JR西日本において、京都方増床部分に、床面積約1,100平米の店舗が新設されます。
 こちらが完成後のパースで、西口側から見たものです。こちらが東口デッキ側から見たパースとなっております。
 全体の工程につきましては、本年11月ごろに、京都方の仮改札が使用を開始された後、エスカレーター本体の設置工事に着手し、平成29年春にエスカレーターが供用開始され、平成30年春に店舗開業予定となっております。
 次に、工事の進捗状況について、写真等でご確認いただきます。
 資料右側をごらんください。
 こちらが、東口の工事ヤード整備が完了した状況写真です。駅舎北側の階段は、工事期間中閉鎖しておりますので、歩行者の方につきましては、デッキのエスカレーター等をご利用いただいております。
 こちらが、移設された駅事務室、みどりの窓口や券売機の状況です。
 こちらが、京都方増床部分のくいの打設位置を記したものです。赤丸で示しております西口側及びホーム部分のくい工事は既に完了しておりますが、青丸で示しております東口側は2月中旬に完了し、3月上旬より鉄骨建て方が開始される予定となっております。
 こちらが、ホーム上に仮囲いを設け、くい工事を行っている状況写真です。
 最後に、今後の取り組みについて、ご説明いたします。
 西口周辺整備につきましては、茨木駅前ビルの再整備検討委員会において、耐震補強案の比較検討が行われるとともに、今後、建てかえか耐震改修、大規模修繕かについての方向性が決定される予定となっております。
 市といたしましては、この委員会の検討状況や意向、市の平成27年度調査で得られた成果、課題を踏まえ、駅前施設計画の検討や、JR用地の利活用等について、駅前ビル及びJR西日本など関係機関と協議調整を図っていくこととしております。
 また、万博公園南側エリア開発事業につきましては、現時点において、交通渋滞等、特に問題は発生しておりませんが、開業後の交通対策等については、事業者、吹田市、警察、道路管理者及びその他関係機関を構成員とした協議会が設置され、諸問題について取り組んでいくこととしております。
 以上で、JR茨木駅西口周辺整備についての説明を終わらせていただきます。
 次に、阪急茨木市駅西口駅前整備について、ご説明いたします。
 資料2をお開きください。
 平成27年度の市の取り組みといたしましては、阪急茨木市駅西口駅前周辺整備基本計画の検討を実施しているところであります。
 業務の目的としましては、平成26年度策定の基本構想を踏まえ、駅前ビルと連携し、交通結節点の機能強化と、にぎわいある空間整備に向け、都市計画の手法も想定し、施設の配置や規模等について検討を行い、事業の推進を図るものであります。
 策定区域としましては、駅前広場、市営駐車場、民間の茨木ビル、永代ビル用地を含めた赤色着色部としております。
 業務内容としましては、駅前広場配置計画案の検討として、過年度に検討した整備方針及び課題を踏まえ、駅前ビルの建てかえ計画も留意し、駅前広場の配置計画案の作成、西口周辺道路・交差点基本計画案の検討として、駅前広場と連動する道路交差点の概略設計図の作成、駅前広場交通シミュレーションとして、策定した基本計画モデル案について、周辺交通の流れを動画化した交通シミュレーションの実施、再開発事業推進計画策定支援の検討として、導入すべき都市機能の検討、事業手法、概略資金計画案の検討等を行っております。
 施設配置計画の基本的な考え方としましては、市として望ましい公共施設配置計画案をもとに、事業パートナーと連携し、駅前ビルを組み入れた基本計画案の策定を行い、市街地再開発事業等の都市計画決定に向けた計画としております。
 また、公共施設計画等の考え方としましては、駅前広場を現在よりも拡大させることで、バス、タクシー、一般車等の適切なバース数の確保、車両及び歩行者動線の整序化、駅前の玄関口としてのにぎわい空間を確保すること。周辺道路については、車線数の増加による交通容量の増大や滞留長の延伸による交通の円滑化、駅前広場出入り口を1カ所に集約することによる交通の整序化を図るものとしております。
 次に、阪急茨木市駅前ビルの動向について、ご説明させていただきます。
 平成26年12月に発足されました建てかえ推進委員会には市も参画しておりますが、平成27年4月から12月までの間に委員会を9回、委員会の下部組織である法務、計画、戦略広報部会による合同部会が9回開催されており、主なテーマとしましては、駅前ビルの配置のゾーニング、建物の容積率、店舗床面積や駐車場台数の検討が行われております。
 次に、検討しております配置イメージ図がこちらの2例でございます。
 両例とも、先ほどお示ししました公共施設計画等の考え方を網羅したものとなっております。
 左側の駅前広場を中央にした配置例につきましては、施設建築物が南北2地区に分割された配置としております。
 この配置例のメリットとしましては、駅舎自由通路から周辺道路に向けてのスムーズな歩行者動線が確保されるとともに、施設建築物については、商業棟、住宅棟の分離などが可能となります。デメリットとしましては、バス、タクシーと一般車との分離ができないこと、施設建築物が分棟となるため、建設コストが増加することなどが挙げられます。
 次に、右側の駅前広場を南側、施設建築物を北側に配置した場合のメリットとしましては、一般車の駅への寄りつきがバス、タクシーと分離可能となるため、交通の整序化がさらに図られること、施設建築物については、商業空間等が北側敷地地上部で大きく確保できること、デメリットとしましては、駅前広場において、駅舎自由通路から周辺道路へ向けての平面でのスムーズな歩行者動線の確保が難しいこと、施設建築物については、商業施設と住宅施設の分離ができないことなどが挙げられます。
 次に、西口駅前広場の暫定整備について、ご説明いたします。
 資料、次ページをお開きください。
 将来の抜本的な整備につきましては、検討を進めているところでありますが、現在、駅前広場内に乗り入れを行っている路線バスや学校等の送迎バス、タクシー等の交通混雑により、路線バスが乗り場に正着できないことや、タクシー待機者が路線バス降車場と交錯する等の交通の課題を解消するため、一定の整備を行ったものであります。
 具体的な整備内容としましては、タクシーの待機場を歩道から離れた位置に新たに確保するとともに、身障車や一般車、スクールバス等の乗降場を歩道沿いに新たに設置したものであります。
 整備による効果といたしましては、路線バスと送迎バスの乗降場の分離が図られたことや、タクシーが歩道沿いに待機していたことによる路線バス降車場附近での二重駐車が解消されたことなどであります。
 残された課題といたしましては、通過交通車両を含む一般車による交通がふくそうしていることなどが挙げられます。
 市における今後の取り組みとしましては、駅前ビルの建てかえ、駅前広場の交通処理等、駅前の再整備計画を総合的に進めていくことを基本に協議調整を行い、計画検討の熟度に応じて、交通事業者等との協議を進めるとともに、駅前の顔にふさわしい景観形成、都市機能施設等についての検討を行います。
 目標といたしましては、平成28年度末の市街地再開発事業等の都市計画決定に向け、事業パートナー等と連携し、関係機関との協議に取り組んでまいります。
 以上で、JR茨木駅及び阪急茨木市駅西口駅前整備についての説明を終わります。
 次に、(仮称)JR総持寺駅及び周辺整備事業について、ご説明いたします。
 資料3をお開きください。
 平成30年春の新駅開業を目指して、駅施設、自由通路、歩行者専用道路等の整備に取り組んでおり、ディベロッパー施行によるマンション開発においても、第1期棟に引き続き、第2期棟についても間もなく完成し、本年3月3日から入居開始予定と聞いております。
 次に、事業進捗等をごらんください。
 JRによる鉄道工事では、昨年度、軌道の土留め擁壁工事と線路上下線の外側線軌道の切りかえ工事が完了しており、今年度は駅舎、橋梁部分の仮土留め工事と、線路上下線の内側線軌道の切りかえ工事を行っております。平成28年度からは、駅舎部の掘削工事、駅舎築造工事に着手するとともに、ディベロッパーによるマンション開発においても、第3期棟の建設工事に着手する予定と聞いております。
 こちらが、新駅設置の大阪方を望むイメージ図になります。左方向が大阪側、右方向が京都側、写真右奥が三島中学校になります。赤い線が駅設置後の線路であり、その線路の下に駅舎及び自由通路を構築してまいります。
 駅前広場の規模は約2,300平米で、広場内には、バス、タクシー、一般車の乗降バース等を配置し、自転車、自動二輪車駐車場についても、隣接して設置する予定であります。
 駅舎につきましては、半地下式駅舎となり、ホームは島式の1面、8両対応の延長約165メートル、幅員は約8.2から9メートルであり、施設については、エレベーターは貫通型の11人乗り、エスカレーターは上り下り各1基、その他多目的トイレ、誘導警告ブロック等が設置され、バリアフリーに配慮された駅舎となります。
 こちらは、昨年11月時点での内側線軌道の切りかえ工事の現場の状況です。
 新駅東側の府道総持寺停車場線上空に架設されている五反田橋梁につきましては、本年5月の内側線切りかえ工事完了後、8月に既設桁の撤去を行うことにより、現在の空頭高さ約3メートルは約3.8メートルとなり、大型バス等の通行が可能となります。
 次に、周辺整備について、ご説明いたします。
 資料、次ページをお開きください。
 周辺整備につきましては、庄中央線整備事業、総持寺停車場線整備事業、(仮称)JR総持寺駅周辺整備事業、阪急総持寺駅西口駅前交通広場の4つの事業を計画しております。
 庄中央線整備事業につきましては、事業区間は駅へのアクセス道路との交差点から千歳橋手前の庄二丁目交差点までの延長約420メートル、計画幅員は標準部で両側歩道を2.5メートル、両側自転車レーン0.7メートル、車道幅員5.6メートルの全幅12メートルとしており、自転車レーンの設置等により、通行環境の改善を図ってまいります。
 昨年12月末時点での事業進捗につきましては、物件調査が27件行われ、用地取得は今年度、赤色着色部3件を取得し、昨年度取得済みの黒色着色部1件と合わせ、4件が取得済みとなっております。今後も引き続き、物件調査をもとに順次、用地交渉を行い、一定区間、事業用地が確保できれば、道路工事を実施してまいります。
 次に、総持寺停車場線整備事業につきましては、事業区間は阪急総持寺駅から国道171号西河原交差点までの延長1,200メートル、計画幅員は、現在、西側にある水路を暗渠化することにより、両側歩道2.5から3メートル、両側自転車レーン0.7メートル、車道5.6メートルの全幅12から13メートルの整備を行うこととしており、市道庄中央線と同様、自連車レーン等の設置により、通行環境の改善を図ってまいります。
 今年度の事業進捗につきましては、国道171号西河原交差点から、五反田橋梁附近までの延長560メートルの道路詳細設計、西河原交差点改良における旧たばこ店の用地取得、また、庄栄小学校附近での延長80メートルの道路工事を、平成27、28年度の継続費設定を行い、実施しております。
 来年度につきましても、引き続き阪急総持寺駅附近までの延長370メートルの道路工事を、平成28、29年度の継続費設定を行い、実施する予定であります。
 次に、(仮称)JR総持寺駅周辺整備事業につきましては、軌道沿いの現在西行きの一方通行道路が府道との交差部において見通しが悪く、危険な状態であるため、車両の通過交通を排除し、その代替機能として、新たに総持寺交番前の信号交差点への道路を整備いたします。今年度は1件の用地取得と延長220メートルの道路詳細設計を実施しております。来年度は、青色着色部の未取得用地の用地境界確定作業を行い、用地交渉を行ってまいります。

○田邊都市政策課長 続きまして、阪急総持寺駅西口駅前広場の都市計画決定に係る進捗状況について、ご説明させていただきます。
 資料、次ページをお開き願います。
 (仮称)JR総持寺駅設置にあわせ、府道総持寺停車場線の整備を府と市が連携して進めてまいりますが、大阪府からは道路整備後、都市計画道路総持寺太田線の阪急総持寺駅と国道171号間の都市計画の廃止と、市道として移管したいとの要望が示されており、現在、本路線につきましては市道認定もしている状況でございます。
 都市計画道路総持寺太田線の阪急総持寺駅から国道171号間の廃止に伴い、現在、附帯施設として位置づけられております駅前交通広場もあわせて廃止となりますことから、阪急総持寺駅前の交通結節点の機能の強化と利便性向上に向け、本市が新たに駅前広場を都市計画決定したいと考えているものでございます。
 新たに都市計画決定を予定しております駅前交通広場は、地形上の課題や事業費等、数案を比較検討した結果、現府道の南側で市営総持寺自転車駐車場と隣接する場所に配置したいと考えており、面積は約2,900平方メートルで、バスバース1台、タクシーバース2台、一般乗降用4台、身障者用1台がそれぞれ確保できる広さとしております。
 都市計画に関する手続といたしましては、これまで関係地権者への説明を行っており、3月下旬には地元説明会を大阪府と合同で開催し、大阪府による公聴会を経て、6月ごろに本市都市計画審議会でご審議いただいた上で、阪急総持寺駅西口駅前交通広場の都市計画決定を行い、7月ごろには大阪府都市計画審議会にて、都市計画道路総持寺太田線の一部区間並びに附帯する駅前交通広場の廃止に係る都市計画変更を行っていただく予定としております。
 なお、今年度から、(仮称)JR総持寺駅の開業にあわせ、阪急総持寺駅と新駅間の道路整備工事に着手しておりますが、本駅前広場につきましても、できるだけ道路整備にあわせて整備したいと考えているところでございます。
 以上で、(仮称)JR総持寺駅及び周辺整備事業についての説明を終わらせていただきます。
 続きまして、平成25年度から取り組んでおります、目垣・南目垣・東野々宮地区並びに平田・玉島・野々宮地区での広域幹線道路沿道における都市利用検討の進捗状況につきまして、ご報告させていただきます。
 資料4をお開きください。
 まず、目垣・南目垣・東野々宮地区ですが、検討地区面積として約70ヘクタール、うち農地面積が約41ヘクタールの区域で、農地の地権者数は244人でございます。
 本地区につきましては、事業化検討パートナーであります、株式会社イトーヨーカドーと株式会社竹中土木におきまして、大規模商業施設と大規模物流倉庫の提案が示されておりますが、昨年7月に地権者を対象とした意向調査が実施され、事業に対する考えや今後の土地利用の意向などをお聞きしております。
 意向調査では、地区の中央を横断しております十三高槻線を境に、北側と南側で非常に特徴のある結果があらわれております。地区全体の地権者数の人数割合では、おおむね80%が事業に理解いただいているものの、面積割合では、図面で赤色の四角で囲んでおりますけれども、北側では今後も農地としての利用意向が57.4%、都市的な土地利用への転換が42.6%となっております。一方で、南側では、農地の利用意向が15.3%、都市的な土地利用意向が84.7%となっております。
 この結果を町丁目ごとに円グラフで示しておりますけれども、十三高槻線北側にあります目垣一丁目では、農地利用が59.8%で、赤枠で囲んでおりますとおり、都市的な土地利用が40.2%。同じく、グラフの右側になりますけれども、二丁目では53.3%と46.7%。左下のとおり、三丁目では57.1%と42.9%であり、いずれも過半の地権者が農地の継続を希望されているという結果になっております。
 反対に、十三高槻線南側では、左下のとおり、東野々宮町は農地利用の方が23.3%、都市的土地利用の方が76.7%。同じく右側のとおり、南目垣一丁目では5.4%と94.6%。その下の二丁目では20.7%と79.3%。一番下にあります三丁目では5.6%と94.4%と、大多数の地権者が都市的土地利用を希望されているという結果を得ております。
 資料、次ページをお開き願います。
 この結果を踏まえ、今回の事業区域につきましては、十三高槻線の南側を基本に設定したいと考えており、この方針を12月19日に開催いたしました地権者説明会でお伝えし、参加者から了承を得たところでございます。また、この方針を全地権者にお伝えすべく、ニュースレターとして送付をしております。
 今後のスケジュールですが、引き続き地権者の意見に耳を傾けながら、本年3月ごろをめどに事業採算性を検討し、総事業費、平均減歩率などをお示しした上で、さらなる事業への賛同率の上乗せと仮同意書の取得を行いながら、平成28年度中には土地区画整理準備組合の設立を目指していきたいと考えております。
 なお、順調に事業が進捗いたしますと、平成30年ごろには土地区画整理組合が設立され、平成34年ごろにはまちびらきとなる予定であります。
 なお、行政手続につきましては、事業進捗にあわせ適宜進めてまいります。
 続きまして、平田・玉島・野々宮地区についてでございます。
 資料の次ページをお開き願います。
 検討区域といたしまして約20ヘクタール、うち農地面積が約12ヘクタールの区域で検討を進めているもので、農地の地権者数は97人でございます。
 本地区につきましては、事業化検討パートナーであります、株式会社日本エスコンと清水建設株式会社等により、商業施設、健康福祉施設等が複合した案が示されており、昨年6月14日に開催いたしました、全地権者を対象とした説明会におきまして、想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率などが提示され、8月には事業に対する考えや、今後の土地利用の意向などについての意向調査が実施されておりますが、平田地区、玉島地区、野々宮地区でそれぞれ大きく異なる結果となっております。
 地区全体の地権者の人数割合では、おおむね80%の方が事業にご理解をいただいているものの、今後の土地利用意向につきましては、地区ごとに差が生じている状況でございます。
 まず、平田地区につきましては、今後も農地としての利用意向が38.1%、円グラフで赤色で囲っておりますが、都市的な土地利用への転換を希望される方が46.6%となっております。
 同じく真ん中の玉島地区では、農地としての利用意向43.3%、都市的な土地利用への転換が45.1%となっており、この2地区につきましては、面積割合では、農地としての利用を継続したいという意向を示された方が多い状況でありますが、大規模農地所有者の意向が結果に反映されたものと捉えております。
 一方、野々宮地区では、農地としての利用が8.3%、都市的な土地利用への転換を希望されている方が70.2%となっており、大半の方が都市的な土地利用を望まれている状況でございます。
 ただ、各地区とも、いまだ検討中の方が一定数おられること、また平田、玉島の両地区におきましても、大規模農地所有者も含めて、将来にわたる農業継続には不安を持っておられる方が多くおられることから、地区ごとに勉強会を開催するなど、事業への理解と賛同率を高める取り組みを進めながら、賛同率や都市的土地利用への転換意向の高い地区から、先行して事業化を目指すことを視野に入れた取り組みも進めてまいりたいと考えております。
 当面のスケジュールですが、平成28年度中には土地区画整理準備組合を設立し、平成30年度に組合の設立、平成33年度のまちびらきを目指してまいりたいと考えております。
 なお、先ほどの目垣地区と同様、市街化区域へ編入するための線引きにつきましては、本年2月に開催されます大阪府都市計画審議会におきまして、保留フレームが設定される予定であり、土地区画整理組合の設立にあわせて、市街化区域へ編入していただいた上で、事業に本格的に着手することになりますが、並行して大阪府と農水産省の農用地除外に係る本格的協議が進められていくということになります。
 以上で、広域幹線道路沿道の土地利用検討についての説明を終わらせていただきます。

○上田嘉夫委員長 「平成27年度事業の推進状況について」の説明は終わりました。
 次に、「策定中の各種計画・構想について」、説明を求めます。

○田邊都市政策課長 それでは、資料5をお開きください。
 現在の本市の中心市街地活性化基本計画では、旧の中心市街地活性化法に基づいた計画として、平成16年に策定したものでありますが、全国的には中心市街地の活性化のために、さまざまな対策が講じられてきたにもかかわらず、中心市街地における居住人口の減少や衰退に歯どめがかからないことから、中心市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を、総合的かつ一体的に推進するため、市が作成した中心市街地活性化基本計画を内閣総理大臣が認定し、基本計画に掲げている各施策を国が重点的に支援するといった法改正が、平成18年になされております。
 そのため、現在の本市の中心市街地活性化基本計画は、任意の行政計画の位置づけとなっているものでございます。
 現在、本市の中心市街地におきましては、ハード整備ではJR茨木駅及び阪急茨木市駅前周辺の再整備検討や、両駅間を結ぶ道路の一方通行化構想、市民会館跡地利用検討などがあり、ソフト事業では立命館大学大阪いばらきキャンパスを生かしたまちづくりや、市民などが主体のさまざまなイベントなどの開催等、これらの中心市街地の活性化につながる各取り組みを総合的に進めるため、改正中心市街地活性化法に基づく中心市街地活性化基本計画の策定に向け、法の規定に基づき、昨年7月に設立されました外部の有識者等で構成された茨木市中心市街地活性化協議会や実務担当者で構成された専門部会の意見をお聞きしながら、平成26年度から取り組んでいるものであります。
 また、庁内組織である連絡会議や幹事会におきましても、関係各課で連携しながら、横断的な検討を行っております。
 外部組織であります協議会は、必須構成員であります都市機能の増進を茨木市観光協会に、経済活力の向上を茨木商工会議所とし、その他の構成員として学識経験者や商業団体連合会などで構成されており、実務担当者からなる専門部会をその下に設置をしていただいております。
 協議会は昨年7月に第1回目、本年2月1日に第2回を開催いただく予定としておりまして、専門部会につきましては、昨年8月に開催いただいております。
 また、庁内関係部課で構成されました連絡会議及び幹事会につきましては、これまで2回、幹事会を開催し、検討を行っております。
 一方で、本基本計画を所管いたします内閣府からは、基本計画の認定に対して、ハード事業とソフト事業のバランスのとれた計画とする必要があること及び計画期間中に実施する具体的な事業を記載する必要があると指摘を受けているところでありますが、現時点で、ハード事業についての整備スケジュールに不確定要素があること、ソフト事業についても、新たな事業提案の検討が必要なことなどから、基本計画認定の時期の精査が必要と考えております。
 次に、基本計画の策定スケジュールについてですが、これまで基本計画の策定に着手した平成26年度には、各種データの整理、分析と課題の抽出、基本方針の検討、関係者間へのヒアリング等を実施するとともに、一方通行化のシミュレーション映像資料を策定してまいりました。
 また、今年度におきましては、中心市街地活性化協議会の設立及び基本計画案の検討や、シミュレーションを用いて商業者等との意見交換などを行ってまいりました。
 当初計画では、平成28年度末の総理大臣認定を目指して取り組みを進めてまいりましたが、内閣府からの指摘や指導を踏まえ、策定年度を精査したいと考えております。ただし、認定基本計画となれば、中心市街地の活性化に寄与する国補助メニューの採択や補助率の上乗せ等が可能になりますので、各事業の進捗状況を勘案し、適切な時期に認定が得られるよう、取り組んでまいりたいと考えております。
 以上で、中心市街地活性化基本計画の策定についての説明を終わらせていただきます。

○藤田道路交通課長 それでは、バリアフリー基本構想について、ご説明いたします。
 これまで、茨木市バリアフリー基本構想協議会は、平成26年7月18日に第1回を開催し、2年にわたって6回の協議会を開催してまいりました。昨年12月14日の協議会におきまして、バリアフリー基本構想の素案をご承認いただき、現在、12月25日から1月25日の間でパブリックコメントを実施しているところでございます。その後、2月に第7回の協議会を開催し、基本構想案の承認をいただく予定にしております。
 基本構想では、基本理念として、「いつでもだれもが、バリアをかんじず、らくらく移動できるきもちのやさしいまち いばらき」を掲げ、バリアフリー推進に当たっては、「カタチ」、「こころ」、「しくみ」の3つのポイントを考慮していくこととしております。
 基本構想では、整備目標を平成32年度としており、重点整備地区であるJR茨木・阪急茨木市駅周辺地区、総持寺駅周辺地区、南茨木駅周辺地区のバリアフリー化を優先的に推進するとともに、その他のエリアにおいても適宜、整備を行い、平成33年度には事業進捗の検証や計画の見直しを行うこととしております。
 それでは、それぞれの重点整備地区の区域面積、生活関連経路、生活関連施設について、お示しいたします。
 JR茨木・阪急茨木市駅周辺地区におきましては、重点整備地区区域面積約4.11平方キロメートル、生活関連経路の総延長約13.29キロメートル、生活関連施設につきましては、JR茨木駅、阪急茨木市駅を初め、市役所やローズWAMなどの公共施設、病院、大型店舗など30施設を設定しております。
 総持寺駅周辺地区におきましては、重点整備地区区域面積約1.34平方キロメートル、生活関連経路の総延長約3.63キロメートル、生活関連施設につきましては、阪急総持寺駅や現在工事中である(仮称)JR総持寺駅、公共施設など8施設を設定しております。
 南茨木駅周辺地区におきましては、重点整備地区区域面積約0.56平方キロメートル、生活関連経路の総延長約4.45キロメートル、生活関連施設につきましては、阪急南茨木駅、大阪モノレール南茨木駅、公共施設など7施設を設定しております。
 今後の予定ですが、現在、実施しているパブリックコメントの結果をまとめた後、2月下旬開催予定の第7回協議会において、バリアフリー基本構想の案としてお諮りし、今年度末の策定を予定しております。
 また、基本構想策定後は、各施設管理者において特定事業計画を速やかに作成することとなっておりますが、本市が管理する道路、都市公園、建築物におきましては、基本構想策定と並行して、今年度末に特定事業計画を作成し、来年度より事業を開始したいと考えております。
 以上でございます。

○岸田市街地新生課長 次に、東芝スマートコミュニティ構想について、ご説明いたします。
 資料7をお開きください。
 東芝大阪工場跡地の現状としましては、約18.5ヘクタールの区域において、平成30年春の一部まちびらきを目指し、進出事業者の確定に向け、協議が進められているところであります。
 平成27年度につきましては、東芝が中心となり、地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業に取り組んでおり、内容はエネルギーマネジメントを含むエネルギー供給事業の事業化調査、検討、事業性評価を行うものであります。
 事業者は株式会社東芝、株式会社関電エネルギーソリューション、大阪ガス株式会社、本市の4者となり、事業期間は平成27年7月31日から平成28年2月29日まで、設置されている調査委員会のメンバーは、学識経験者及び大阪府、オブザーバーとして、近畿経済産業局、関西電力、大阪ガス、本市であります。
 本委員会の開催状況は、第1回は平成27年9月29日に開催し、本事業における検討内容についての審議、第2回は平成27年12月14日に開催し、成果報告書(案)の審議、第3回は平成28年1月26日を予定しており、第2回の委員会での協議を踏まえた成果報告書(案)の審議を行います。
 以上で、東芝スマートコミュニティ構想についての説明を終わります。

○上田嘉夫委員長 以上で、「策定中の各種計画・構想について」の説明は終わりました。
 休憩いたします。
    (午前10時48分 休憩)
    (午前10時49分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 「平成27年度の進捗状況について」並びに「策定中の各種計画・構想について」、発言なさる方はございませんか。

○青木委員 説明ありがとうございました。
 時間の関係もありますので、数点だけご質問させていただきたいと思います。
 まずは、JR茨木駅前整備についてですけれども、エキスポシティが開業いたしまして、モノレールの利用客も7,000人から3万7,000人ほどに、かなり多くの方が利用されているということでありますけれども、この影響、当初の予測と、これからまた新しい施設も整備されるということですけれども、これからの予測について、お聞かせください。
 また、スタジアムがこれから利用開始になりますが、これが与える本市への影響についてもお聞かせください。
 次に、JR茨木駅西口についてですが、バリアフリー化がされて、安全・安心ということが大変喜ばれておりますけれども、課題も幾つか挙げられております。課題についても、その都度、私も担当課に話をさせていただき、対応はその都度していただいておりますけれども、今挙げられている課題について、どのように対応されるのか、お聞かせください。
 また、JR茨木駅前整備につきましては、今、検討委員会のほうで最終、耐震化されるのか、また建てかえされるのか、駅前ビルについては検討されるということで、夏、秋ごろですか、結論が出されるということを聞いておりますが、建てかえとなった場合に、この今、2つの案が出されております。それぞれの施設の内容について、わかる、検討されている範囲でお聞かせをいただきたいと思います。
 また、私は、このJR茨木駅の外観についてもお示しをいただいておりますけれども、駅舎とのビル、商業施設、または住居施設等についての連続性が重要だと考えますが、これについてもお聞かせください。
 最後になりますけれども、この駅前整備がなされますと、非常ににぎわいが創出できると思います。ただ、ここはこの駅前の広場のみで完結するのではなくて、回遊性を持たせる、またこれから中心市街地の活性化等についても、広がりを持たせるようなということを考えますと、近くには春日商店街があります。こちらも非常に現在、頑張っておられまして、にぎわいがあるのですが、これがJRの西口と一体化されると、さらに回遊性が広がるのではないかと思いますので、ぜひとも今、さまざま検討範囲が広がっておりますが、春日商店街への動線の確保ということも、私は検討に入れていただきたいと思うのですが、これについて、お聞かせください。

○岸田市街地新生課長 まず、エキスポシティ開業に伴う影響についての当初予測と今後の対応ということでございます。
 エキスポシティ開業に伴う影響についての当初予測では、自家用車等での来場による駐車場の満車状態等が原因により、万博外周道路はもとより、エキスポロードや産業道路、国道171号にまで渋滞が発生するのではないかと想定しており、開業直後には、それらの道路の歩道上に、駐車場の空き状態を知らせる看板とともに、誘導員を配備するなどの対応をしておりましたが、駐車場については満車状態もほとんど発生せず、周辺道路についても、これまで開業の影響による渋滞等の発生については、聞いておりません。
 今後、発生した交通等の諸問題については、設置することとしている事業者、吹田市、警察、道路管理者、その他関係機関を構成員とする協議会において、取り組むこととしております。
 次に、市立吹田スタジアムにおけるJリーグ開催等による影響についてでございます。
 試合開催日の自動車での来場を抑制するため、スタジアムの駐車台数は2,000台までの事前予約制としていること、JR茨木駅から万博公園東口までのバスの臨時直行便についても、現在よりも増便を行い対応することから、特に影響はないものと考えております。また、Jリーグ開催を万博公園の桜祭りやゴールデンウィーク等の特異日と重ならないよう、サッカー協会へ要望していると聞いております。
 次に、昨年度行いました、バリアフリー化後の課題とその対応についてでございます。
 まず、課題につきましては、エキスポシティ行き及び近鉄バスの弁天行きについては、引き続き歩道橋利用が必要なこと、一般車の乗降場が確保されていないこと、駅利用交通と駅通過交通がふくそうしていることなどが挙げられます。
 その対応につきましては、近鉄バスの弁天行きについては、この春のダイヤ改正時に平面アクセスが可能となったバス停へ移動してもらうよう、近鉄バスに要望しております。
 一般車の乗降場については、その路面表示について、茨木警察と現在協議中であります。
 その他の課題につきましては、現在進めております抜本的な整備の中で検討してまいりたいと考えております。
 次に、JR駅前広場での施設建築物の施設の内容についてでありますが、イメージとして2案、ご提示させていただいたものであり、施設の内容については、今後の協議ということにさせていただいております。
 そして、JR駅舎から駅前広場内の施設建築物や、また、春日商店街への動線の確保についてでございます。
 駅前広場については、JR西日本においても、駅舎と連続性を持たせた商業施設等の建築物について整備したい意向を示しております。市といたしましても、駅前広場においては、交通結節点の機能強化だけではなく、回遊性を高め、憩いやにぎわいが生まれるよう、それらの施設建築物との連続性、また、春日商店街等へのスムーズな動線の確保について、検討してまいりたいと考えております。

○青木委員 エキスポシティとか、また、スタジアムの利用開始については、これからさまざまな課題が出てくるかもわかりませんが、その都度、また対応をお願いいたします。
 それから、バリアフリー化されてから、供用開始されてからさまざま出た課題についても、その都度、対応をきちんとしていただいていることに、非常に感謝をしております。残された課題についての対応もお願いいたします。
 それから、JR駅前のビルにつきましては、結論はまだ出ていないということで、施設のあり方等については、今の段階ではまだ決められることではありませんが、建てかえの方向性になれば、今、課題となっております住居棟と、それから商業棟ということでありますが、やはりこれから、JR駅前整備をされるに当たっては、将来にやっぱり宿題を残さないような駅前広場のあり方、また駅前ビルのあり方ということを、ぜひ検討していただきたいと思います。
 また、茨木市のこの景観にふさわしいような、この茨木市のよさというのは、7割が緑ということで、緑のよさを生かしたこの駅前広場、茨木の緑を眺望できるような駅前広場であったら、それがふさわしいのかなと、私、個人的には考えております。
 また、にぎわいとかいうことも非常に重要だと思いますけれども、茨木市のこの中心市街地の回遊ということについてもぜひ考えていただき、先ほどの答弁のとおり、検討を丁寧にしていただきたいと思います。そのことを要望しておきます。
 そしてまた、この検討手法につきましては、専門家の意見とか市政顧問等にも、まちづくりの専門家の方がいらっしゃいますので、ぜひとも活用していただきながら、まちづくり、この駅前広場についてもぜひ進めていただきたいと思います。
 もう1つですけれども、中心市街地につきまして、協議会が今年度設置をされて、開催されたということです。これは必須ということで聞いております。それと専門部会、また庁内については連絡会議、幹事会ということで、それぞれ設置をされましたが、その役割について、また取りまとめはどのようにされるのか、お聞かせください。
 また、ハード事業とソフト事業を並行して進めていくということですけれども、この事業メニューについて、現在のところ考えておられること、また整理はどのようにされるのかについて、お聞かせください。
 それから、この中心市街地を整備するに当たっては、やはり市民の意識の醸成というものが非常に重要だと思います。まだまだ、今、どのような検討をされているのか、どういう状況になっているのか、どういうまちづくりにしたいのかという、市民の意識の醸成がどれくらいなのかなということを非常に考えておりますが、例えばアンケートをとられるなど、考えておられるのかどうか、お聞かせください。
 また、今後のタイムスケジュール、平成28年度には中心市街地の活性化基本計画を策定して、総理大臣の認定をもらうという目標を持っておられますが、これがスケジュールどおりにいくのか、非常に私は懸念しておりますが、この辺についてもお聞かせください。
○田邊都市政策課長 まず1つ、初めにありました協議会、専門部会、あと庁内の連絡会議、幹事会の役割というところでございます。
 中心市街地活性化協議会の役割ですけれども、まず大きな役割といたしましては、中心市街地の活性化のために、総合的かつ一体的な増進に関し、必要な事項について、まず協議を行うということと、市が作成いたします基本計画に定める事項について、意見を述べることができるということが、法に規定されておりまして、そういった役割を協議会が担うということになります。
 また、本市の場合、その下に専門部会というのを設けておりまして、その専門部会は、その計画策定に当たって、それぞれ中心市街地にかかわっておられる方から、その基本計画に定める事項について、より具体な実務担当者レベルでお話を聞けるような体制を整えているというものでございます。
 また、庁内組織であります連絡会議及び幹事会ですけれども、まず連絡会議におきましては、中心市街地の活性化を図るためには、やっぱり市内部の連携というところが非常に大事かなというところもございまして、連絡会議においては、そういった庁内の関係各課の調整を行いながら運営をしていただいているということで、構成メンバーでは両副市長を筆頭に、関係部課長に集まっていただいているというような状況でございます。
 また、幹事会につきましても同じく、今度、計画を定める中で、具体な計画を、事業提案をしていくという必要がありますので、そういったことから、それぞれの事項について実務担当レベルといいますか、もう少し下のレベルで幹事会というのを構成しておりまして、庁内の関係各課の連携を深めながら、それぞれの施策について定めていくというようなことで、進めているところでございます。
 また、ハード整備、ソフト事業というところですけれども、ハードにつきましては大きな問題として、両駅前の周辺の再整備の話、あとは一方通行化の構想、また市民会館の建てかえとか、阪急の東側をどうするのかとかいうところが、いろいろハードとしては、やっぱり中心市街地活性化の目玉になっていくんだろうなというふうに思っております。
 また、ソフトについては、今、昨年度来、ずっとヒアリング等を行っておりますけれども、実際、地元の方々でいろいろ、商店街も含めて市民の方、それぞれが、いろんな形で中心市街地にかかわりながら取り組みを進めていっていただいていますので、そういった事業を、新たな事業を掘り起こしたり、そういったところを検討して進めているというような状況です。
 また、あわせて市民意識の醸成というところですけれども、ここにつきましても、基本計画自体は、プレーヤーを決めて、いつ、どこで、誰が、どういうことをするんだということを、一つ一つ掲げていく必要があるんですけれども、その協議会にしても、市民の代表の方も入っていただいていますし、イベント等、実際市民の方がたくさんやられていますので、その辺の意見を丁寧に聞きながら、拾い上げながら、それぞれの事業について定めていくというふうになっております。
 また、ハードにつきましても、例えば一方通行化とかでしたら、シミュレーションをつくって、市民の皆さんを初め、いろんなところで見ていただきながら、意識の醸成、イメージの共有ですね。そういったものを図りながら、みんなで中心市街地とはどうあるべきかというのを考えながら、進めていきたいというふうに思います。
 タイムスケジュールなんですけれども、先ほどちょっとご説明をさせていただきましたが、当初、今年度案を策定して、平成28年度末の認定というのを考えていたのですけれども、そのハード事業とソフト事業をまずバランスよく配分しなさいねというところと、ハードにつきましても、先ほど大きな構想、計画はあるんですけれども、なかなかまだちょっと事業実施時期が明確にできないところもございまして、若干スケジュールについては精査が必要というふうに、今考えておりまして、平成28年度末の認定にこだわらず、もう少しその辺の熟度を高めて、適切な段階で認定を目指したいというふうに考えているところでございます。

○青木委員 最後、要望させていただきます。
 今、おっしゃっていただいたように、きちんと計画の中で、今、懸案となっております市民会館の跡地利用とか一方通行化についても、これは本当に重要な問題ですので、期限を切ってしまうと、なかなかそこが難しいところもあります。ただ、でもやはり断続的に、この1年間は集中的に審議していく、私たち議員もそうだと思いますので、審議をしていきながら、よりよいものをつくっていただきたいと思います。
 この委員会でも視察に行かせていただいたり、また会派でもさまざま、この中心市街地とか、また駅前広場とかの視察をさせていただく中で、一番大事なのは、この茨木市民、住んでおられる28万市民ができるだけ納得のいく、本当に誇れる、そういうまちづくりをやっていただきたいです。イベントとかに参加される方はごくごく一部ですので、そうではない、通常暮らしておられる市民の方が本当に喜んでいただけるまちづくりに取り組んでいただくように、より広い市民に声を聞いていただく機会をぜひつくっていただきたいということを要望しておきます。
 以上です。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○桂委員 ばらばらとなってしまいますが、順番に、細かいこともあります、すみませんがお願いします。
 まず、JR茨木の2案、資料1のところなんですけれども、1棟の場合というのと2棟構成ということで、今回示していただいたわけですけれども、この場合、容積率等を含めて高さというのは1棟の場合と2棟の場合と大体、天はこれぐらいだよというのは今想定していらっしゃるのであれば、平面図なのでそのあたりが見えないので高さの大体のことがわかれば教えていただければなと思います。
 それと、阪急茨木市駅西口のものもパターン図、配置イメージというのを出していただきました。ちょっとこの配置イメージを見てみますと、グリーンの環境空間ということであけていただいている部分、今でいう永代ビルのところがそうなのかなというふうに思うんですけれども、今回、これを見て初めて隣が大谷学園、御坊さん、茨木別院があって、ここはちょうど今お墓のところなんですよね。それと、保育園の園舎が真横にあって、ここちょうど今、永代ビルがあるからこそ保育園もそんなに、通わせている保護者としても、違和感なく行けているんですけれども、その真ん前がこういう空間になってしまったとき、保育園へ与える影響や、また、今お墓が正直、むき出しの部分がありますよね。視覚に必ず入ってくる状態があるんですけれども、ここは周辺ということで、大谷学園さん、茨木別院さんへのお声がけというのはされているのでしょうか。また、この周辺整備で環境空間ということで捉えたときに、対応というものも、別院さんのほうへお願いしていかないといけないのかなとも思うんですけれども、この周辺、また、今これを見て、私は茨木別院が気になったわけですけれども、周辺でエリアには今入っていないけれども、関係してくるようなところがほかにあるのかどうか、またその対応などもお聞かせいただければありがたいです。
 次、全部まとめていってしまいますが、野々宮、目垣の関係です。
 これもアンケートを示していただいて、非常にわかりやすいです。面積割合回答率ということで、先ほどご説明でもありましたけれども、大きい土地を持っていらっしゃる方の意見が反映されるようなアンケートだということを認識をしておきたいとは思います。
 ちょっと質問なんですけれども、質問、全部質問ですけれども、保留フレームの設定のところで、例えば、目垣のほうで言うと、目垣一丁目、三丁目、二丁目のほうも保留フレームとしてはきちんと位置づけられるという認識でいいんですか。それをちょっと確認しておきたいです。
 さらに、その後の流れとして、区画整理準備組合設立の場合には、これが南目垣のほうだけになる。また、そこの対象の地権者は160人というふうに、今までやってこられてきたけれども、次の準備組合設立のところでちょっと分かれるというか、絞られてくるという認識でいいのかどうかの確認をさせてください。
 それから、これは以前から建設のときや、この特別委員会でもお話しさせていただいたかと思うんですけれども、やっぱり農業としてどう残していくのかというのが、この地域では非常に地権者の方数名とお話をしても農業や、また、農空間というものを次世代に引き継ぎたいと思っていらっしゃる方のご意見を聞くことが非常に多い地域かなと思っています。ただ、農業をやっていきたいけれども、やっぱり高齢化であったり、農業だけでは専業としてはもちろんやっていけないので、次世代に引き継ぐときにも兼業としてやっていく、やっていかなければならない。そのときに、例えば、こういう機会を利用して、農業地集約をしたときに、どこかのNPOであったり、有限、株式であったり、農業の請け負いといいますか、支援するような企業とのジョイントということも一定考えるとてもいい機会なのかなと思うのです。これは以前から主張させていただいているわけですけれども、何かこのあたりでの取り組みというのは農林課と共同してやっていただけているのかどうか、確認をしたいと思います。
 それから、次に中心市街地の計画の関係です。
 ちょっと本当に申しわけないんです。そもそも論をさせてください。中心市街地の計画も国からこういうメニューがおろされてきて、茨木も使えるよねというところで認識をしていました。きょうのご説明でも、田邊都市政策課長からのご説明で、いかにうまく国のほうの予算を引っ張ってこれるのかということをとても大事だなと思いながら聞いていたんです。ちょっと私自身の反省なんですけれども、やっぱり最近、お金を引っ張ってくることばっかり私、気になっていて、そもそも何で中心市街地をやらなあかんのやろうというところに、この前、平成25年度の地方創生推進室がまとめた資料なんかを見ていて感じたんですけれども、やっぱり他市も先行してやられているところも、目標設定というのが本当にさまざまな形であるわけです。本市の場合、ちょっと改めて伺いますが、何のために中心市街地の活性化は目標として、例えば1つ、もしくは、3点ぐらい挙げるのであれば、何が目標になるのかをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 それと、あと具体的なスケジュールのところで、青木委員が質問されたわけですけれども、青木委員がおっしゃったように、私もお尻を余りかつかつに決めずにきちんと熟議といいますか、市民合意をとりながらやっていっていただきたいというのは同じ意見であります。平成27年度のところに課題を踏まえた目標と指標の設定というような赤字で資料の中にも書いていただいているんです。その上には、中心市街地活性化基本計画案の検討とあるんですけれども、この案の段階で示されるのは平成28年度のどこかの時点で示していただくのか、平成27年度中に案だけは示しましょうということで示していただくのか、その辺のちょっと細かい流れもお聞かせいただければありがたいと思います。

○岸田市街地新生課長 まず、JR茨木駅西口についてでございます。
 お示しさせていただきました配置イメージにつきましては、現在、駅前ビルの方向性も定まっていない中でのイメージ図となっております。よって高さ等については、具体的な数字等については、まだ今のところ未確定というところになっております。
 ただ、この2棟を配置する案でいきますと、一方が低いもの、一方が高いものになるのかなというところで、この区域、駅前ビルについても住居と商業施設が入ってございます。軌道敷沿いの密集した市街地についても商業施設が入っておりますので、そういった代替用の施設建築物ということになるだろうと考えております。
 次に、阪急茨木市駅西口についてでございます。
 桂委員おっしゃる、大谷学園と別院に隣接しているこの空間なんですけれども、これに接しております府道のほうを交通渋滞を解消するため西側にシフトしております。よってこの空間において、施設建築物を建てるということがなかなか困難な状態となっておることから、環境空間と位置づけて配置のほうを考えさせていただいております。
 そしてまた、大谷学園、茨木別院、また、関係者等への対応ということでございますけれども、今現在は駅前ビルの地権者、また、事業化パートナーと協議のほうをしておりますけれども、こういう案が具体化していく中では、そういった周辺の地域の方々へのご説明もさせていただこうかなと考えているところでございます。

○田邊都市政策課長 広域幹線道路沿道の関係です。
 まず、保留フレームの設定ですけれども、これにつきましては、目垣地区につきましては、今現在、調整区域であります70ヘクタールを対象としております。ですから、十三高槻線の北側も保留フレームに設定されるという予定でございます。また、玉島地区、野々宮地区も同じ20ヘクタール全域で保留フレームを設定するということで今、大阪府のほうで進めております。
 目垣地区につきましては、先ほどご説明の中で、十三高槻線の北側、南側で大きく異なる結果が出ておるものですから、南側でということでお示しをいたしましたが、組合設立等々につきましては、区画整理については一応、今回基本的には、まず南側でやろうということで今、地権者のほうとも話をさせていただいていまして、そうなりますと約160人を対象に今後進めていくということになってまいります。
 あと、農業の継続というところでございますけれども、もともと検討に入りますときに、ここで土地利用の転換を図られる方が一定数おられる中で、やっぱり農業を継続される方も当然おられるということで、区画整理を進めることになりますと、そういった農業を継続される方については、一団の農地を形成して、将来にわたって営農環境を逆にそこの中で維持していくということで取り組みを進めていくということを基本に考えておりまして、そういった中では今、桂委員からご提案がありましたように、NPOとか株式会社等の農業への参入というところも一定想定して、以前には勉強会でそういった事例の紹介であったり、集落営農に実際取り組んでおられる方をお呼びして、そういった方のご講演とかもお聞きしながら、将来の農業のあり方についても、一方では平行で考えているというところでございます。
 また、農林課のほうでも中間管理機構とか、いろんな制度が今後出ていますので、そういったところについての情報も同じく今、求めているというところでございます。その辺は農地が残る規模等につきまして、また一定、出た中でどういったことを適切に進めていけばいいのかというところもあわせて、地元のほうと考えていきたいというふうに思います。
 また、進出を今、予定していますイトーヨーカドーのほうからも、地域との農業のかかわりについてということで、企業として地域農業に取り組んでおられるということも先進事例でありますので、提案の中にもあったんですけれども、今後、そういった展開を図っていくことも視野に入れながら、地域との農業、その方の協力があって、この事業ができるわけですから、そういった方との将来にわたっての連携・協力というところは、我々のほうもきちんと考えながらこの事業に取り組んでいきたいというふうに考えております。
 もう1つありました、中活の件ですけれども、まず1つは、お金の話で言いますと、中活の認定がとれますと、それに特化した国庫補助メニューというのがありまして、補助率の上乗せであったり、これが特別メニューというところがあります。ちょっと話題にありました、例えば、文化芸術ホールとか、市民会館の建てかえとか、そういったものにはこの中活の認定があれば、それに特化したメニューもありますので、そういったときには、活用してまいりたいなというふうに考えています。
 あともう1つ、どういうことを目標、指標にというところですけれども、これについては、きょう、お示しした中では設定、今どういう形で課題があって、目標があって、それをなすためにどういった指標を設定すればいいかということを今、協議会のほうともご意見を聞きながら進めていきたいなと思っているんですけれども、今現在、まだ明確な指標とか、そういったものの設定はしておりません。
 想定されるものとしましては、活性化ですから、例えば、中心市街地の回遊性、例えば、歩行者の人数でありましたり、当然、周辺からも来ていただくわけですから、駅乗降客数の推移でありましたり、一方では、商業の活性化というところもありますので、小売業、サービス業等の売り上げがどう伸びていくかというところであったり、空き店舗がどう活用されていくというところであったり、市民が公共空間を利用して、さまざまな取り組みができるということも、法の中の特徴の1つでありますから、そういったところが、どう図られていくのかといったところが今後の目標であり、指標であると、その辺、どういったところに絞り込みするかはあれですけれども、そういったことで活性化の指標、目標を定めていくということになろうかと思います。
 あと、市民合意のところですけれども、策定時期につきましては、先ほどからちょっと繰り返しになりますけれども、全体の流れを見ながら精査したいなというふうには考えておりますけれども、いずれにいたしましても本市の活力とにぎわいの維持、向上というところを目指すわけですから、市民の意見もさまざま聞きながら取り組んでいきたいというふうに考えております。
 案なんですけれども、その辺も全体のハード、ソフトの計画とかを全体のスケジュールとかを考慮しながら、補助の関係もありますけれども、そういったところを見きわめながら、適切な時期に案をお示しして、策定に向けて取り組んでいきたいなと思います。

○大塚副市長 ちょっとわかりにくい答弁を最後のほうしていたと思いますけれども、基本計画といいますのは、実はこんなふうにこの中心市街地をしていきたいというレベルではなくて、認定される基本計画は、平成二十何年から三十何年やったら、三十何年までの間に、こういうものをこの区域で誰が整備をしますということを明確に書いたものでないといけないというのが基本計画になります。そういうレベルの案として皆さん方にお示しを、これは内閣府との協議が始まりますので、そのレベルまでいこうとなってくると、今の状況で、例えば、来年の夏ごろとか、秋ごろとかいうレベルではなかなか難しいということで、その辺のことの精査も必要ということでご説明させていただいていますので、そういうことをご理解をいただいて、今の答弁になっているということでございますので、よろしくお願いいたします。

○桂委員 それぞれご答弁いただきましてありがとうございました。
 JR茨木はじゃあまた、もう少し煮詰まってくるのを待ちたいと思います。
 それと、阪急西口の近隣の関連なんですけれども、ある程度資料が出てきた段階で、茨木別院さんですとか、関係しているなと思うようなところは早目にちょっとお声がけをしていただきたいのです。ちょっと私も茨木別院さん、数年前に若干かかわったことがあったんですけれども、屋根の修復等なんかでもやっぱり檀家さんからお金を集めて、1つの工事をされるのに本当にちょっと手続がしんどくて苦労されているところもありますので、いざ決まってしまいました、保育園のハード、向こうもさわらないといけないということになると、一定基金なんかも積んでいかれないと対応をなかなかしていただけないと思うんです。また、すぐに墓地があって、墓地を動かすですとか、塀を高くするということも、墓地を動かすこと自体、不可能ですし、すぐその横にこういう緑化空間が出てくるときの関係性というのも出てきますので、ぜひ周辺状況もあわせて進めていただけますようにお願いをしておきたいと思います。
 それから、野々宮、目垣ももちろん農業従事者の方のお気持ちや意向があってこそなんですけれども、イトーヨーカドーさんとのジョイントというお話も出ましたけれども、まだこのようなこともぜひ投げかけて、農業従事者さんにも検討していただけるような情報提供の場というのを今後またどんどん進めていただきたいのと、あとちょっと保留フレームの確認です。きっとまた都計審のときにも出てくる話をちょっと1週間前のきょうで恐縮なんですけれども、じゃあ、保留フレームというのはもうまさに保留フレームであって、今後、この保留フレームから外れてくるというか、市街地に編入しないよということも十分あり得るということの確認をちょっとしておきたいので、保留フレームというものの位置づけ、どういう手続になってくるのかということのご説明をあわせてお願いしておきたいと思います。
 それから、中心市街地のほうです。もう一声、答弁をいただきたいのです。というのが指標として何が重要なのかというのが、やっぱりちょっと私、考えてわからなくなっているんです。というのが、他市なんかを見てみますと、本当に何のために中活をするのかというところで、歩行者、自転車の通行量ではかっているところ、そして、居住人口をふやそうと、Uターン、Iターンをふやして中心市街地にみんな住んでもらいましょうというパターン、また、空き店舗を減らして店舗がこれだけ埋まったよということを指標にしているところ、それがさまざまなわけです。
 本市にはもちろん一番最上位計画としての総合計画ができたばかりで、文化の香り高いですとか、中心市街地はまちの顔としての機能の集約みたいなことが言われていますけれども、やっぱり総計は総計で大きいくくりで夢を語っているわけですよね。正直、私も中心市街地から半径1キロぐらいに住んでいて、余り不自由を感じたことがないのです。正直、茨木の顔としても阪急茨木の駅前ももちろんロータリーですとか、車の乗り入れ等々で、もっと便利になったらいいなと思うんですけれども、なかなか格調高くていいんじゃないと実は思っていたりするのです。さらに先ほど青木委員が触れてくださった、イベントをしてくださっている方がたくさんふえてこられていて元気になっていると、ただ、それは一部の方じゃないというふうにおっしゃったんですけれども、やっぱりこのグラウンドでイベントをいろいろされているときに、我が家なんかでも3階の部屋で寝ていると、すごく音が響いてくるんです。マイクの音であったり、ロックであったり。そうすると、家に病人がいたり、しんどい人間がいると、やめてというふうになるわけです。季節のいいころなんかでも窓を締め切っちゃうというおうちも、やっぱりうちの近くには何件かあります。とした場合、住んでいる者にとってしんどい中心市街地の活性化では、やっぱりちょっと考えていただきたいなという思いも持っていたりするのです。きっと大塚副市長のところも一緒かなと思うんですけれども。だとしたら、中心市街地の茨木が目指す活性化というのが、指標が何になるのかによって影響が非常に大きいわけです。例えば、車の台数を減らして、歩行者、そして、自転車の通行量をふやそうと思うと、実はJR駅前や阪急駅前をさわるときに、とても大きな駐車場をつくらなければならないかもしれない。そこで、中心市街地の車の乗り入れは全部ストップしなければならないかもしれないと思うと、実は中活は本当に大きい、将来を決める計画なんだなというのがこの半年ぐらいひしひし、しみじみと感じているのです。改めてそもそも論のところをどこかの時点で明確に打ち出していただかなければ、例えば、市民会館にしても福文にしても、今後どうするのというときに、その目標とずれてくる可能性があるわけですよね。どっちが先という話では決してないと思うのです。言っていること、何となくわかっていただけますかね。こういう危惧を持っているのですが、ちょっと今の危惧について大塚副市長にコメントを求めてよろしいでしょうか。お願いします。

○大塚副市長 私はもう生まれたときからあそこに住んでいるので、商店街に住んでいますので、特に年末なんか家の前にずらっと行列ができても当たり前やと。たばこを吸われたり、ごみをたくさん落とされますけれども当たり前だと思っている人間なので、それはもうお互いさまで、このまちに暮らす者として、それぞれがそれぞれの中でまちの活性化をしていくというところで、許容すべきところは許容すべきなのかなと思っているほうなので、またそれはそれとしてあれですけれども。
 中心市街地の活性化のそもそもの話でいきますと、各市によって考え方が違うんだろうなとは思います。それをこの協議会でこれから議論をしていくということで、その方向性に応じた指標が出てくるということになろうかなというふうに思います。
 今の段階で、私の個人的なお話をしてどうかなというところがあるので、できるだけその辺の私見レベル、まだ協議会で議論していませんから、私の意見レベルということでお聞きいただきたいと思いますけれども、やはり中心市街地というのは歴史、文化があって、それに基づいてまちが発展、成長してきた。その歴史、文化なり、これまでの人の営みであったり、活動であったりというところを感じながら、新たな歴史、文化をつくっていく。そこにはさまざまな都市機能が集まっています。商業であったり、業務であったり、住むであったり、学ぶであったり、憩うであったり、そのような都市機能をうまく使いながら人がそこで交流することによって新たな歴史、文化を生み出す場なのかな。ただ、人が集まってもらうためには、商業の活性化とか、あと、都市基盤施設の整備、充実であるとか、都市機能の充実であるとかが必要と、そういう視点でのまちづくりかなというふうに思っています。商業の活性化が目的じゃなくて、やっぱりそこでいろんな人が集い、交流をして、このまちの歴史、文化を高めてもらう、まちを好きになってもらう環境として、中心市街地を1つのシンボルとして考えていくべきだろうなというふうに思っておりまして、それにふさわしい指標となってくると何が適当かというのはなかなか今の段階でちょっと思い浮かばないというのが現実でございます。答弁になっていないと思いますけれども、よろしくお願いいたします。

○桂委員 すてきですね、繰り返しますがすてきだと思います。ただ単に人を集めたらいい、にぎやかになったらいい、イベントの数がふえたらいいということではなくて、やはりその高みにあるのが集い、交流し、歴史、文化が過去からの歩みをわかった上でそこに積み重ねていくのだという自覚こそが私も大事だと思っていて、それにふさわしい中心市街地の活性化計画になったらありがたいですし、指標もぽんと安易に考えていただくのではなく、熟議をしていただけるんだなということもよく理解できましたので、今後もまた、取り組みは応援していきたいなというふうに思っています。
 それと、あと、これも要望だけなんですけれども、どこかのタイミングでやはり2つの小学校区、中学校区でいうと1つが丸々ここにすぽんと入ってしまうと思うんですけれども、そこの現在、住んでいて、そこで居住している人たちも意見を言ったり、また、今大塚副市長がるるご答弁いただいたわけですけれども、その今の副市長の言葉なんかも住んでいる者が聞いたときに、なるほどねと新たな理解を深める一端にもなるわけです。ぜひその居住、また、通学している関連の地域の方々なんかもどこかの時点で、この活性化計画に触れる、また、学べる、意見を言えるような場も設定していただけますように要望しておきたいと思います。

○田邊都市政策課長 保留フレームの件ですけれども、保留フレームは事業化の必要性が認められた中で、事業の実現性について、まだ明確でないところという範囲で定めていただくということになっていまして、今回は先ほど申し上げた大きな範囲で保留フレームの設定がなされますけれども、事業が明らかになった段階で必要なところのみが解除をされていくということですので、一定期間事業の進捗がなければ、保留フレームが取り消されるというか、なくなって調整区域のままになるということでございます。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○松本委員 時間が迫ってきているので、1点だけ、広域幹線道路沿道の今、お話もありましたけれども、ちょっと土地利用検討について、伺いたいなと思います。
 建設常任委員会では詳細についていろいろとお伺いをしてきました。今回は、今後の流れの中で、気になる点がありますので、そこだけお伺いしておきたいと思います。
 現段階で、来月、2月には大阪府都市計画審議会で先ほど出ていました保留フレームの設定を行うとともに、事業採算性の検討が行われて、地権者の合意が整った段階で土地区画整理準備組合を設立し、市街化区域に編入するということだろうと思うんですけれども、地権者によりましては、土地の売却を希望する人、または、共同で土地を賃貸することを希望する人、また、自己利用地として個人で賃貸経営などを引き続いて行いたい人などがおられると思いますけれども、現在、その土地を借りて農業を行っている方や事業を行っている方については、その継続をしていくということについては、今後、どのようになっていくのか、このことにどのようにお考えなのか、ちょっとお伺いをしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○田邊都市政策課長 今回、事業の意向調査をした中では、農業者さんと、あと、沿道の方で今、松本委員からありましたように、既に土地利用されている事業者さん、または、賃貸されている方、そういったところの地権者、賃貸の方には直接お伺いしていませんけれども、事業をされている地権者には、あわせて今回のこの区画整理に対するお考えというのも聞いております。
 今後、事業区域の確定に向けた中では、それぞれの事業者さんにもそういった意向を聞きまして、土地区画整理に参画するのか、そうではないのかというところを一軒一軒お聞きしながら区域を定めるということになります。ですから、そういった土地利用を今されている方と農地の利用者さんでお話もさせていただきながら、適切に事業区域を決めていくというところでございます。今のところ当然、そこの参画をいただけるんであれば一緒に入っていただいて区画整理を一緒に進めていくということになりますので、その辺につきましては、今後、詰めていく中で調整をしていくということでございます。

○松本委員 今、お話を伺う中で、土地区画整理準備組合の参加ということですけれども、これに参加できる条件、例えば、今賃貸されている方、また、その地権者として事業を営んでいる方ということもちょっと出ましたけれども、土地の権利者は参加する、しないというのはそれは自由にできるんだと思いますけれども、例えば、借りてやっている事業者さんなんかについては、その参加できるんでしょうか。それとも参加できない要件があるんでしょうか。それをちょっとお伺いしておきたいと思います。

○田邊都市政策課長 基本的に組合の区画整理を想定していまして、その中で組合員の要件としては権利を有する者となっていますので、いけると思います。
 ただ、賃貸借の方は、多分、賃貸借の契約だけですので、組合員にはなれないと思います。まして、要は減歩とか、事業費の捻出というところがやっぱり必要になってまいりますので、そういったところでなると現実は地権者さんなり、そういった権利を有する方が区画整理では中心になるというふうに思います。多分、賃貸者の方は権利を、賃貸借契約を地権者さんと結んでおられるだけですので、なかなか組合員になるのは厳しいというのが現状だと思います。

○松本委員 私のあれからいくと、事業を営んでいる方、地権者との関係もあるんですけれども、何らかの形でこれまでやってきたわけですから、区画整理をする前に何らかの意向を踏まえながら事業参画していけるとか、また、意見を述べる機会があるべきじゃないかなというふうに思っているんですけれども、今後、賃借されている方に関しては、どうなっていくのか、もう1つちょっと今後ともよく考えていかないといけないところはあると思いますので、早いうちに、これは地権者と借りている方とよく相談をしてやってくださいよと。それであれば、どのタイミングでするのか。また、その地権者が事業に参画していくのか、それとも、個別でやれるのか、その場合によって違ってくると思いますので、その辺をやはり不安に思っていらっしゃる方も、ここまでくると多くいらっしゃると思いますので、しっかりといつの時点でどこから発信をして、情報提供していくのかということをするのか、その辺だけ最後お伺いしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○田邊都市政策課長 実際、区画整理組合が始まりますと、組合員というのを確定する必要がございます。ですから、その組合員の確定の中で、今、それぞれ事業者、事業を営んでいる方につきましても組合員になるのか、ならないのか、その中ではやっぱり一定貸しておられる方との関係というところも出てきますので、それはそれぞれ事業者の方が賃貸者、貸しておられる方とよく話し合いをいただいて、その辺も判断いただけるのかなと思います。
 もし、例えば、賃貸借で今、借りておられる方が組合の後、そこで何か事業を新たにやりたいということであれば、例えば、保留地というのを販売、当然、それは事業費に充てるんですけれども、そういったものの売買も出てまいりますし、また、今回、組合の中で、全体の事業が明らかになった段階で、もしかしたらそこに入っていただくとか、そういったことも可能になるかもわかりません。そういったものは組合の中でそれぞれ情報を共有しながら進めていくということになると思います。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○山本委員 そしたら、私のほうから、総持寺地域のことについて質問させていただきます。
 総持寺地域、私も19年間ずっと言い続けてきたわけですけど、地域の皆さんといろいろ話をしていたら、やっといろんなことが総持寺全体が進んでくる中で、物すごく大きな夢が実現するような思いを地域の皆さん持っておられます。そんな中で、基本的にはすごい変わっていくし、物すごい夢のあるようなことができてくるなという思いはあるんですけれども、何点かそこで皆さんからいただいた意見の中で、1つは、新しくJRに総持寺駅ができますけれども、いわゆる西河原新橋の三島中の横のところの部分、いわゆる西側の部分ですけれども、あちらのほうが、例えば安威のほうからとか北のほうから車で来られたときに、車両の乗降関係がどういうふうになっていくんだろうと、あと。あそこがおりられなかったら、またぐるっと回って、また庄のほうのガードをくぐって車がどんどんきたら、全く新しくできた新駅のところの西側の部分というのは、なかなか使い勝手が悪いんじゃないかということとか、いろんな交通上の問題が出てくるんじゃないかなということが言われております。その辺で1つ、西側のほうの出入り口がどうなるかということと。
 もう1つは、地域全体が駅ができてから、総持寺駅前の東側も整備されてくるわけですけれども、三島丘の方とか、それから、例えば名神の向こうの花園とか太田の方と話していましたら、いわゆる路線バス等をひっくるめて、駅ができても高齢者の人とかは、なかなかそこへ行くにも行けないというような現状やということがありまして、特に三島丘の方なんかは、路線バスが近鉄バスも阪急バスも全部もうやめましたんでね、ですから全くあっちにはバスが行けてないという状況なんです。そういう意味では、いわゆる駅ができてもそこまで行くにも大変やということもありまして、そういう意味では、この間、理事者のほうでもいろいろ考えていただいております、コミュニティバス等もひっくるめて、地域でそういう日常の動きの中で行ける、そういう取り組み等について、地域住民が駅ができて駅前整備ができてきて、そんな中で、そこへ行こうとしたときに、具体的に動いていくための手段としての本当の足としてのね、住民の移動の手段としての足としてのコミュニティバスなりそれにかわるものがあれば、また考えていただきたいなというのが2点目であります。
 それから、もう1つは、これは阪急の総持寺駅の西側の部分については一定、駅前広場ができて、それから新しいJRの新駅ができて進んでいくわけですけれども、東側の方が、いわゆる高槻側のほうの人については、いろんな計画を今まで長年説明してきてもらっていますけれども、結局はそこは何もないのかと、このままの状態でガードさえ車で入られないような状況の中で、このまま放っておかれるんかというのが、この間からちょっと自治会の皆さんから、この説明をしていたらね、こっち側は物すごく西側の部分はよくなっていくけれども、そこの部分というのは、東側は何らかの方向性というのがあればちょっとまた聞かせてほしいなということで言われています。
 それは基本的には大きな3つですけど、あと説明の中で、例えば東芝のスマートコミュニティシティが、平成30年4月に東芝さんとしては完成させたいということですけれども、具体的にスマートコミュニティシティの中で、そこに違う形の例えば、学校とか何かそういう部分ができるのではないかとか、いろんなことが噂として聞いているわけですけれども、要するに、スマートコミュニティシティの具体的な取り組みの内容等について、ある程度、地域の人たちに、いや、そんなことはない、つくるけれども、この前にはこんなやっぱり別のあれもできるんやでとか、もう少し具体的なことがあれば教えていただきたいということと、それから、もう1つは、あとJRの新駅の一番近くのところの手前のところが、駅近のところの最後のライオンズマンションができるわけですけれども、そこのところがいろんな募集のを見ていたら、14階建てのもともと計画どおりの部分が出ているんですけれども、あそこが高層になるんじゃないかなとか、いろんな話がありまして、もしそういう具体的なところ辺がありましたら、一番駅舎側のところがどのような形で、やっぱりあそこのライオンズマンションができていくのかということがあれば、教えていただきたいなと思っております。
 それだけで結構です。よろしくお願いします。

○岸田市街地新生課長 まず、新駅への西河原方面からの駅への寄りつきということでございますけれども、確かに西側ではそういったところが今現在、計画されておりませんけれども、以前、三島中学校の敷地であったり、検討したんですけれどもなかなか難しい。最近でいきますと付近の用地について、地権者の方とお会いさせていただいたりして、話は進めますけれどもなかなか難しいというところで、現在、道路上でそういった寄りつきができないかということを、茨木警察の所轄のほうと協議しているところでございます。
 また、東芝スマートコミュニティの今現在の状況ですけれども、東芝さんのほうでは、平成30年春に一部まちびらきをしたいということで、今、進出事業者との合意形成に向け協議は進められているというふうに聞いております。ただ、具体的な内容については、民民間の交渉なので差し控えさせていただきたいというふうに考えております。

○田邊都市政策課長 バスの件です。
 まず三島丘、太田、花園という、ちょっと今、バスが市民の皆さんにご不便をかけている地域ですけれども、バス事業者と、実は阪急の総持寺駅の新たに駅前交通広場を都市計画決定したいという意向を持って、バス会社のほうにも一度お話をさせていただいております。バス会社からは、まだ確定ではないですけれども、市としてそういった取り組みがなされるのであれば、今、委員からありました、例えば三島丘であったり、太田であったり、花園であったり、以前あって少し今ちょっと減便されているようなそういったところの復活といいますか、そういったところからのアクセスについても、一定、前向きに取り組みを考えたいというふうに聞いております。また、あわせて鮎川方面ですね、あちらのほうからもあわせて、この乗り入れについては検討したいというふうに聞いているところでございますので、この整備に合わせて、そういったものが実現できるよう引き続き取り組んでまいります。
 あと、もう1つ、東側の方というところでございます。
 ここにつきましては、今回のこの都市計画決定に当たって、実は阪急さんともいろんなお話を今進めておりまして、この駅前広場の整備は市が行うんですけれども、あわせて阪急の総持寺駅についても何か改良、改善できないかというところで取り組みを促しております。そういった中で、1つは、例で言いますと、JRの新駅で五反田橋梁をかけかえることによって空頭高さが改善されるといったような事例が、もうまさしく目の前で今起きているところでございますので、そういったところも阪急電鉄に示しながら、東側の方にも、この西側の整備効果を享受できるようなことが何かできないかと、駅の改良とかバリアフリーとか、いろいろちょっと課題を抱えている駅ですので、そういったところの改善もあわせて図っていきたいなというふうに考えています。また、そのときには、本市としての思い、高架の話がずっと以前からあるんですけれども、それについてもお願いしますねということでは念は押しております。
 あと、JRの新駅の駅前のマンション開発の件ですけれども、先ほど市街地のほうからも説明させていただきましたように、この3月には2棟目の入居が始まるということで、3棟目については、1期、2期、両方の販売計画の中でも具体には示されておりません。あそこは高さの分については、高さの規制の緩和の会議がありまして、その中でもまだ3棟目は議論されていないような状況でございます。ですから計画上は3棟目については、まだ明らかになっていないというところでございます。
 市としても、新駅の開業に合わせまして用途地域を変更したり、都市計画道路を変更したり、一定の駅前のにぎわいづくりというところの観点を持って都市計画の手続を進めてまいりましたので、特に今回、3棟目につきましては駅からおりて直近になります。駅前広場にも隣接をしていることになりますので、市としては、駅前のにぎわいづくりの観点からも、ディベロッパーのほうにアプローチしてまいりたいなというふうに考えているところでございます。

○山本委員 あと、要望といいますか、だけですけれども、特に、いわゆる路線バスが今もうほとんどないという状況の中で話をしましたけれども、今回このことがある程度完成していったら、路線バス会社ももう一遍ちゃんとしてやろうという話があるということですが、ただ、今、木本市長初め、理事者の皆さんが考えておられるコミュニティバスの部分と、要するに東部地域で、そういう視点で、むしろバスの大きいのが走るというよりも、割と細かな形でね、きめ細かにその地域をずっと回っていけるようなコミュニティバスという視点で、地域の皆さん、高齢者の皆さんがやっぱり自分の近くで行きたいところへ移動できるというね、そういう移動手段を確保するという視点で考えていただきたい。これはもう要望にしておきますので、よろしくお願いします。
 これで終わらせていただきます。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○田中委員 重なる部分については、できるだけ省略して行きたいと思います。
 質疑の前に、先ほどの桂委員の質問をお聞きしていて、中活でもそうなんですけど、やっぱりどこに住んでいるかによって、それぞれの思いというのはやっぱりちょっとずつは違ってくる。ただ、それを取りまとめていただくというのは、市の全体を見ていただくことになるので、中活につきましてもにぎわい、先ほどの歴史的なことを含めていろんなお話ございましたけれども、どうしても我々は周りに住んでいる人間からいうと、いかにそこを利用するかという視点にどうしてもなってしまう。そのことと、やっぱりそこに住んでおられる方々の利益が相矛盾するところもあるんだろうと思います。その辺も十分に考慮していただいての進展をお願いしておきたいと思います。
 JRと阪急茨木市駅の西口の両面の整備をあわせてお聞きしますが、ことしそれぞれ2案が提示をされています。事前にお聞きしていましても、これは2案というのはイメージだというふうにお聞きをしているんですが、どうしても出てくると、それがそうやろうということで進んでいく傾向があります。改めてこの2案の性格と、今後の方向性をお聞きしたいのと、最終的にそれぞれの案が決定されていく場合の判断基準なり、その決定をする機関、あるいは方法というのはどうなっていくのか。まず、その点について、お伺いをしておきたいと思います。
 まとめて幾つかします。
 それと、あと、広域幹線の問題も中心市街地の活性化の問題も幾つかお聞きしたかったのですけれども、今回は私また違う機会でさせていただくとしまして、バリアフリーのことで少しお伺いしたいんですが、今年度末には基本構想が上がってきて、市の分については、特定事業計画も上げていただくということになっています。それはそれで非常に望ましいと思っておりますけれども、相関連いたします本市所管以外の分ですね、他の特定事業計画につきましては、いつごろどういうふうなめどで、それぞれが上げてくれはるんかなと。あるいは、また、それぞれ事業主さんが別にいてはるんで、その計画のつまびらかな中身は我々にまでなかなか出てくることはないと思いますけれども、一応、平成32年が一定の目標年次になっていますが、その目標年次とそれぞれが上げてきはる事業計画との関連につきまして、説明をお願いしたいなと思っております。
 もう1点、東芝のスマートコミュニティシティの構想ですが、この間、何回か、数回になるのか、2回かな、今回のを入れて、先ほど上げていただきました、茨木スマートコミュニティエネルギー事業というふうなことも、補助金採択を受けてやってはります。1回の報告も、私、見させていただいたんですが、今回も最終的には2月29日を目途として検討された結果が上がってくると思うんですけれども、そうしたことにつきましても、できれば上がってきた段階ででもお示しいただける範囲でも結構ですけれども、私たちのほうにも資料として、ご提示をいただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

○福田市街地新生課参事 JR茨木駅、阪急茨木市駅の西口についての、現在の2案の性格及び今後の方向性についてであります。
 今回お示ししておりますJR並びに阪急両駅前における2つの案につきましては、駅前広場や道路など公共施設用地や施設建築物等の配置計画を検討する中で、あくまでも現時点において考えられる、2つの異なったイメージ図としてご提示させていただいたものでございます。今後は駅前ビルや関係機関と協議調整を図りながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
 2点目、案決定に当たっての判断基準、決定機関、方法についてでございます。
 案の決定に当たりましては、市と駅前ビル等の地権者や事業化パートナー等と協議調整を図りながら、国や大阪府等の意見を踏まえ、総合的に検討していく中で、交通事業者や道路管理者とも協議を行いまして、関係者との合意形成に向け進めてまいりたいと考えております。

○藤田道路交通課長 バリアフリー基本構想についての本市以外の事業管理者の特定事業計画策定についてでございます。
 本市につきましては、本年度で先ほど申し上げたように策定いたしますが、その他の事業者につきましては、基本的に速やかに策定するという形で決まっておりますので、平成28年度中に、できれば早い時期に策定していただくように働きかけたいと思っているところでございます。
 今回、パブリックコメントをもらっています基本構想の中に、特定事業計画ということで、特定事業というのを各施設ごとに少しお示ししております。先ほど申しました、説明の中にあります目標年次としましては、国が示す平成32年というのが重点区域の整備目標ですが、実際に課題となりました内容につきまして、平成37年までの中期、平成37年以降の長期という形の部分についても、少しこの基本構想の中で触れております。各事業者さんが立てていただきます計画の中には、その具体な目標年次とか、その具体的な整備内容というのをうたっていただくことになりまして、それにつきましては、基本構想の目標年次とリンクするような形でお示ししておるところでございます。

○岸田市街地新生課長 東芝スマートコミュニティ構想において、今年度実施しております事業化調査、検討、事業性評価の結果につきましては、何らかの方法でご提示する方向で事業者と調整してまいりたいと考えております。

○田中委員 そしたら、2駅整備の関係なんですけれども、それぞれかなりまだ課題はあると思いますが、今、鋭意進めていただいているのは本当にありがたいと思っております。
 そこで、当然、現在のまさに関係者、事業における関係者の皆さん方と、ずっと話を進めていただいておるんですけれども、私のほうから1つお願いしていきたいのは、やはりそこを使っている人がおるわけで、使っている利用者意見の反映というのも、どこかの時点でぜひやっていただきたい。それはどういう手法があるかというのもいろいろあろうかと思うんですけれども、現実にやっぱりそこを使っている人が、使ってよかったなというふうにならないと意味がありませんので、そういう人たちの意見も、どこかの時点でぜひ取り入れていただくようにお願いをしておきたいんですけれども、その辺のお考えをお聞きしたいと思っております。
 それと、これはもう1つ要望なんですけれども、駅をどう考えるかということについて、今までさまざまな議論をさせていただいてまいりました。私どもも基本的にはネットワークの中で、多核的な都市構造のネットワーク中で駅の機能は大きいし、それについては基本的にやっぱり公共交通をぜひ利用するようにしてほしい。そういうふうな利用を進められるようなというか、公共交通を利用したやっぱり市内のネットワーク、先ほど山本委員からも話ありましたけれども、ぜひしてほしいというのを願っておりますけれども、ただ、やっぱり、とはいえ乗用車の利用というのは、これはなくなることはきっとないだろうと思っています。今それぞれ想定をされておられます両駅の利用計画の中でいいますと、総持寺はちょっと違うようでありますけれども、JRと阪急の茨木駅、茨木市駅につきましては、駐車場の設定というのがここでは余り見えてこないんです。どういう位置づけを車の駐車場にするかというのは確かにあると思いますが、商業ビルに来られる方の、お客さんの利用以外に駅を利用される交通機関を利用される、パークアンドライドまでは言いませんけれども、そうした需要というのは決してなくなることはないし、高齢社会になってやはり夫婦が一緒に行くというときに、必ずしも全部が全部、公共輸送機関を使えないというような状況も考えられます。どういうふうに位置づけられるかというのも十分検討いただきたいんですけれども、今、特に阪急なんかでいいますと、別院町駐車場は、これでいうと計画的にはなくなってしまいますんで、それと現況でいうたら、東口も今、自転車駐車場も代替施設になっていますから減っています。そういう意味では、少なくとも大分減るということは間違いないと思うんですけれども、駅に寄りついてくる、そこでとめて電車で行こうとする方の駐車場について、どういうきちんと位置づけをするかということもぜひ考えといていただきたいということ、これは要望しておきます。
 バリアフリー基本構想につきましては、よくわかりました。要するに事業主さんから出てくるやつは、市が基本的にこういう方向でということで今まで議論されてきたことについて、あと、それぞれ具体的にどうやるかということだけが出てくると。それについては、目標年次は基本的には同じやということですね。
 スマートコミュニティエネルギー事業、現在進められている部分につきましては、今、答弁いただきましたけれども、ぜひ29日に一応出てくるので、話をしていただいて、資料としてお示しをいただけたらと思っています。
 よろしくお願いします。

○福田市街地新生課参事 両駅前西口におけます整備における市民等の意見を、どのように反映するかということでございます。
 利用者の意見につきましては、庁内及び関係機関との協議調整を図るとともに、その方法につきましてもアンケート、もしくはパブリックコメント等で検討してまいりたいというふうに考えております。

○田中委員 最後にいたします。
 これはもう個別の課題なので、どこかで検討していただけたらありがたいと思っておるんですけれども、両駅整備でこれから具体的に出てくる中で、例えばバス、あるいはタクシーでそれぞれ動きはる人、あるいは、ほかの動線もあると思いますけれども、あっちこっち新しい駅を見させていただきますと、少なくともアクセスするところについては、例えば風雨から、風雨って風は無理かもしれませんが、雨から守れるような、そういう屋根ぐらいはついているところもあります。細かい話で恐縮ですけれども、そういうことも検討の中にぜひ入れていただきたいというのが1点、お願いしておきたいと思います。
 もう1点、最後の質問なんですが、これ中活で言うのがいいのか、この整備のほうで言うのがええんかわからなかって省いていたんですけれども、以前ちょっとお話をさせていただきましたように、阪急とJRの間というのは、もうそこだけの移動をするという人が結構やっぱりおられます。例えばバスを考えたときに、よその地域から来て、やっぱり阪急茨木市駅を通過してJR、JR茨木駅を通過して阪急というのが、この間の区間というのは、ある種、非常にもったいない気が以前からしています。そうやったらそこを専門的に走りようといいますか循環系統、これは循環ルートができたらということになるかもしれませんが、そこはやっぱり専門的に走るような乗り継ぎがきちんとできるような、料金的にもできるような移動交通手段があればというのを願っておりました。その辺について、どちらで想定されるのかわかりませんけれども、もし現時点でお考えがあれば、お示しいただきたいということです。

○田邊都市政策課長 一方通行化の検討の中で、当然、一方通行化、車道が狭まりまして、両側に今、自転車道及び歩道ということで今、基本は想定をしているんですけれども、今の大型のバスが3社ふくそうして走っているようなのではなくて、今、委員からご指摘ありましたようなことも踏まえて、さまざまに検討してまいりたいというふうに考えております。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○畑中委員 質問として1点だけ。JR茨木駅西口の駅前の、バリアフリー化整備について、青木委員が一定その質問をされたんですけれども、この件につきましては、私も昨年12月の本会議において質問させていただきましたが、その後、茨木市への苦情や意見等があったならば、その内容について、お示しください。また、それらの苦情や意見等に対する茨木市の回答や対応についてもお示しください。

○岸田市街地新生課長 12月本会議後の市への苦情や意見等につきましては、依然として一般車の乗降場所を確保してほしいとの要望がございます。そのほかJR西口2階から近鉄バス春日方面バス停までへの連続した屋根の設置ですとか、西口2階と地上部をつなぐ京都方階段中央部への手すりの設置、また、バス停に設置されておりますベンチの増設といったご意見がございます。それらの意見等に対する市の回答、対応についてでございますけれども、一般車の乗降場所については、駅前ビルの東側体側地の歩道沿いや三菱東京UFJ銀行東側の歩道沿い、また、駅前西側一方通行道路の丹波屋さんの前あたりの道路歩道沿い、3カ所に明示を行い確保する方向で茨木警察と現在協議しております。
 次に、連続した屋根の設置につきましては、京都方階段部については、昭和45年当時の設計基準で施工されましたデッキと一体構造になっており、構造上不可能であること。新たに設置した横断歩道部へは、道路構造物となることから警察の許可が得られないと回答しており、ご理解いただいているところでございます。ただし、新たに設置いたしましたバス停への連続した屋根の設置と京都方階段部への手すりの設置については、現在、検討しているところでございます。また、ベンチの増設につきましては、近鉄バスにおいて早期に設置することで協議が整っております。

○畑中委員 今回ね、暫定的なJR茨木駅西口のバリアフリー化ということで、市民の方からも、バリアフリー化に着手する前に利用者の意見を聞いてほしかったという意見がたくさん寄せられているんですけれども、そういう中で、今回の進め方の中で、なかなかそれができにくかったところはあったかもしれませんけれども、今回その後、こういうふうな要望がいろいろ出ているということで、短期的に実施できる項目もあれば、なかなか課題もあって検討するべき課題もあるでしょうけれども、すぐにできないものでもね、オールオアナッシングではなくて、全てを入れることはできなかったとしても、中間的な解決策とか、いろいろ茨木市としても検討していただいて工夫していただいて、少しでも市民の望むよりよい形になっていただく整備を進めていただきますように、よろしくお願いいたします。
 それから、これ直近に迫っている3月末のバリアフリーの特定事業計画なんですけれどもね、これも含めて、今回、説明いただいたJRの駅前広場の問題、阪急の駅前広場の問題、それから総持寺の周辺整備、それから広域幹線道路沿いの土地利用計画、それぞれ大きな計画は進んでいるんですけれども、それぞれ茨木市がかかわる部分の概算事業費、これについてわかれば、できるだけ早い時期に、この委員会でも示していただきますように意見いたしまして、質疑を終わります。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)

○上田嘉夫委員長 以上で、「平成27年度事業の進捗状況について」並びに「策定中の各種計画・構想について」の協議を終わります。
 休憩いたします。
    (午後0時08分 休憩)
    (午後0時10分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。
    (午後0時10分 散会)

 以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。

 平成28年1月20日

           市街地整備対策特別委員会
           委員長  上  田  嘉  夫

平成27年市街地整備対策特別委員会(7月3日)


開催日:平成27年 7月 3日
会議名:平成27年市街地整備対策特別委員会(7月3日)

○発言者等
             市街地整備対策特別委員会

1.平成27年7月3日(金)市街地整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた
1.出席委員次のとおり
 委員長 上田嘉夫
 副委員長 畑中剛
 委員 桂睦子
 委員 青木順子
 委員 中井高英
 委員 山本隆俊
 委員 松本泰典
 委員 田中総司
1.欠席委員 なし
1.説明のため出席した者次のとおり
 市長 木本保平
 副市長 楚和敏幸
 副市長 大塚康央
 都市整備部長 鎌谷博人
 都市整備部次長兼都市政策課長 田邊武志
 都市整備部次長兼市街地新生課長 岸田茂樹
 市街地新生課参事 福田文彦
 市街地新生課参事 馬場克二
 建設部長 上田利幸
 建設部次長兼建設管理課長 澤田晴光
 道路交通課長 藤田憲文
1.出席事務局職員次のとおり
 事務局長 上田哲
 事務局次長兼総務課長 増田作
 議事課長 野村昭文
 議事課長代理兼議事係長 大橋健太
 総務課職員 岩本彩也佳
1.協議事項次のとおり
 (1) 平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について
 (2) 各種計画・構想について
 (3) 行政視察について

    (午後1時00分 開会)

○上田嘉夫委員長 ただいまから、市街地整備対策特別委員会を開会いたします。
 現在の出席委員は8人でありまして、会議は成立いたしております。
 また、委員会散会後、現地視察を行いますので、よろしくお願いいたします。
 委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。

○木本市長 お許しをいただきましたので、一言ご挨拶を申し上げます。
 本委員会、市街地整備対策特別委員会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。
 市街地整備事業関連につきまして、さまざまなご指導いただきまして、この場をおかりして厚く御礼を申し上げます。
 本市は、恵まれた交通環境、立地特性などのもと、バランスのとれた活気のある都市活動が展開されているところでありますが、現在の社会経済環境が大きく変化する中、計画的なまちづくりを進めていくことが非常に重要であると考えております。
 そうした中、JR茨木駅、阪急茨木市駅周辺整備を初め、平成30年度春に開業予定の(仮称)JR総持寺駅周辺整備など、市街地におけるまちの魅力向上や活性化につながるプロジェクトを進めているところでございます。引き続き、委員の皆様方のご指導、お力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。
 本日は、各種プロジェクトの昨年度の事業報告と今年度の計画等についてご説明いたしたく考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

○上田嘉夫委員長 休憩いたします。
    (午後1時01分 休憩)
    (午後1時01分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 これより協議に入らせていただきます。
 休憩いたします。
    (午後1時01分 休憩)
    (午後1時02分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 まず、「平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について」、説明を求めます。

○岸田市街地新生課長 ご説明の流れとしまして、お手元の資料と同じものを前方のスクリーンにもお示ししながら説明してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、初めに、(1)平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について、①立命館大学周辺整備事業について、ご説明いたします。
 資料1をお開きください。
 本年4月の立命館大学開校にあわせて取り組んでまいりました周辺整備状況は写真のとおりでありますが、1.駅前広場整備から8.大学南側自転車歩行者道路整備までは、7.中央環状線歩道舗装のモノレール宇野辺駅からJR京都線間を除き、既に竣工しております。この残りの区間の歩道舗装につきましては、今年度、歩道内において、大阪広域水道企業団による水道管布設工事が来年の年明けに行われることから、その工事完了後から今年度末までに実施する予定としております。
 また、立命館大学の開学決定以前より取り組んでまいりました、都市計画道路整備についてでありますが、9.西中条奈良線は全線整備が完了し、本年3月末に供用開始しており、10.茨木松ケ本線につきましては、駅前太中線から立命館大学北側の側道を含むJR京都線までの間は整備済みとなっており、JR京都線アンダーパス部及び府道大阪高槻京都線までの間につきましては、平成29年度末の竣工を予定しております。また、11.立命館いばらきフューチャープラザは、産学官民の交流を図り、大学キャンパスとの一体的利用が可能な市民開放施設としての整備が完了し、既に市民利用が開始されているところであります。
 以上で、立命館大学周辺整備事業についての説明を終わらせていただきます。
 次に、②JR茨木駅及び阪急茨木市駅西口駅前整備について、ご説明いたします。
 資料2をお開きください。
 最初に、JR茨木駅西口駅前整備についてです。
 まず、平成26年度の取り組みといたしまして、JR茨木駅西口周辺整備計画策定業務を実施いたしました。業務の目的は、平成25年度に実施したJR茨木駅西口駅前広場用地内での再整備検討結果を踏まえ、緑色着色部の既存駅前広場用地と、青色及び黄色着色部の駅前ビル等の周辺用地を含めた整備計画案を策定するとともに、事業実現に向けた整備手法の整理を行ったものであります。
 計画案の策定手順といたしましては、計画条件を整理し、駅前広場内の交通処理と交差点処理の計画及び歩行者動線も検討した上で、平面計画案の策定を行いました。
 平面計画案策定に当たっての計画方針は、以下の4点といたしました。安全で快適な歩行空間を確保すること、休憩スペース、にぎわい空間を確保すること、本市の玄関口にふさわしい景観にも配慮した計画とすること、駅前広場内にあるJR敷地の利活用について、JR西日本と協議を進めることであります。
 また、計画条件として、各交通事業者等のバース数の確保を前提とし、基本レイアウトを交通空間と駅前ビル等の代替機能を含む環境空間を分離した配置や駅利用交通と通過交通を分離するとともに、バス動線とタクシー、一般車動線を分離することといたしました。
 これらの方針や条件等を踏まえ策定した案がこちらの2案でございます。
 各案の特徴についてでありますが。左側のa案は、駅舎に近接した線路沿いに環境空間を設け、バス、タクシーの乗降場が駅舎からやや離れた箇所に配置されているのに対し、右側のb案は、バス、タクシー、一般車の乗降場が駅舎に近接した形態となっており、環境空間を北側に配置したものでございます。
 次に、参考といたしまして、駅前ビルの取り組みについてご説明させていただきます。
 昨年度、管理組合において、専門コンサルタントを交えた勉強会が5回実施され、2月には区分所有者の方に対して、現時点におけるビルの問題点や設備等の老朽化に関する意識、ビル再生に向けた方向性についての意向を把握するためのアンケートが行われており、3月26日に集計された結果についてご報告させていただきます。
 アンケートの対象者は、駅前ビルの区分所有者225名であり、回収率は77.3%となっております。なお、集計結果につきましては、区画数での整理となっていることから、1人で複数区画を所有されている方については、重複してカウントされております。
 まず、回答された方の年齢構成ですが、60歳以上の方が約75%を占めており、高齢化が著しい状況になっております。所有形態については、賃貸されている割合が商業施設部で54%、住宅部で48%とおおむね半分となっております。また、「ビル再生に向け、今後どういった方向で検討を行っていくべきかについて」の問いに対しましては、「建てかえを詳細に検討すべき」と答えられた方が商業施設部37区画中の46%、住宅部169区画中の38%、全体206区画中の40%となっております。また、「修繕改修と建てかえの両方を継続して検討すべき」と答えられた方が商業施設部で27%、住宅部で29%、全体で28%となっております。そして、「修繕改修を詳細に検討すべき」と答えられた方は、商業施設部で5%、住宅部で10%、全体で9%となっており、残り商業施設部の22%、住宅部の23%、全体で23%の方が「現時点ではわからない」、「その他」、「未回答」となっております。
 アンケート結果からわかる全体的な傾向といたしましては、商業施設部は、比較的「建てかえを詳細に検討すべき」と答えた方の割合が大きいのに対し、住宅部では、「修繕改修を詳細検討すべき」と答えた方の割合が比較的大きくなっており、年齢別では、60歳代で建てかえを選択されている方が比較的多いのに対し、70歳代では修繕改修と建てかえの両方を継続して検討すべきと選択された方がやや多くなっております。また、所有形態別では、自己利用の方、賃貸の方といった形態の違いによる回答の傾向の差はほとんどないという結果となっております。また、今回のアンケートでは、現状のままでよいとの項目を入れておられませんが、高齢者の方が多いことから、「現状維持でよい」と考えておられる方もいらっしゃるのではないかと考えております。
 これらのアンケート結果を踏まえ、駅前ビル管理組合では、この6月に茨木駅前ビル再整備検討委員会を設立され、建てかえを行うか、耐震改修・大規模修繕を行うかについて、今後、詳細にわたって検討が行われる予定となっております。
 次に、今後の課題等についてでありますが、駅前広場の施設配置等においては、バス、タクシー、JR等の関係機関とのさらなる調整、駅前の顔にふさわしい景観整備やにぎわい創出、シンボル施設などについての検討、権利者の合意形成、また、駅前広場整備に当たっては、バスやタクシー等乗降場の振りかえ等が必要であることや、市街地再開発事業等の手法で行った場合の事業採算性を含め、事業手法等を精査する必要があることなどがあります。
 次に、これらの課題解決に向けた平成27年度の取り組みについてご説明させていただきます。
 基本計画の検討業務委託として、住宅や商業等の施設需要調査並びに公益施設などの駅前導入施設の検討、道路、緑地、空地等の公共施設用地の配置計画、再開発事業や立体都市計画等の事業手法、JR用地の利活用や再開発用地等のゾーニング等の全体整備構想、資金計画を含む概略事業計画のおのおのについて、検討を行うこととしております。
 また、駅前ビル管理組合において設立された再整備検討委員会とも連携を図り、今後の方向性等について、検討を進めてまいりたいと考えております。
 次に、JR駅西口周辺の交通等への影響が懸念される万博公園南側エリアにおいて進められております開発事業の進捗状況や今後の予定、本市の対応等について、ご説明させていただきます。
 まず、大型複合施設、エキスポシティ開発事業についてでありますが、施設概要は表記のとおりであり、エンターテインメントとショッピングが融合した複合施設となっており、約300店舗がこの秋に開業予定で、年間約1,700万人、休日は約6.6万人の来客者が想定されております。なお、大観覧車については、平成28年春の営業開始と聞いております。
 次に、交通計画の現在の進捗状況と今後の予定についてでありますが、車両の分散化を図るために、周辺道路の混雑状況を示す渋滞情報案内板を施設内へ設置することや、スマートフォンを活用した渋滞情報の提供等についての検討が行われているとともに、自動車による来客者に対する施設への円滑な誘導を図るため、案内看板を20カ所程度設置される予定となっております。その他、来客者の公共交通による利用促進を図るため、既存路線バスの増便への対応や、公共交通機関を利用された方に対して付与するインセンティブの内容等についても、バス事業者等と協議中であり、開業一、二カ月前には確定されると聞いております。
 また、開業後においても、発生した交通の課題に対しては、開発事業者、交通事業者、道路管理者、交通管理者等を構成員とした協議会において検討を行うこととなっております。
 次に、(仮称)吹田市立スタジアム建設事業についてでありますが、施設概要は表記のとおりとなっており、約4万人収容の国際大会の開催も可能で、そのほか、地域のスポーツイベントや地域防災拠点、避難所としての活用も予定されております。建物の竣工時期は9月末の予定でありますが、利用開始は平成28年春からとなっております。
 次に、交通計画の現在の進捗状況と今後の予定についてでありますが、7月に交通計画を含むスタジアム運営計画を、スタジアム建設募金団体が策定し、吹田警察へ提出される予定となっており、8月よりバス、モノレール事業者等と協議が行われる予定であります。また、現在、大阪高速鉄道とモノレールでの来場者に付与するインセンティブの内容等について協議中と聞いております。
 最後に、両施設における本市の対応についてでありますが、現在、茨木郵便局前のJR茨木駅西駅前交差点は慢性的に渋滞が発生しており、両施設への来場者の主要な通行ルートとなる府道大阪高槻京都線への車両の流入によって、本交差点へのさらなる交通集中が想定されることから、その車両の流入を抑制するために、国道171号の西河原交差点付近に設置されている情報板に府道大阪高槻京都線の渋滞情報を掲示することについて、警察や国道事務所と協議を行っているところであります。
 また、開発者、大阪府、吹田市、茨木市、吹田警察、公共交通事業者等で構成される万博公園南側エリア開発事業関係者拡大連絡会において情報交換を行うとともに、開発者や公共交通事業者とも個別協議を実施しているところであり、JR茨木駅西口、阪急茨木市駅西口での既存路線バス等の増便対応が可能となるよう、タクシー事業者やスクールバス関係者等と協議を行っております。
 以上で、JR茨木駅西口駅前整備事業についての説明を終わらせていただきます。
 次に、阪急茨木市駅西口駅前整備について、ご説明いたします。
 資料3をお開きください。
 阪急茨木市駅西口周辺につきましては、昨年度、今後の方向性を定める基本構想案を策定いたしました。この構想案の策定に当たっては、まず現況把握や課題整理を行い、その課題解決に向けた基本方針を定めております。駅前広場では、通過交通と駅利用交通がふくそうすることによる交通混雑の発生や、憩いやにぎわいを生み出す空間が不足していることなどが挙げられ、これらの課題解決に向け、交通環境の向上と歴史的な町並みを生かした空間の創出を基本方針として、検討を行いました。
 計画条件として、現在設けられていない身障者等の一般車や学校等の送迎バス、不足している路線バスのバース数の確保を設定しましたが、現在の駅前広場約6,000平米の区域では配置できない結果となり、広場面積の拡大を図るため、茨木ビル、永代ビルと市営駐車場を区域に含めて検討することといたしました。
 基本構想案モデルについては、赤色着色部のように、駅前広場を現在よりも1,000平米拡大した7,000平米にするとともに、北側の府道枚方茨木線の交通渋滞の解消を図るため、茨木ビルの用地の一部を活用し、1車線ふやした配置に設定しております。
 交通処理案における改良点としましては、駅前広場出入り口を交番前の1カ所に集約し、交番前の無信号横断歩道を信号規制に改良することによる交通の整序化、駅前広場外に一般車の乗降場を設置することによるバス、タクシー動線との分離、駅舎近接歩道に乗降場を集約することによる駅前広場の交通動線の簡素化や、駅利用交通と通過交通の分離を図ることとしております。
 ここで、この交通処理案で整備した場合に、実際の車両等の流れがどのようになるのかについて、交通シミュレーションを行いましたので、ごらんいただきます。
 まず、設定条件ですが、対象範囲は、北は永代町交差点、東は市駅東交差点、西は別院町交差点の範囲で、時間帯は、夕方ピーク時の午後5時から7時までで行っており、特に渋滞している午後5時30分ごろの状況を10倍速にて流します。
 まず、現況を再現した映像ですが、赤色はバスを示しており、他の色は全て一般車を示しております。府道枚方茨木線の東行きについて、西口広場の永代町南交差点を起点に、別院町交差点付近まで渋滞しており、府道八尾茨木線の南行きについても、永代町南交差点を起点に渋滞しております。別院町交差点から市駅東交差点までの区間で、東行きの移動にかかる時間は、実測で平均197秒となっております。阪急線沿いの府道茨木高槻線の南行きについても渋滞しているように、駅周辺では西口駅前を中心に交通混雑してる状況です。
 次に、策定した交通処理案での映像をごらんいただきます。
 信号のサイクルタイムは現状と同等の120秒で、先ほどの現況を再現した映像では、この時間帯では既に渋滞が発生し、車両の進行が困難な状況でしたが、この交通処理案では大きな渋滞は発生しておりません。永代町南交差点を起点とした東行き、永代町交差点を起点とした南行き、西行きとも円滑に交通が流れております。別院町交差点から市駅東交差点までの区間で東行きの移動にかかる時間は、この交通処理案では現状より72秒短縮され、平均125秒となっております。
 改善された理由としましては、交差点付近の車線数の増加、駅前広場出入り口部の交差点の集約化、無信号横断歩道の信号規制化が考えられ、本交通シミュレーションによる検証では、円滑な交通の流れが確保できる結果となったことから、この交通処理案を基本に今後、計画検討してまいりたいと考えております。
 次に、阪急茨木市駅前ソシオ管理組合の動向についてでありますが、昨年7月にソシオ茨木建替え検討委員会が発足され、12月の駅前ソシオ管理組合臨時総会にて、区分所有者133人中124人の賛成多数で建替推進決議が可決し、組織も建替え推進委員会へと移行されました。本年、1月には建替え推進委員会の下部組織として、計画、法務、戦略・広報部会設置、事業パートナーの募集を行い、2月の事業パートナー候補企業によるプレゼンテーションを経て、3月の駅前ソシオ管理組合臨時総会にて、事業パートナーとして阪急不動産、大林組グループが選定され、5月に駅前ソシオ管理組合と事業推進協定書が締結されております。今後は、市街地再開発事業に関する都市計画要望案の作成、行政、関係機関との協議などに取り組まれます。
 市における今後の取り組みとしましては、今年度、阪急茨木市西口基本計画の検討として、駅前広場の再整備や西口駐車場のあり方も考慮しながら、施設の配置や規模等を検討するとともに、ビルの建てかえについては、建替え推進委員会や事業パートナー等と連携を図りながら計画案を策定してまいります。
 以上で、JR茨木駅及び阪急茨木市駅西口駅前整備についての説明を終わらせていただきます。
 次に、③(仮称)JR総持寺駅及び周辺整備事業について、ご説明いたします。
 資料4をお開きください。
 平成30年春の新駅開業を目指して、駅施設、自由通路、歩行者専用道路の整備に取り組んでおり、ディベロッパー施行によるマンション開発においても、第1期棟が昨年9月に完成し、現在、第2期棟を建設中であり、来年3月に竣工する予定をしております。
 次に、事業進捗等をごらんください。
 JRによる鉄道工事では、昨年度に線路拡幅のための土どめ擁壁が築造され、線路上下線の外側線軌道の切りかえ工事が完了いたしました。今年度には、駅舎橋梁部分の仮土どめ工事や線路上下線の内側線軌道の切りかえ工事を行い、平成28年度から駅舎部の掘削工事、駅舎築造工事を予定しております。
 こちらが新駅設置の大阪方を望むイメージ図になります。左方向が大阪側、右方向が京都側、写真右奥が三島中学校になります。赤い線が駅設置後の線路となり、その線路の下に駅舎及び自由通路を構築します。ホームは8両対応の、長さ約165メートル、幅9メートル前後になる予定であります。
 こちらはフジテック屋上から写した、ことし4月時点での現場の状況でありますが、線路外側の擁壁とともに外側線のレールが設置されております。
 平成27年度につきましては、内側線軌道の切りかえ工事が完了する予定であり、あいた現在の内側線部分にホームが築造されることになります。
 次に、周辺整備について、ご説明いたします。
 次ページをお開きください。
 周辺整備につきましては、庄中央線整備事業、総持寺停車場線整備事業、(仮称)JR総持寺駅周辺整備事業、阪急総持寺駅西口駅前広場の4つの事業を計画しております。
 庄中央線整備事業につきましては、事業区間は、駅へのアクセス道路の交差点から、千歳橋手前の庄二丁目交差点までの延長約420メートル、計画幅員は標準部で両側歩道2.5メートル、両側自転車レーン0.7メートル、車道幅員5.6メートルの全幅12メートルとしており、自転車レーンを歩道と分離することにより、通行環境の改善を図ってまいります。
 昨年度の事業進捗につきましては、物件調査を買収予定の38件中24件実施し、用地買収済みが2件であります。平成27年度は、残っている物件調査14件の委託費として2,300万円、アクセス道路との交差部110メートルの道路整備工事として6,600万円、物件補償費として3,500万円を計上しており、引き続き物件調査の結果をもとに、順次、用地交渉を行ってまいります。
 次に、総持寺停車場線整備事業ですが、事業区間は阪急総持寺駅から国道171号西河原交差点までの延長1,200メートル、計画幅員は、現在、西側にある水路を暗渠化することにより、両側歩道2.5から3メートル、両側自転車レーン0.7メートル、車道5.6メートルの全幅12から13メートルの整備を行うこととしており、市道庄中央線と同様、自転車レーンを歩道と分離することにより、通行環境の改善を図ってまいります。
 昨年度の事業進捗につきましては、概算工事費及び支払い手続等を記した協定書を大阪府と締結し、阪急総持寺駅からJR東海道線との交差部付近までの延長640メートルの道路詳細設計を、警察、地下埋設管理者等との協議調整の上、実施するとともに、西河原交差点改良における買収対象物件である旧たばこ店の物件調査を行いました。
 今年度は、JR東海道線との交差部から国道171号の西河原交差点の区間までの道路詳細設計として、委託費1,345万円、延長105メートルの道路整備工事費として、工事費2億400万円、また、西河原交差点改良の事業用地である旧たばこ店の用地買収として、用地費等3,450万円を、道路工事に伴う支障物件移転費用として、負担金225万円を計上しております。
 次に、(仮称)JR総持寺駅周辺整備事業ですが、整備内容は、軌道沿いの、現在西行きの一方通行道路について、府道との交差部において、見通しが悪く、危険な状態であるため、車両の通過交通を排除し、その代替機能として、新たに総持寺交番前の信号交差点への南行き一方通行道路を整備いたします。
 昨年度の事業進捗につきましては、総持寺地区から駅への利便性向上を図るため、総持寺停車場線上空への立体横断施設の設置に向けた概略設計及び関係機関協議と用地買収を1件行いました。
 今年度は道路詳細設計として、委託費1,490万円、物件補償費として300万円を計上しております。

○田邊都市政策課長 続きまして、都市政策課から、昨年度、平成26年度に取り組みました阪急総持寺駅西口駅前広場の検討状況について、ご報告させていただきます。
 (仮称)JR総持寺駅設置にあわせ、府道総持寺停車場線の整備を大阪府と本市が連携して進めてまいりますが、大阪府からは、整備後、都市計画道路総持寺太田線の都市計画の廃止と、市道としての管理引き継ぎをしてほしいとの要望が示されており、本市といたしましても受け入れる方向で考えているところでございます。
 都市計画道路の廃止に伴い、現在、道路の附帯施設として位置づけられております駅前広場もあわせて廃止となることから、阪急総持寺駅の交通結節点としての機能強化と利便性の向上に向け、本市が新たに駅前広場を都市計画決定したいと考えており、そのため、駅前広場の位置及び広さ等につきまして、AからDの4案を比較検討してまいったものでございます。
 なお、検討に当たりまして、基本条件をバスバース1台、タクシーバース2台、一般乗降用4台、身障者用1台としておりますが、バスバースにつきましては2台まで対応可能となっております。
 A案は、府道南側に配置した案となります。この場合、メリットといたしまして、周辺敷地との高低差がないこと、市営総持寺自転車駐車場と隣接すること、検討案の中で補償対象物件数が最も少なく、事業費が最も安価であるということなどが挙げられます。また、デメリットといたしましては、府道南側に配置するため、駅改札口と駅前広場が道路で分断されることが挙げられます。しかしながら、ガード下の高さが低く、車の通り抜けが困難なことや、一方通行となっていることから、歩行者の安全性も一定確保できるものと考えており、結論から先に申しますと、本案を基本に都市計画決定したいと考えているところでございます。
 続いて、B案ですが、駅改札口と駅前広場が隣接するメリットはありますが、交差点形状が複雑になること、地形が北側が高くなっておりますので、駅前広場と周辺敷地に段差が生じてしまうこと、補償対象物件数が多く、A案と比較して高価になるといったデメリットが挙げられます。
 続きまして、C案ですが、現在、都市計画決定をされている駅前広場を拡張した案となっており、ほかの案に比べ、住民の合意が得やすいのではないかと考えておりますが、駅改札口と駅前広場が市道で分断され、B案と同様、周辺敷地と駅前広場に段差が生じてしまうこと。補償対象物件数が多く、事業費も高価となるといったデメリットが挙げられております。
 最後の、D案ですが、メリットといたしましては、駅改札口と駅前広場が隣接すること、現在、都市計画決定されている駅前広場を拡張した案で、C案同様、住民の理解は得やすい可能性はあるものの、駅前広場のほかに市道の代替道路が必要になることや、周辺敷地との段差が生じること、補償対象物件が最多で事業費も最も高額になる案となっております。
 以上のことから、繰り返しになりますけれども、府道南側の現在のパチンコ屋さんを中心とする場所に駅前広場を設けたいというふうに考えております。
 ただ、現時点では、大阪府との都市計画道路廃止に向けた協議調整を行っている段階であり、駅前広場の都市計画決定に関する地権者等への説明ができない状況でございます。その点、ご配慮いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 以上で、(仮称)JR総持寺駅及び周辺整備事業についての説明を終わらせていただきます。
 続きまして、平成25年度から取り組んでおります目垣・南目垣・東野々宮地区並びに平田・玉島・野々宮地区で進めております、④広域幹線道路沿道における土地利用検討の進捗状況につきまして、ご報告させていただきます。
 資料5をお開きください。
 まず、目垣・南目垣・東野々宮地区ですが、検討区域対象面積として約70ヘクタール、うち農地面積が約41ヘクタールの区域で進めているもので、農地の地権者数は244人でございます。
 これまでの経緯と現在の状況を説明させていただきます。本地区につきましては、昨年11月13日に事業化検討パートナーの候補者として、4企業体からの提案によるプレゼンテーションが実施され、株式会社イトーヨーカ堂と株式会社竹中土木の企業体が、事業化検討パートナーとして決定しており、事業化検討パートナーにおきまして、検討区域全体を4ブロックに分け、農地所有者並びに主に十三高槻線沿道の事業者を対象に、丁寧に事業内容を説明するための説明会を、本年6月11日及び18日に計4回開催し、延べ167人の方にご出席いただいたところでございます。
 7月末までには事業化検討パートナーにおきまして、再度、地権者を対象とした意向調査を実施し、事業に対するお考えや今後の土地利用の意向などをお聞きした上で、年末をめどに最も効率的と想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率等を提示し、地区全体の地権者に対する説明会を開催したいと考えております。
 事業化検討パートナーの提案につきまして、簡単にご説明をさせていただきます。
 本地区につきましては、地区の中心部を横断する十三高槻線から南側エリアに大規模商業施設並びに大規模物流倉庫を配置し、北側エリアに農地を集約する案が示されております。提案では、大規模商業施設であることから、にぎわいの創出や雇用面での効果、大規模災害時における地域住民等への物資の供給や避難所としての活用、また、農産物の直売コーナーの設置や店舗での販売、さらに各種イベントの開催など、地域住民だけでなく、農業継続者に対しても一定のメリットがある案が示されております。
 次に、平田・玉島・野々宮地区ですが、検討区域面積として約20ヘクタール、うち農地面積が約12ヘクタールの区域で進めているもので、農地の地権者数は97人でございます。
 これまでの経緯と現在の状況を説明させていただきます。
 本地区につきましては、昨年の11月20日に事業化検討パートナーの候補者として、3企業体からの提案によるプレゼンテーションが実施され、株式会社日本エスコンと清水建設株式会社、株式会社平和堂の企業体が事業化検討パートナーとして決定しており、パートナーにおきまして、本年2月に個別説明会並びに意向調査が実施され、地権者の個別事案等について、引き続き丁寧に対応している状況でございます。
 意向調査は、全地権者から回答をいただき、事業に賛成の方が約78%でありましたことから、反対や検討中と回答された地権者からご意見等をお聞きしている状況でございます。また、6月14日には、全地権者を対象とした説明会が開催され、63人の方が出席されました。説明会では、想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率などが提示されたところであります。
 今後、7月末までには、各地区ごとに再度、説明会を開催し、ご意見やご要望を伺っていきたいとのことであります。8月ごろには再度、全地権者を対象とした意向調査を実施し、事業化検討パートナーが提示した条件を考慮の上、事業進捗についての判断をしていただきたいということであります。
 事業化検討パートナーの提案につきまして、簡単に説明させていただきます。
 本地区につきましては、商業施設、スポーツ施設、温浴施設、福祉関係施設等が混合した案が示されております。提案では、地区内及び周辺に保育所、小中高等学校といった教育施設が多く立地していることから、教育環境や周辺住環境に配慮していること、また、今回の検討エリアの一部地権者も組合員として事業に参加しておられました、隣接する真砂玉島台土地区画整理事業地での商業施設等と共存共栄を図ることができる施設を配置したという案が示されております。
 最後に、これまでの進捗状況と今後の予定ですが、黒色のひし形で示しております目垣地区につきましては、先ほど説明させていただきましたとおり、7月末までには地権者を対象に意向調査を実施し、年末をめどに、想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率等が提示され、地区全体の合意形成を図りながら、平成29年3月ごろの土地区画整理準備組合の設立を目指したいということであります。
 一方、白色のひし形で示しております玉島地区につきましては、地権者説明会で想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率などが提示されたところであり、7月末までには各地区ごとに説明会を開催した後、全地権者を対象とした意向調査を実施し、判断をしていただくということで、事業を進めるということになりましたら、平成28年3月ごろに土地区画整理準備組合の設立を目指したいということであります。
 また、市街化区域に編入するための線引きや農用地除外等に関する行政手続につきましては、大阪府との協議を進めており、本事業について理解を得ている状況でございます。現在、大阪府におきまして、農用地除外について、農水省への情報提供などを行っていただいているところでもございます。
 また、線引きにつきまして審議されます、大阪府都市計画審議会が平成28年2月ごろに開催予定と聞いておりますが、その時点におきましては、両地区とも土地区画整理組合が設立されていない見込みでありますことから、保留フレームを設定していただく予定であり、土地区画整理組合の設立にあわせ市街化区域へ編入していただいた上で、事業に本格的に着手することになります。それにあわせ、大阪府と農水省の農用地除外に係る本格的な協議が進められることになります。
 以上で、広域幹線道路沿道の土地利用検討についての説明を終わらせていただきます。

○上田嘉夫委員長 「平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について」の説明は終わりました。
 次に、「各種計画・構想について」、説明を求めます。

○田邊都市政策課長 (2)各種計画、構想について、①中心市街地活性化基本計画の策定についてご説明させていただきます。
 資料6をお開きください。
 現在の中心市街地活性化基本計画は、旧中心市街地活性化法に基づき、住民や商業者などの参画を得ながら、中心市街地に対する市民の思いを実現していくための方向性を示した計画として、平成16年11月に策定しております。
 一方で、国におきましては、中心市街地の活性化のため、さまざまな対策が講じられてきたにもかかわらず、全国的に中心市街地の居住人口の減少や郊外への大型店舗の立地などにより、衰退に歯どめがかからないことから、中心市街地における都市機能の増進及び経済活動の向上を総合的かつ一体的に推進するため、市が作成した中心市街地活性化基本計画を内閣総理大臣が認定し、基本計画に掲げている施策に対し、国が重点的に支援するといった法改正が平成18年になされております。そのため、現在の本市の中心市街地活性化基本計画は、任意の行政計画の位置づけとなっているものでございます。
 本市の中心市街地における主な計画につきましてご説明いたします。
 現在、本市では、JR茨木駅及び阪急茨木市駅前周辺の再整備検討などを進めるとともに、両駅間を結ぶ道路を一方通行化して、歩道の拡幅や自転車道を整備し、車、自転車、歩行者を分離した安全で安心な通行空間を確保することで、回遊性を高め、沿道のにぎわい創出を図りたいと考えており、昨年度は整備イメージの共有と関係者間の理解を得るために活用できるよう、シミュレーションを作成したところでございます。
 これらのハード整備とあわせて、今春開設いたしました、立命館大学大阪いばらきキャンパスを生かしたまちづくりや、市民主体のさまざまなイベントなどの開催により、中心市街地の活性化につながる各取り組みを総合的に進めるため、改正中心市街地活性化法に基づく中心市街地活性化基本計画の策定に平成26年度から取り組んでいるものであります。
 中心市街地活性化基本計画の策定に当たりましては、都市機能の増進と経済活力の向上を、総合的かつ一体的に推進する実効性のある計画とすることが求められており、計画策定段階から中心市街地活性化協議会の関与が法で位置づけられており、本市が策定いたします基本計画の策定過程や、その実施に当たって意見を述べることができるとされております。
 中心市街地活性化協議会は、必須構成員といたしまして、都市機能の増進を担う主体並びに経済活力の向上を担う主体が法で規定されております。そのため、本市では、都市機能の増進を担う主体として茨木市観光協会、経済活力の向上を担う主体として茨木商工会議所を必須構成員とし、そこに大学や商業者、交通事業者、イベント事業者など、多様な主体の参画を得た協議会とする予定であります。
 基本計画では、策定後5年間で実施する具体な事業を立案することが必要となりますが、毎年進捗状況をフォローアップし、最終年度には総合評価を行うということになっております。
 また、国が示しております基本計画の認定要件が5つございます。
 1つ目に、中心市街地活性化協議会において十分な議論がなされ、計画が円滑かつ確実に実施できる地域ぐるみの取り組みであること、2つ目に、計画に掲げた事業等が実践的かつ試行的活動に裏づけられるなど、厳選されたものであること、3つ目に、計画に記載された取り組みの効果発現時期等を考慮した計画期間が定められていること、4つ目に、各種取り組みが総合的かつ一体的に実施することが可能な範囲である中心市街地の区域が定められていること、5つ目に、計画に掲げた事業等が円滑かつ確実に実行されることが見込まれ、それらが中心市街地の活性化に相当程度寄与することとなっております。
 最後に、計画策定までのスケジュールについて、ご説明させていただきます。
 まず、平成26年度は、各種データの整理、分析、中心市街地の課題抽出や基本方針の検討、事業実施想定者へのヒアリング等を実施するとともに、JR茨木駅及び阪急茨木市駅間の一方通行化のシミュレーション映像資料を作成いたしました。
 そこで明らかになりました課題と現状といたしましては、事業所数、従業員数、販売額、販売面積が最近の20年間で約半減してしまっていること、あわせて、歩行者、自転車交通量においても減少傾向であることなどが明らかになりました。一方で、市民等によるさまざまなイベント等が開催されたり、魅力あふれる個性のある店舗が開店するなどの動きがあることが確認されたところであります。
 平成27年度におきましては、中心市街地活性化協議会の立ち上げを今月予定しており、今後、協議会のご意見をお聞きしながら、基本計画案の作成を進めてまいります。また、平成28年度には、パブリックコメントなどを経て基本計画の策定を行い、内閣総理大臣に対し認定申請を行いたいと考えております。
 なお、本計画策定のメリットといたしましては、国の補助メニューの採択幅が広がることや、補助率の上乗せといったことが挙げられますが、本市の玄関口として活力や魅力向上につながる取り組みを明確に位置づけられる役割を果たすということができるというふうに考えております。
 以上で、中心市街地活性化基本計画の策定についての説明を終わらせていただきます。

○藤田道路交通課長 次に、②バリアフリー基本構想の進捗状況について、ご説明いたします。
 資料7をお開きください。
 これまでに、茨木市バリアフリー基本構想協議会は、平成26年7月18日に第1回を開催し、全3回で基本方針等について協議してまいりました。今年度は、選定された重点整備地区ごとに具体的な整備内容等について議論するため、平成27年6月に重点整備地区であるJR茨木駅周辺、阪急茨木市駅周辺、南茨木駅周辺、総持寺駅周辺において、現地調査及びワークショップを計4回開催いたしました。参加者につきましては、一般公募市民、協議会委員及び委員の関係団体、自治会、商店街、学生、市職員などで30名から35名の方に参加していただきました。それぞれの地区の課題について議論いたしました。
 ワークショップで出てきた主な意見としましては、道路に関しまして、「点字ブロックが途中で切れていた」、「歩道の勾配がきつい」、「歩道に車どめや違法駐輪があり通行しにくい」。施設に関する意見としましては、「駅からバス停へ車椅子で行けない」、「トイレやエレベーターの位置がわかりにくい」、「トイレが使いにくい」、「施設の案内標識がない」などがございました。
 今後は、第4回バリアフリー基本構想協議会を7月22日に予定しており、ワークショップにおいて議論された重点整備地区それぞれの課題、生活関連施設及び生活関連経路の案をお示し、協議していただく予定でございます。第5回は9月に、重点整備地区の整備方針と整備メニューを検討していただき、第6回は11月に、基本構想の素案やパブリックコメントの実施について協議していただき、12月にパブリックコメントを実施したいと考えております。第7回は、平成28年2月にパブリックコメント結果の報告や基本構想案の承認を予定しております。
 以上、全7回の協議会を開催し、今年度末に茨木市バリアフリー基本構想を策定したいと考えております。
 また、基本構想の策定と並行いたしまして、茨木市の特定事業計画を策定し、来年度より事業を開始したいと考えております。
 以上で、バリアフリー基本構想についての説明を終わらせていただきます。

○岸田市街地新生課長 次に、③東芝スマートコミュニティ構想について、ご説明いたします。
 資料8をお開きください。
 東芝の動向としては、平成30年春の新駅開設時の一部まちびらきを目指して、引き続き進出事業者の誘致を行っているところであります。
 昨年度の進捗といたしましては、周辺道路の拡幅整備が昨年12月に完了しております。東芝が考えているスマートコミュニティは、単なるエネルギーの最適化を目指すマネジメントを行うだけでなく、コミュニティそのものをマネジメントしていくという発想で計画されており、エネルギーの安定供給と快適、効率的な生活住空間づくり、この2つをあわせてやっていくことがコミュニティづくりの目的であると考えております。
 概略スケジュールでは、今年度、用途変更等の都市計画手続や開発申請等の手続に入り、平成28年度からは一部、施設建設が開始される予定であり、平成30年春の新駅開設時にあわせて一部まちびらきを目指しているところであります。
 導入機能、施設のイメージの検討案としましては、西側敷地においては、商業施設及び中高層の集合住宅を検討されており、東側では、周囲に北側から業務、サービス施設、エネルギーセンター、健康福祉・生活サポート施設、商業施設を配置し、中央部に戸建て住宅を検討されています。全体計画については、引き続き東芝と協議して進めてまいります。
 以上で、東芝スマートコミュニティ構想についての説明を終わらせていただきます。

○上田嘉夫委員長 各種計画、構想についての説明は以上で終わりました。
 休憩いたします。
    (午後1時53分 休憩)
    (午後1時54分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について並びに各種計画、構想について、発言なさる方はございませんか。

○松本委員 時間も余りないので、ちょっとはしょって、確認を含めて一度お伺いしていきたいと思いますけども、まず、立命館大学の周辺整備事業に関連してでございますけども、茨木松ケ本線のアンダーパスが完成して通行可能となるのが平成29年度末の予定とのことですけれども、市民はもちろん、立命館大学の教職員や学生からも早く開通してほしいという声をお聞きしています。市のほうもそういった声は把握されていると思いますけれども、既に線路の下は抜けているということも聞いておりますけども、現在の進捗状況とあわせて、なぜ平成29年度末まで工事がかかるのかということをちょっと市民にもわかりやすく教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。

○藤田道路交通課長 都市計画道路茨木松ケ本線の今後の進捗ということでございます。
 現在、立命館大学周辺の整備がことしの春に終わりまして、JRの軌道敷、電車が走っているところの下のボックスの工事も終わっております。ただ、現在終わりましたのは、ボックスの躯体部分といいまして、箱の部分でございまして、中の歩道の整備、車道の整備等が残っております。それに加えまして、JRの西側になりますイオン側の整備につきましても、現在、引き続きボックスの施工を行っておりまして、それが済み次第、L型擁壁というんですけども、高架から現在の高さまですりつける道路の整備というのが残っております。今、申しましたように、JRの軌道敷の下のところの歩道、車道の部分は、整備をするのに地下埋設物、各企業さんが中に入れられる計画をしておりまして、その事業の計画自体、道路築造の工程とかぶってきますので、実際に施工が済むのが平成29年度末ということになっております。

○松本委員 ありがとうございます。
 今も説明を受けまして、かなりインフラ整備を含めまして、配管、埋設物から、まだまだこれからかかるようでございますけれども、せめて車が無理でも、人だけでもどこか横の歩道が1カ所だけでも先に通れるようになれば、非常にありがたいし便利かなというふうにも思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。

○藤田道路交通課長 早期の完成ということで、松本委員がおっしゃられていますように、市民の方も大変期待している道路であると市のほうも認識しております。できましたら、これからの工程につきまして、各関係機関とできるだけ早期に完成するような工程が組めるよう検討してまいりたいと思っております。

○松本委員 ぜひそうなるように願っておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、JRの茨木駅及び阪急茨木市駅の西口の駅前整備に関連してですけれども、駅前広場の計画条件で、今、説明を聞きますと、バスや一般車の乗降場の数が示されています。スペースの有効利用としてこの前、建設で視察しました島田市では、乗降場に対して、車を平行に横づけするのではなくて、斜めにつけることで一時駐車スペースをふやすような工夫をされています。市民の方にお伺いしても、これはごく普通に行われていることなんですということも伺いました。本市でも限られたスペースの有効利用ができる可能性があると思いますので、今後の駅前整備にあわせまして検討していただければと考えますが、いかがでしょうか。
 また、JRの総持寺駅等の整備についてですけども、新駅の建設にあわせて交通バリアフリーにも貢献ができ、ホームからの転落や列車との接触事故防止など、人身事故防止を目的とした安全対策の1つであるホームドア等の設置について、当初から設置できるような働きかけをお願いしたいと考えていますけれども、この点に関してもいかがでしょうか。
 また、阪急総持寺駅の西口駅前広場の整備後、市民の利便性向上のためにバス路線、今、市に府道を移管という話もありましたけれども、バス路線を新設するようなことについてのお考えもお伺いしておきたいと思います。
 また、阪急総持寺駅につきましては、車両による東西の行き来ができるようにすることが大きな課題であると思います。先ほどの説明では、車が行けないので、歩行者がA案では安全に通過できるのではないかというお話がありましたけれども、やはりここは緊急車両等の行き来も含めまして、ぜひ通過交通ができるようなことも大きな課題であるというふうに認識しておりますので、その辺のお考えをお聞きしたいなと思っております。
 また、駅舎の高架化を行うことも長期的な展望としては1つの大きな課題だと思いますけども、駅舎の改良等も含めての現在のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

○馬場市街地新生課参事 順次、お答えさせていただきます。
 一般車の斜め駐車によるバース数の増加についてということですが、こちらにつきましては、一般車の斜め駐車につきましては、発進する際に一度バックする必要があるということから、そのための安全確保が課題であると考えております。ですが、その可能性について今後、警察とも協議、検討してまいりたいと考えております。
 続いて、新駅へのホーム柵の設置についてでございます。ホーム上の安全確保につきましては、JRとしても重要な取り組みと認識されており、ホーム非常ボタンや警告ブロック、転落防止柵の整備を進められています。ホーム柵については、JR東西線の北新地駅、また大阪天満宮駅へ可動式ホーム柵の整備を実施したとのことです。しかしながら、可動式ホーム柵を整備するに当たっては、運用される車両の扉枚数及び扉の位置の統一が必要となりまして、京都線においては、お客様の利便性などのニーズに合わせ、扉枚数、扉位置が異なる車両形式の列車が乗り入れているため、早期に実現することは困難であるとの回答を聞いております。

○田邊都市政策課長 続きまして、阪急総持寺駅の駅前広場の関連のご質問について、お答えさせていただきます。
 まず1つ、バス路線への進出ということでございますけれども、交通戦略の中でも、各駅の交通機能の結節の強化ということもうたっておりまして、今回の整備とあわせまして、鉄道事業者等とも協議をしてまいりたいというふうに考えております。
 実は、この間、今お示ししました4案で、A案ということで今、考えておるんですけれども、そういった案につきましても、一定、阪急のほうと事前にちょっとお話をさせていただいたところ、阪急からは、駅の改良とか、先ほどちょっと課題に1つ挙げましたけれども、道路では駅前広場と駅舎が、ちょうど駅の改札口が道路と分断されておりまして、その辺が、利用者の皆さんがより安全・安心に使えるような形状となるように改良したいということで、鉄道事業者さんのほうにもお話を投げております。駅前広場の整備が実現するのであれば、阪急としても前向きに取り組んでいきたいというふうなご回答もいただいておりますので、私どもとしましては、駅前広場の都市計画の決定ですね。それとあわせて駅前広場の整備、それにあわせ鉄道事業者等と協議を重ねていきたいというふうに思っております。
 また、今ありました緊急車両の通過のことですけれども、JRの総持寺駅の整備に当たって、五反田橋梁のかけかえをさせていただいたときに、道路の高さは変えずに、ガードを最新にすることで、けた下が80センチ高くなるという事例が、これはもう事例としてはきちんと出てますけれども、そういったものと同じ手法で、高架といいますのがなかなか長期的なスパンで今すぐ実現というのは難しいかもしれませんけれども、この駅前広場の整備にあわせて、阪急の総持寺周辺が少しでもよくなるような整備をさせていただきたいなと思っておりまして、ガードのかけかえ等についても、阪急と協議を重ねてまいりたいというふうに考えているところでございます。

○松本委員 ちょっと細かくいろいろとお聞きしたんですが、まず、乗降場の話ですね、斜め駐車ということで。確かに後ろ向きにバックすることで、安全の確保ということが大事だと思っておりますが、それをうまくやっている市もありますので、警察との協議、検討の中で、その課題が克服できるように考えて、検討を進めていただきたいと。また可能であれば、新たな試みとして、駅前整備にあわせて実施をしていただければなというふうに思っておりますので、引き続きご検討をよろしくお願いします。
 また、可動式ホーム柵の件ですけれども、異なる車両形式で早期の実現はなかなか難しいんではないかというふうなJR側のお話があったということですけれども、最近ではそういった課題にも対応できる、改良型の、マルチドア対応ホームドアというんですか、そういったものも開発されてきておりまして、そういったことに対応ができるというふうなことも出てきておりますので、不可能なことではないと思います。ぜひとも、茨木市で初めての設置になると思いますけれども、そういったことができるんだと、また自殺者ということも、茨木市でもやっぱり飛び込み等ありますので、そういった命を大切にする意味でも、またバリアフリーを進める意味でも、お願いをしたいなと思っております。
 また、阪急の総持寺のほうの駅前広場の整備にあわせて、今後さまざまな取り組みですね、改善が希望できるんだなということを、今、お話を伺って思いました。本当にぜひとも、昔からの課題がたくさんあると思います。これまでも数々、いろんな議員さんが、そういったことに関しても訴えてこられたかと思いますけれども、この整備事業にあわせまして、そういったことが一気に進んでいくように、またご努力をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 もうあと二、三点だけですけれども、引き続きまして、広域幹線道路の沿道の土地利用の検討について、お伺いをします。
 先ほど、地区説明会を4回開催していると、その対象者は地権者ということなんだと思いますけれども、どのような意見が出ているのでしょうか。また、地権者への了承がとれてから次の段階に入るということだと思いますけれども、地権者でない地元住民からは、自分たちの意見を聞いてもらえるのか、また不動産業者などから、土地利用計画図等が今現在流れていまして、地元企業から事業の継続ができるのかという不安の声も上がっています。そういった方たちにも早目に説明等、意向調査を行って、事業化検討パートナーとの事前調整も図っていくことが必要ではないかなというふうに考えておりますけれども、今後の進め方としてはどのようにお考えなのか、お伺いをしたいと思います。
 さらに、広域幹線道路沿いの土地利用が進むにつれて、交通量の増加が考えられます。特に平田・玉島・野々宮地区には、先ほどもありましたとおり、小中高校が隣接しております。通学路の安全対策や、また環境対策について、しっかりと行うことが必要ですけれども、地元の関係者との意見調整を行うことをどのように考えているのか、また考えておられれば、今後の予定とかスケジュールがあるのかということをお伺いしたいと思います。
 それから、中心市街地活性化基本計画につきまして、シビックセンター環状道路一方通行化によるにぎわいの創出と回遊性の高い道路空間の形成によりまして、駅周辺の総合的な再生整備を図るために、駅前整備とあわせて着実に進めていく必要があるかと思っております。中心市街地の一方通行化の映像資料を作成されまして、私どもも見せていただきましたけれども、関係者に見ていただいたのか、また見ていただけたなら、どのような意見があったのかを教えていただきたいと思います。
 次に、JR茨木駅の北側のアンダーパスにつきましても、駅周辺整備の中で、今後のシビックセンター環状道路との接続を行う中で、東西のつながりをどのようにしていくのか、よりよくしていくための検討をしておく必要が今あると思いますけれども、この点についてもお考えがありましたら、お伺いをしておきたいと思います。
 以上です。

○田邊都市政策課長 順次、お答えをさせていただきます。
 まず1つ、広域幹線道路沿道におけます説明会のときの地権者さんから出された意見ということでございます。
 まず、目垣地区につきましては、今回、事業者検討パートナーから出された事業計画案につきまして、もう一度、地権者が244人とかなりたくさんおられますもので、ブロックに分けて、参加しやすい環境を整えた上で、もう一度、丁寧に説明をさせていただきました。
 その中から出た意見は、やっぱりその農業の継続希望者への配慮とか、減歩率の考え方ですね、そういったものが出されたということでございます。農業をやめると、例えば、基本、減歩されるんですけれども、農業を続けても、区画整理をされたら減歩されるのかとか、そういったことがご質問として挙げられたということでございます。
 あと、もう1つ、平田地区につきましては、この6月に行いました説明会で、事業費でありましたり、平均減歩率とか、数字的なものを地元のほうにお示しをいたしました。その中で、あそこは平田地区と玉島地区と野々宮地区という、地区で言うと大きく3つになるんですけれども、その3つによる条件の違い、そういったものとか、今、委員からもありましたように、通学路への配慮、そういったところについてご意見が出てまいりました。
 今、少し触れましたけれども、小中高、教育機関がたくさんある中への配慮というところでございますけれども、あそこは、今お示しさせていただきましたように、検討地区周辺に中学校、高校、それと小学校、また保育所もございまして、そこにつきましては、平田につきましては、特に事業化検討パートナーを募集する段階から、そういった教育機関への配慮、子どもたちへの安全・安心を確保できるような案を提案してくださいねという条件もつけさせていただいております。また周辺には、住宅がずっと広がっておりますので、そういった既存の住環境への配慮といったところを提案の中で求めて、それに応じた提案がなされているのかなというふうには考えておりますが、事業が、言いましたように、今から意向調査をして、最終、このまま区画整理事業としてやっていこうというような意思決定が示されましたら、準備組合を立ち上げていくんですけれども、そういった中で、細かい条件等につきましては、それぞれの土地利用を考える中で、周辺の自治会等、教育の関係者の方々も入っていただいて、全体のグランドデザインをつくり上げていくというような形で進めてまいります。
 もう1つ、中心市街地活性化のことですけれども、今、ありましたように、シミュレーションを昨年に作成しておりまして、どこかで見てもらったのかということですけれども、庁内でも見ていただきましたし、委員会とかでもお見せしたかなと思います。あと、商工会議所のほうに出前講座みたいな形でお邪魔をしまして、商工会議所でも二度ほど映像を流して、皆さんからご意見をいただいたというところでございます。
 そのとき出た意見といたしましては、今、委員からも応援をいただいたかなと思うんですけれども、一方通行化について、皆さん結構期待をされる声が多いのかなと。ゆっくり駅前を歩いて過ごせるような空間づくりというところで、一定のご理解はいただいているのではないかなと思います。まだまだ細かい点は多々詰めていかないといけませんけれども、おおむね一方通行化自身については、賛成の声が多いというような印象を受けているところでございます。

○岸田市街地新生課長 府道の枚方茨木線におけるJRとのアンダーパス部の拡幅等についてでございます。
 現在、JR西口の整備につきましては、隣接する密集市街地も区域に入れておりますことから、今後この点についてもJRとも協議してまいりたいと考えております。

○田邊都市政策課長 周辺事業者さんのご意見なんですけれども、まず区画整理区域に入っていただくのか、入っていただかないのか、そういったところが全体の事業費にもかかわってまいりますので、今現在は、まず農地の地権者さんに対して説明をさせていただいていますけれども、目垣地区につきましては、十三高槻線沿いで、既に土地利用がかなり進んでおりますので、十三高槻線の沿道の事業者のほうには、この間の説明会のときにもご案内を差し上げて、全体の構想というのを、一度お聞きをしているというところでございまして、事業者さんのほうからも、いろいろご意見が出ております。
 もともと、十三高槻線というのが、それぞれの方が田んぼをされていて、その後から十三高槻線ができて、どうしても敷地形状が、今既に、沿道の方から、三角といいますか、四角く整形になってない、非常に使い勝手が悪いという声も一部で聞いておりまして、これを機に区画整理に入れていただいて、整形地にしてほしいという案であったり、事業の拡大でもう少し土地を広げていただきたい、保留地の処分をやりたいとか、私らが買いたいとか、そういったご意見もいただいております。その辺は、全体を見た中で、今後適切に進めてまいりたいというふうに考えております。

○松本委員 もう終わりたいと思いますけれども、地元の方、また地元企業の方とか、今のお話のとおり、心配のないように、またこれまで茨木市にも貢献してこられたと思いますので、十分配慮をお願いしていきたいなというふうに思います。
 玉島・野々宮・平田の地域に関しても、そういう小中高とか住環境に配慮した提案をということで、説明がありましたので、ぜひともその点は、行政だけがチェックするというのではなくて、協議会等できましたら、地域の方たちにも、十分その辺はチェックをしていただいた上で、決定をしていっていただきたいなというふうに思っております。
 また、商工会議所等に見てもらったということで、一般の商店とかも見られたのかどうか、その中にいらっしゃったのかどうかわかりませんけれども、おおむね一方通行化に関しては賛成の意見が多かったということをお伺いしまして、本当にうれしいなというふうに思ってるんですけれども、ぜひ茨木の魅力あるまちづくりのためにも、この点に関しては早目に皆さんに周知をしながら、幅広いご意見をさらにいただいていただいて、実施をしていただけるようにお願いしておきたいと思います。
 JR北側のアンダーパスについては、またJRと協議をしていただけるということですので、ぜひとも忘れ去られた点にならないように、そこの通過交通に関してもスムーズに行けるようにお願いをしたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○青木委員 できるだけ簡潔に質疑をさせていただきたいと思います。
 まずJR茨木駅東口なんですけれども、デッキが開設されました。このデッキは道路という位置づけになっておりますけれども、通行とそれから交流スペースに分かれております。交流スペースについては、利用できるということでのご説明があったんですけれども、実際に利用があったのか、また予定があるのか、お聞かせください。ここを交流スペースにすることで、どのような影響とか効果があるのか、お聞かせください。また、利用するに当たっては、手続はどのようになっているのか、また利用するに当たっての制限があるのか、お聞かせください。もう1つは、周知をどのようにされているのか、お聞かせください。

○澤田建設管理課長 まず1点目、需要ということですが、供用開始後、6月7日(日)ですが、初めてイベントが開催されております。内容につきましては、20名からなるジャズバンドによる演奏が、午後2時から1時間行われました。今月下旬には、2回目のイベントを今現在予定しているところでございます。
 また、追手門学院大学や民間団体等、数件の問い合わせも受けております。
 また、1回目を行ったジャズの代表からは、またこういう定期的に演奏もしてみたいというようなこともおっしゃっておりました。
 次に、影響、効果なんですが、このイベントスペースは、地域の活性化や都市におけるにぎわいの創出というところの観点から設けたものでございまして、これから継続的に活用してもらうということで、茨木市のまちの魅力発信につながっていくものと考えております。
 次に、活用につきまして、東口のデッキ部分につきましては、市の道路施設であるということから、イベント実施には道路管理者、この建設管理課からの道路占用許可、それと茨木警察署からの道路使用許可が必要となります。また、ここを利用する地域活動の実施組織といたしましては、一定の公共性、公益性や地域住民等の合意形成に配慮いたしまして、地方公共団体が関与する団体であるということが必要となります。
 最後に、周知につきましては、この3月に広報誌におきまして周知を行ったところであります。また、この1回目のジャズにつきましては、市のフェイスブックにおきましても情報提供を行っております。また今後、市のホームページに掲載するなどして、さらなる周知を図ってまいりたいと思っております。

○青木委員 非常に1回目やって喜んでいただいているということですけれども、一定の規律は必要かなとは思いますが、できるだけまちの魅力発信につながるような取り組み、周知の仕方をお願いしたいと思います。
 続きまして、JR西口駅前広場についてです。
 検討の範囲についてですけれども、当初の駅前広場にプラスして、駅ビル、またその周辺地を一体として検討していく段階に入りました。計画の方針として、本市の玄関口にふさわしい、景観にも配慮した計画とするとしています。本市の玄関口にふさわしい景観というものをどのように想定されておられるのか、まずお聞かせください。
 次に、今年度の取り組みについてですけれども、施設需要、調査並びに駅前導入施設の検討、また公共施設用地の配置計画の検討とあります。具体的には、どのようなお考えを持っておられるのか、お聞かせください。
 またこの6月に、駅ビルの検討委員会を立ち上げたということでございます。勉強会も種々やっておられます。所有者の方々はさまざまな思いで参加をされておられると思いますが、この所有者の話し合い、また検討内容について、お聞かせください。

○福田市街地新生課参事 本市の玄関口にふさわしい景観ということでございます。
 本市の玄関口にふさわしい景観にも配慮した計画についてでありますが、快適な歩行空間、緑化空間や憩えることのできる空間を確保することによりまして、駅との連続性や回遊性を図り、多くの市民が集える空間が市の玄関口にふさわしい景観であり、その過程におきましては、大阪万博への玄関口として、果たしてきた役割を意識した景観などについても検討してまいりたいと考えております。
 また、今年度の取り組みということでございますけれども、施設需要であるとか、公共施設用地についての考えでございます。
 施設需要調査につきましては、公益施設、住宅、商業等の現状及び将来需要の調査並びに導入可能施設の洗い出しを行います。
 民間施設につきましては、各種統計調査及び業者ヒアリング等によりまして、傾向と今後の需要見込みを確認し、公的施設につきましては、総合計画等の上位計画での位置づけや、庁内ヒアリングによりまして、必要性と可能性を検討いたします。
 公共施設用地につきましては、道路、駅前広場、緑地等の空地等の公共施設の整備に関する配置計画を交通結節点としての利便性と歩行者空間の安全性、快適性を考慮し、立体的な機能配置も含めて検討してまいります。
 駅ビル所有者の話し合い、検討内容ということでございます。
 昨年度、区分所有者を対象といたしました専門コンサルタントによる勉強会が、5回実施されましたけれども、その内容といたしましては、全国の駅前ビルの状況及び当ビルの現状と課題、ビルの再生手法、補助制度の概要、耐震改修・大規模修繕と建てかえとの比較、アンケート調査結果の分析についてでございます。

○青木委員 もう1点お聞かせください。市役所のリーダーシップについてです。
 駅ビルについては、地下駐車場の区分所有者という立場であります。また、駅ビル所有者の当事者として、今後のあり方については発言権も持っている立場だと思います。その上で、茨木市の発展と住民自治に寄与する市役所として、検討課題となっている住居等の問題については、住民の不安を払拭するため、さまざまな可能性を提示、また提案することが重要なのではないかと私は思っております。あるいは、駅広全体の構想や将来のまちづくりについては、総合計画等の内容を伝えながら、ともどもに後世に誇れる茨木市の玄関口をつくっていこうという姿勢で、いつまでにどうするという目標設定を示すなど、リーダーシップを発揮していくべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。

○福田市街地新生課参事 市役所のリーダーシップについてでございます。
 駅ビルの区分所有者の方々に対しましては、生活の場の確保について、いろいろな選択肢、例えば賃貸住宅でありますとか、サービスつきの高齢者向けの住宅のあっせん、リバースモーゲージ型住宅ローンのような、みずから居住する住宅を担保に活用できるローンの活用等を提示するとともに、今年度、市が実施する検討調査に基づきまして、駅ビルにおいて設置された茨木駅前ビル再整備検討委員会と連携を図りまして、今年度末を目標に耐震改修・大規模修繕か建てかえを推進していくかの方向性を定めてまいりたいと考えております。

○青木委員 ほとんどの方が高齢者ということも伺っておりますので、丁寧に不安を払しょくするように進めながら、目標値を決めて取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 時間の関係がございますので、もうあとはバリアフリーの基本構想なんですけれども、ワークショップをされたということで、さまざまな関係者、また障害者当人、当事者も参加されたということでございます。これについては、また視覚障害者の方等が、車椅子利用者の方が参加されたということで聞いておりますので、あと聴覚障害者についてはまた今後ということでございますので、当事者を含めたさまざまな施策を決定する上で、ぜひかかわっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 1つだけ、平成32年までに整備計画をきちんと設定しておりますけれども、特に留意すべきことや、早急に対応が必要なところがありましたら、これだけお聞かせください。

○藤田道路交通課長 整備期限を平成32年までに設定する上で、不便なところで緊急に整備するようなところということでございます。
 今のところ、以前からご要望がありましたJR茨木駅の西口の駅前広場のバス停への平面横断や、府道総持寺停車場線の歩道の整備等は、早急に改善する必要があると思いますので、その点については早急に対応したいというふうに考えております。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○山本委員 中心市街地活性化基本計画で、特に協議会が来月設置されるということです。私が3月議会でも質問させていただいたんですけれども、やっぱりこれからの30年先、50年先の茨木市をしっかりと考えたときに、中心市街地のJR茨木駅から阪急茨木市駅を中心として、商店街もひっくるめて、そこがどうなっているかというのが、やっぱりこれからの大きな基準や基本だと思います。
 そういうのは、行政が中心市街地をどのようなまちづくりするのかということ、一方通行化中心と出ていますけれども、ただ、目垣にしろ、平田にしろ、それから万博周辺には大型ショッピングモールがきますけれども、そこらの部分というのは、ある意味では、直接的に市がかかわって、どうこうできるということではなくて、むしろ今こそ、茨木市の皆さんがつくってきた市場やまちづくりとか、それから買い物できる場所、そういうものを踏まえて、もう一度やっぱり30年、50年先に向けて、中心市街地をJRから阪急までの間もひっくるめて、どんなまちになっているかというのが、茨木の大きな顔となると思います。
 そういう意味では、そこのところ、木本市長にも3月議会で答弁いただいて、ぜひともそのことを中心でやっていきたいというご答弁いただいていますけれども、そういう意味では、今後やっぱり、しっかりと視点を据えなあかんのは、そこのところを抜きにしたら、大型ショッピングモールはあかんようになったら、出ていってしまったら終わりです。
 でも、中心市街地はそのことによって被害を受けて、縮小されたり、また撤退したりとか、また店がつぶれていったりしていったら、最後に残るものが何にもなくなってしまうわけです、茨木市に。そういう意味ではやっぱり、大型ショッピングモールがいろんなところに出てきてすばらしいとは言われるけれども、それはそれですばらしいと思うんですよ、市民にとっても。けれども、今守らなくてはならないのは、その視点をきちっと踏まえたことを考えていただきたいということで、よければ答弁いただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。

○田邊都市政策課長 本市の中心市街地なんですけれども、さまざまな商業施設が集積を当然しておりまして、そこには、個人店舗を中心とする集積が見られるというところで、大型ショッピングセンターとか、そういったものにはない、それぞれの顔、それぞれの魅力というのがやっぱり店には、それぞれの味とか、そういうのがあるのかなと思います。今回、立命館が4月にできましたけれども、そういったものとか、ガンバスタジアムが今度できます。ガンバができたり、茨木の駅がそれらへの玄関口にもなるというところで、定住人口のみならず、交流人口自体がかなり増加が期待されているというところもありますので、そういった新しい茨木の魅力を発信する、非常に今いい時期かなと、本当にチャンスかなと思っておりますので、そういったこともちゃんと念頭に置きながら、計画策定には取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○畑中委員 ちょっと簡潔にお聞きします。
 JR茨木駅西口駅前整備の平面横断について、以前から警察署と協議していると聞いておりますが、現在の協議状況について、ちょっと改めて詳しくお聞かせください。
 2点目に万博公園の南側エリアの開発事業についてですけれども、交通量が増大するということについては、6月の本会議でも他の議員からも質疑があったんですけれども、特に私の観点からすると、やっぱり茨木郵便局前の西駅前交差点のバリアフリー化も考えると、非常にこの問題、大きな問題だと思うんですけれども、府道大阪高槻京都線への車の流入しない対策等について、茨木市が考えていることがあれば、お示しください。

○岸田市街地新生課長 まず、JR茨木駅西口でのバス停への平面アクセスの改善についてでございます。
 横断歩道の設置場所や形状について、茨木警察や交通事業者等と一定協議が整っておりますが、府警本部の了解が得られていない状況です。府警本部の見解は、歩道橋が設置されている箇所には横断歩道は明示できないとのことから、茨木市域において、両方設置されている阪急茨木市駅駅前や、西河原交差点等の事例を茨木警察に提出したところでございます。市といたしましても喫緊の課題と認識しており、駅前の再整備とは別に、可能な限りの改善に向け協議してまいります。
 次に、府道大阪高槻京都線への交通負荷の増大を抑制する対策として、本路線の渋滞情報を国道171号の西河原交差点東詰の情報板に掲示することで流入を防ぎ、そのまま国道171号を直進し、清水交差点から府道茨木摂津線を走行するよう、本市、茨木警察、国道事務所と協議しているところです。
 また、府道茨木摂津線からは生活道路へ迂回する車両もないものと考えております。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○田中委員 1点だけ、簡単にお聞きしておきます。
 今のも関係するんですけれども、資料2のところで、吹田市の市立スタジアムと万博エリアの関係なんですけれども、市が単独で事業者、開発者や公共交通事業者と個別協議を実施するということで、私はここは期待しています。それ以外のことを言うと、なかなかほかのところ進まへんので、本市は乗り出していただいて、きちんと議論をしていただきたいんですけれども、今の個別協議の内容等につきまして、現時点での状況をお聞きしたいと思います。それだけです。

○岸田市街地新生課長 まず、個別協議についてでありますが、これは本市が中心となって開発事業者や交通事業者と、駅前等、茨木市域に及ぶ影響に対する対策等について協議しているものです。現在、エキスポランド跡地へのバスの運行につきましては、近鉄バスはなく、阪急バスが阪急茨木市駅からJR茨木駅を経由するルートで、土日、祝日のみ1日2便運行しておりますが、バス事業者において、エキスポシティ等の開業に対するバスの増便等について、検討しているところであり、7月末ごろには開発者へ提示する予定であると聞いております。
 市といたしましては、個別協議によりその情報収集に努めるとともに、バス増便の際のバスバースの確保について、バス事業者やタクシー事業者等と待機場所の確保や停車位置の変更等について協議しているところでございます。

○田中委員 やっぱり市が直接話をしていただくことが、僕は今の時点では肝心かなと思っております。
 今、答弁いただきましたけれども、確かに万博エキスポランドに行っているバスはそういう状況かとも思いますけれども、実際はあちらのほうに路線、違うとこのバス事業者も行ってはりますし、恐らく進出してくれば、実際に開業すれば、そういうところの路線も含めていろんな問題が出てくると思いますので、もう個別の事業者と、府あるいは開設者も含めて、市として、きちんとした議論もこれからさらに進めていくことをお願いして、終わります。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○桂委員 大きく3点伺いたいと思います。
 中心市街地の計画の関係です。7月から協議会が始まるということなんですけれども、この協議会メンバー、最終確定したら、どういう構成になるのかというのを教えてください。
 さらに、どうしても私たちも、建設常任委員会ではこの一方通行化、とてもいいものを見せていただいて、こんなまちになったらすてきだろうなというふうに委員同士、たくさんいろんな話もさせていただいて、期待を持っているところなんですけれども、どうしてもそこに、私たちもビデオ見てしまったので、一方通行化だけが中心市街地の活性化だというふうに、私自身もちょっと走ってたんですけれども、よくよく考えると、ここにも書いていただいているように、都市機能の増進にあったり、中心市街地というときに活性化だけすればいいというものではなくて、先ほどから話が出ている駅前の、茨木の顔は何がふさわしいであるだとか、茨木の中の中心市街地の活性化とは、どういう価値に基づいて、どういう活性化を目指すのだというような基本理念も必ず打ち立てられるべきだというふうに思うのです。
 それと、もう、言わずもがなだと思うんですけれども、町なか居住の推進ということも活性化の一端ではありますが、常に居住を、私も近いエリアにしているわけで、大塚副市長もまさにこの中に住んでいらっしゃるわけですけれども、現在住んでいる、例えば茨木小学校区、中条小学校区、そこで新たに居住をされる方、またこの活性化、一方通行化、さまざまなあつれき、そごを生まないための方策というものは、どのようにされているのかをお聞かせいただきたいと思います。
 ちょっとはしょっちゃいましたけれども、都市機能というのは、どういうもので、どういう価値に基づいてということはきちんと触れられるのかどうか、それと新たな住民、新たな活性化と現居住している住民、地域との関係性というものを伺いたいと思います。
 それから大きな2点目が広域幹線の関係なんですけれども、目垣、野々宮、両方なんですけれども、こういう機会に、ここの所管には、今座ってはいらっしゃらないんですけれども、集落営農化を進めるであったり、農林サイドとも連携というのは、ぜひ進めていただきたいと思っているんですけれども、こちらの進捗状況というのは、ともに課を超えて、連携して進めていただいているのかどうか、確認をしたいと思います。
 それから、目垣のほうの新たなパース図、載せていただいているわけですけれども、あそこがあんなふうに、環境衛生センター前が変わるといいなと思うのですけれども、今、環境衛生センター前の、今回の区画にかかわっていないほうの側というのが、かなり不法駐車が多かったり、業者さんの出入りというものも、激しかったりもします。
 また、環境衛生センターの炉の更新等々の時期も、かなりどんぴしゃでかかってくるのかなというふうに思うのですけれども、市道の整備であったり、環境衛生センター周辺との関係というものの整理はどのようにされているのか、お聞かせください。
 それから最後に、東芝関係を伺いたいと思います。
 なかなか進展が厳しいというふうに伺っている中、今回よくぞ報告をしてくださったというふうに思っているんですけれども、今回出していただいている導入機能、施設のイメージ検討案というものは、いつの時点で作成されたものが提示をされているのかどうかの確認をしたいと思います。
 それから、平成30年度に一部まちびらきとありますけれども、それはこのイメージ図が生きているとして、どの部分を平成30年度にまちびらきをしたいというふうに、東芝が考えているのかどうか、わかればお聞かせをください。
 さらに、東芝の側からお話を伺いますと、西河原交差点の導入部分等の課題があり、車の交通などが大きな課題となっているため、なかなか進まなかったり、企業誘致が進まないというような意見もよく耳にします。
 そこで、西河原交差点、先ほどのたばこ店ですね。一部はご了解をいただいていると思いますが、資生堂ホネケーキさんであったり、その周辺についての交渉状況ですね、今、どのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。

○田邊都市政策課長 順次、お答えをさせていただきます。
 まず、中心市街地活性化についての基本理念みたいなところかなと思います。
 確かにおっしゃるように、一方通行化というのは、その1つの手法でありますけれども、まず1つは、この基本計画の策定だけの話でいいますと、5年間でいつ、どこで、だれが、何をやるという、実効性がかなり問われる計画になっておりまして、そこら辺が先ほどの総理大臣の認定要件にもあるんですけれども、事業効果がきちんとあらわれる、時期になっているかとか、そういった設定になっているかというところもありますので、この辺、どれを記載するかについては、事業のスパンを見た中で、それぞれのどういうのを記載するかを決めていくということになります。
 基本理念については、市の上位計画であります総合計画でありましたり、都市マスでありましたり、そういったところで中心市街地の姿といいますか、市のほうでイメージしている地域のイメージとか、そういったものに取り組む方針とか、そういったものが書かれておりまして、そういったものを実現できるような取り組みにしたいと思っております。ですから、計画策定に当たっては、一つ一つを単体で載せるんではなくて、そういったものをどういうふうにうまくすれば、市が目指す地域のイメージが実現できるのかというところに留意してやっていきたいというふうに考えているところです。
 新住民さんというんですか、中心市街地の町なか居住で新たに居住で来られた方と、従来からそこにお住まいの方というところのあつれきを生まないような方策というところでございますけれども、やはりコミュニケーションが大事なのかなというふうに思っています。ただ、それをするには、事業をする中で、やはりその新しい方だけがやるとか、それぞれやっぱり巻き込む手法が要るのかなと思ってまして、地域の方が実施する、今、もう既に実施されている、そういったイベントとかに、新しい方、広くいろんな方に参加をいただく、学生も含めていろんな方がおられますし、いろんな要素が生まれてますので、そういった取り組みがしたいなと思っておりますし、また、新しいそういう動きの中で、従来からそこにお住まいの方が参画できるような。まさしく、今回はいろんな方に協議会にも入っていただきながら、ご意見いただきながらつくり上げていきますので、それぞれの事業をうまく結びつけられるような形で進めていきたいというふうに思っているところです。
 協議会の構成なんですけれども、先ほど言いましたコアメンバーとしては、茨木市観光協会と商工会議所にお願いをしようというふうに考えております。それは法で決められておりますので、その2者がコアメンバーになると。そこに大学でありましたり、商店街の代表さんでありましたり、ガンバさんでありましたり、そういった方々に入っていただいて構成したいということで考えております。
 そこに、当然、行政も参画いたしますし、イベントをされている事業者さんとか、消費者の方とか、広く構成員を募った上で、構成していきたいというふうに考えております。
 広域幹線道路沿道のことで、農業サイドとの連携というところでございます。
 ここにつきましては、集落営農ということで、1つご提案ございましたけれども、集落営農については、一度勉強会も開催をしております。土地区画整理事業で今、想定しておりますけれども、そういったものをもし進めないのであれば、今後、農業を継続していくというような1つの方策として、集落営農というのも考えられますので、地元のほうに対して、一度勉強会もさせていただいて、集落営農に実際取り組んでおられる方をお呼びして、集落営農とはどういうものやというようなことと、農業を継続を、実際されているというところで、体験談を含めて、勉強会もさせていただいたところでございます。
 今回はその中で、区画整理手法というのを、今現在は志向されている方が多いもんですから、そういったことで進んでいるということです。
 大半が、両地区とも農用地になっておりまして、当然、これを進めるに当たりましては、まず農用地除外というのが必要になってまいります。そういったところについては、先ほど言いましたように、今、大阪府とか農林水産省とかには情報提供しておりまして、本市の動きを伝えた上で、一定の理解はいただいております。その中で、どちらの地区も、農地としてはやっぱり幾らかは残るというようなことで、今、想定をしておりますので、そういったところについては、今よりも営農環境がさらによくなるような取り組みについて、今、農林課と一緒に協議を重ねているというところでございます。
 あと、全体の土地利用の中で、目垣周辺でのことなんですけれども、一応、今、委員からご指摘がありましたように、環境衛生センターの周辺で既に事業者さんが事業をされているところが、一団のところがありまして、そういったところは、結構、車が走ってたりしています。今、事業者さんからの、今回のパートナーからの提案によりますと、商業施設ですので、やっぱり短時間に、特に土日とかになりますと、交通が集中する可能性がございます。ですから、今の提案の中では、既存の周辺道路をできるだけ利用しないような、十三高槻線のところに、新たな交差点をつくって、今回の区域内で一定の車がさばけるように、周辺の住宅等につきましても、余り影響が出ないような案が提案されております。今後もそういったことを中心に、地元の方も入っていただいた中で、道路の配置等については考えていきたいというところでございます。
 もう1つ、センターの炉の更新のところです。多分、今ご指摘のように、ちょうど時期がどんぴしゃぐらいかなと思ってます。提案によりますと、平成34年ぐらいが、事業化検討パートナーとしての完成ということで、重なってくるかなと思いますけれども、その辺は工事車両の通行とか、そういったところについては両者協議しながらやっていきたいなと思います。

○岸田市街地新生課長 東芝スマートコミュニティ構想に関することでございます。
 まず、お示しさせていただきました導入機能、施設のイメージの時期につきましては、本年5月に東芝からご提示されたものでございます。
 次に、平成30年のまちびらきのときにはどの部分ということでございますけれども、東芝としてはまず、東側の北部にありますデータセンターですとか、エネルギーセンターをまず行いたいというふうに考えておられます。また、平成30年までということになりますと、そのほか、東側の戸建て住宅、西側の集合住宅あたりを進めてまいられるというふうに聞いております。
 また、西河原交差点の関係でございますけれども、今年度、旧たばこ店の用地買収に取り組みますけれども、資生堂ホネケーキさんとの協議につきましては、西側にも土地を持っておられ、この土地が水路によって分断されております。この水路をつけかえることによって、土地が整形になりますので、そういったご提案をさせていただいているところでございます。
 また、ガソリンスタンドにつきましては、代替地を要望されておりますので、そしてみずからも今、それを探しているということを聞いておりますので、この辺について整理ができれば、用地買収が図られるというふうに考えております。
 現在、市といたしましても、昨年度から大阪府と協力して用地買収等に取り組んでおりますけれども、今後、国道事務所とも連携を図りながら、地権者と用地交渉を行って、早期実現に向け進めてまいりたいと考えております。

○桂委員 細かいことまでありがとうございました。
 中心市街地の関係だけ、ちょっと一言なんですが、田邊課長おっしゃっていただいたように、コアのところが、ちょっと私、疑問として、2団体言っていただいているんですけれども、都市機能の増進が本当に茨木市の観光協会というのが、全てがカバーできるのかどうかというところが、やっぱり疑問を持っているところなのです。ただ、これも法定の部分ですので、入ってもらったら全然いいんですけれども、ただ、そこでカバーし切れない部分、だけど市として、都市機能として重要だと思う部分というところは、プラスアルファのところできちんと入っていただくようなご努力をいただきたいなということが1点。
 それとあわせて、せっかく協議会をつくるのですから、どんな議論がされているのかということが、やっぱり周辺の方、また関係者の方というのは、1人でも多く、いつでも聞きにいける状態にしていただきたいので、きちんとアナウンスをしていただき、そこに表決権はなくても、ある程度ワークショップ形式等々できるのでしたら、いろんな人が多様な意見を言える、その中から実利面ですね、やらなくちゃいけないことを吸収していくという、いろんな工夫をしながら、あと残り、2年間進めていただければなということをお願いして、終わりたいと思います。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)

○上田嘉夫委員長 以上で、「平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について」並びに「各種計画、構想について」の協議を終わります。
 次に、「行政視察について」、ご協議をお願いいたします。
 休憩いたします。
    (午後2時48分 休憩)
    (午後2時50分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 本特別委員会は、10月14日(水)から15日(木)まで、愛知県一宮市の「尾張一宮駅前ビルについて」、静岡県藤枝市の「藤枝駅周辺にぎわい再生拠点施設整備事業について」を調査することで、ご異議ございませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○上田嘉夫委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
 なお、調査事項につきましては、委員長に一任願います。
 以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。
    (午後2時51分 散会)

 以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。

 平成27年7月3日

           市街地整備対策特別委員会
           委員長  上田嘉夫

【速報】りそな銀行跡地に出店申請


茨木駅前ビルのりそな銀行店舗跡地に出店申請が提出されていることが分かった。喫茶店なども含まれるカラオケボックスとして申請されているという。

9月下旬にも茨木駅前ビル管理組合商業施設部と茨木ショップタウン会による出店審査が行われる見通し。

りそな銀行は茨木駅前ビルにあった茨木西支店を今年3月に田畑ビルに移転し、店舗跡地を7月に大阪市内の不動産会社に売却していた。

※2次ソース(また聞き)情報です。正確性は保証いたしかねます。あらかじめご了承ください。

2回目の再整備検討委員会開かれる-茨木駅前ビル


2回目の茨木駅前ビル再整備検討委員会が8月29日開かれた。茨木駅前ビルの再整備について耐震改修を含む大規模修繕や建替えなど手法を検討し、2015年度末をめどに管理組合に提言する。

2回目となる委員会では、役員の交代人事や提言のために費用をかけて耐震工事の調査・詳細検討を行うべきかなど検討された。

管理組合と再整備検討委員会の委員長・副委員長の兼任を解消

委員会は午前と午後に開催された。午前の委員会では検討委員会の委員長、副委員長が降任するのに伴い後任を検討した。オブザーバーや顧問は招かれず、出席しなかった。

これまで検討委員会の委員長と副委員長を茨木駅前ビル管理組合の理事長(商業施設部理事長)と副理事長(住宅部理事長)が兼任してきた。しかし提言する委員会と提言を受ける管理組合の役員が同一なのは好ましくないと判断した委員長と副委員長が降任を申し出た。

また1回目の委員会では一部から委員長や副委員長がコンサルタントと癒着して不必要な調査を実施しようとしているのではないかとの発言も出た。すでに発言者と合意のもとに発言は議事録からも削除しているものの、コンサルタントに委託した管理組合と、調査の実施を決める検討委員会の役員が兼任するのは無用の疑惑を生みかねないと懸念したのも理由だという。

事前の推薦をうけていた候補から住宅部と商業施設部から各1名が役員に選出された。7月末に委員会役員の降任が書面で発表され、後任役員の立候補や推薦を受け付けていた。

耐震工事の調査を実施をめぐって意見交換

午後の委員会では前回に引き続き今後の委員会の進め方について検討された。株式会社アール・アイ・エーから耐震工事、大規模修繕、建替えの調査・詳細検討を行い、判断材料とする案が提示されている。

アール・アイ・エーは茨木駅前ビル管理組合が再整備について委託した建設コンサルタントで、委員会のオブサーバー。

今回は特に耐震工事について調査・検討を行うか検討され、アール・アイ・エー滝田氏が耐震工事調査の必要性について説明を行った。また容積率や高度制限について詳細な解説が行われた。

耐震工事については、まず茨木駅前ビルが建築物の耐震改修の促進に関する法律における「要緊急安全確認大規模建築物」に該当し、今年12月末までに耐震診断の結果を茨木市に報告することが義務付けられており、診断結果が公表されることが説明された。茨木駅前ビルではすでに耐震診断を実施済みで地上階、特に4階以上の共同住宅部分が大地震に対する耐震性を持たないという。

建築物の耐震改修の促進に関する法律は平成25年11月に改正・施行されたもの。
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_fr_000054.html

さらに滝田氏からは今後建て替えなどの推進決議を行う際に耐震工事の調査結果を提示しない場合、適切な判断材料を提示しなかったことを理由に決議が無効になる可能性が指摘された。

説明をうけて質疑応答が行われた。画像をプロジェクターに映したり、模型を作るなどしてわかりやすくしてほしいといういう意見が出た。建築物の耐震改修の促進に関する法律に定められた耐震設計などへの補助金は利用できないのか質問があったが、スケジュールなどの関係で利用が難しいという。

耐震補強の手段として、凹字型になっている4階以上の部分を増築して方形の建物にすれば耐震性能が向上するのではないかとの意見も出た。

その後も質疑や意見交換が行われたものの、耐震工事について調査・検討の実施は会合が2時間以上にわたり時間切れとなり合意できなかった。そのため次回の会合を開催して意見集約する。

容積率や高さ制限を説明

容積率や高度地区の高さ制限について、委員の理解を深めるために時間をかけて説明が行われた。茨木駅前ビルの容積率600%に対し、駐車場や通路などの共用部を計算から除外しても容積率をほぼ使い切っていることを時間をかけて説明した。

タワーマンションのように高いビルもさほど容積率が大きくないことや、茨木駅西口でも大幅な容積率の緩和は期待できないことを、JR高槻駅前のアクトアモーレ(高槻市)・北大阪急行千里中央駅前のザ・千里タワー(豊中市)・JR吹田駅前のメロード吹田(吹田市)など近隣の北摂地区のタワーマンションを例に指摘した。

ただ高さについては駅前ビルは高度地区の高さ制限の緩和が適用され無制限にできるという。
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/business_sangyo/toshi/kodochiku/henko/1372742749151.html

このほか、午後の委員会の冒頭では今後委員会が区分所有者向けに発行する広報紙(A4表裏)にの名称について「茨木駅前ビル再生通信」とすることが賛成多数で承認された。

一部委員からは、小規模改修だけにとどめる選択肢もある中で、大規模改修や建て替えを前提とした名称や、委員会の名称そのものにも異論が出たが、同調する声は少なかった。

新たに選出された検討委員会の委員長と副委員長は、住宅部選出の役員が委員長、商業施設部選出の役員が副委員長に決定したことも発表された。

新しい副委員長が午前と午後の委員会を欠席していたため、役員としての適性に疑問があるとの意見も出たが、役員になればそのようなことはないはずだと委員長がとりなす一幕もあった。

【速報】りそな銀行 茨木駅前ビルの旧店舗物件を売却


りそな銀行は茨木駅前ビルの旧店舗物件を売却したことが分かった。関係者によると売却先は大阪府内の不動産会社で、7月23日に売買されたという。売却額は不明。

りそな銀行は今年3月に茨木西支店を茨木駅前ビルから田畑ビルに移転していた。田畑ビルは茨木駅前ビルと同様にJR茨木駅西口にあり、昨年から建替えられて今年2月に竣工した。

茨木駅前ビルでは2011年7月に閉店したアサヒビールの飲食店舗物件も売却する計画があり、テナントの流出が続いている。

初の再整備検討委員会開かれる-茨木駅前ビル


初の茨木駅前ビル再整備検討委員会が18日午後開かれた。茨木駅前ビルの再整備について耐震改修を含む大規模修繕や建替えなど手法を検討し、2015年度末をめどに管理組合に提言する。

管理組合理事会や委員会では2016年6月に開かれる管理組合総会で提言をもとに大規模修繕や建替えなどの推進決議を行いたい考え。

初会合のため今後の委員会の進め方について、株式会社アール・アイ・エー滝田氏から提案された。アール・アイ・エーは茨木駅前ビル管理組合が再整備について委託した建設コンサルタントで、委員会のオブサーバー。

2015年2月に茨木駅前ビル管理組合が実施したアンケートの自由記入項目の集計結果も紹介された。各委員やオブザーバーの建設コンサルタント、茨木市都市整備部市街地新生課の担当者や法律顧問の紹介も行われた。

今後の進め方については、8月ごろに耐震工事、10月ごろに大規模修繕、12月ごろに建替えの調査・詳細検討を行い、判断材料とする案が提示された。これらの詳細な条件をもとに2016年年明けに委員会の提言内容について意見集約を行う。また2016年4月から6月にかけて個別のヒアリング(面接調査)を行うことも含まれている。

これに対して、まずは個別のヒアリングを行って全居住者の意見聴取を行い、選択肢を絞り込んで詳細検討を進めるべきとの意見が出された。またこれらの調査費用が概算で2000万円を超えることから費用を低減するべきという発言も相次いだ。

アール・アイ・エー中川氏は、詳細な条件を提示しないままに400万円の費用でヒアリングをしても意味がないと理解を求めた。また費用については相見積り等で低減できると提案した。

その後も意見交換が行われたものの、今後の進め方については会合が2時間以上にわたり時間切れとなり合意できなかった。そのため今月か来月にも次回の会合を開催して意見集約する。

また都市整備部市街地新生課は、オオバに策定を委託しているJR茨木駅西口周辺整備構想について新たな案を平成27年末に提示することを質疑で明らかにした。

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茨木駅前ビルで再整備検討委員会を設置

(会合の資料をお持ちの方はご提供いただければ幸いです。 ibarakiekimae@machi.info)

市街地整備対策特別委で阪急茨木市駅西地区市街地再開発を報告


7月3日午後開催された茨木市議会の市街地整備対策特別委(上田嘉夫委員長)で阪急茨木市駅西地区の再開発について説明された。

平成20年度から検討されてきた茨木ビルと永代ビルの建替えについて昨年の建替え推進決議までの経緯が報告された。都市整備部市街地新生課岸田課長が説明した。

また阪急茨木駅前ソシオ管理組合が阪急不動産株式会社と株式会社大林組を阪急茨木市駅西地区市街地再開発事業の事業パートナーに選定したことも報告された。

委員会で配布された資料は2015年4月8日付阪急不動産のプレスリリースをもとに作成されているもよう。
http://www.hankyurealty.jp/data/pdf/2_139.pdf