茨木駅前ビル地下の「茨木グリル」営業再開か


休業中の茨木駅前ビル地下の飲食店「茨木グリル」が営業を再開するようだ。9月から改装工事を始めた。ただし同店は管理費や共益費を長期滞納しているとみられ、店舗自体も売りに出されている。

そのため、所有権移転を前提に運営会社が変わる可能性もありそうだ。


「茨木グリル」は2016年3月にオープンした。新梅田食堂街やグランフロント大阪に大規模店舗を持つ飲食店運営会社「彩悠茉」が運営していた。

もともとこの店舗はアサヒビールの関連会社が所有しており、当初は洋風居酒屋というふれこみだったが、ジャズライブバーとして運営していたようだ。

今年3月下旬に突然営業を休止した。同店は理由について店舗入口の掲示や同店のフェイスブックでは、騒音問題でライブ演奏ができないためと説明していた。

しかし先週ごろから改装工事を始めており、営業を再開する動きを見せている。

その一方で同店が管理費や共益費を滞納していることもわかった。滞納の理由は売上不振とみられる。滞納金額は5百万円を超えるといい、同ビルの管理組合は法的手続きを検討しているという。

また、店舗自体が6千万円で売りに出されていることが判明した。周辺相場から見てかなり割高であることから半年以上買い手がついていないようだ。

今回動きがあったため、買い手が見つかった可能性もある。所有権移転で運営会社が変わる場合には店名や業態も変わる可能性がありそうだ。

【速報】茨木駅前ビル地下の「茨木グリル」休業へ


JR茨木駅西口の茨木駅前ビル地下にあるライブバー「茨木グリル」が4月以降に一時休業することがわかった。3月まででライブ演奏を取りやめ、一時休業するようだ。

茨木グリルは一時休業の理由について、騒音問題でライブ演奏ができないためだとしているという。同店のライブ演奏に騒音の苦情があったとみられる。

同店はリニューアルするとしており、業態を転換して営業を続けるとみられる。

堅調なJR茨木駅西口の商業物件の動き


昨年から商業物件の引き合いが増えているJR茨木駅西口では、引き続き堅調な動きが続いている。既報のとおり茨木駅前ビルのりそな銀行茨木西支店跡地にはカラオケボックスがオープンする。茨木駅前ビルのほか、周辺ビルでも新たなテナントが入居する動きがみられる。

昨年3月に田畑ビルに移転したりそな銀行の跡地には、カラオケボックスが7月にオープンする。屋号は「カラオケセブン」。すでにプレオープンしているが営業時間を短縮して「慣らし運転」を行っているもよう。

また、このカラオケボックスの向かい側の岸本ビル(ステーションプラザ)では、タバコ店の跡にタイ料理店が7月にオープンする予定。タイ人シェフによる本格的な味が女性を中心に人気となった「レモングラスハウス」という店だ。大阪市北区の中崎町から店を移す。オーナーシェフの家族がかつて茨木に通学していたため、土地鑑のある茨木を選んだようだ。

そのほか、5月中旬にはJR茨木駅東口の喫茶店「ぶいえいと」が西口の西駅前町に新たにバル業態で支店を出した。また茨木駅前ビルでも2月ごろに退店したバーの跡に居酒屋がオープンしている。昨年末に閉店した天ぷら屋跡地も強気な家賃設定ながらすでに数件の問合せがあるという。

周辺でも府道枚方茨木線沿道の中穂積交差点近くのシャトー春日第一ビルのから揚げ専門店が4月に退店したが、跡地で新たなテナントが工事に入った。

いっぽうでオフィス物件の動きは鈍いという。小規模オフィスの需要は多いが、JR茨木駅西口ではオフィス物件の供給は少ない。マンションの部屋が小規模オフィスとして利用されている物件も複数ある。それにもかかわらず田畑ビルの3階フロアは昨年春の竣工以来テナントが入らない。フロア面積が大きいことが敬遠される理由だ。

ただ、今後茨木駅前ビルや岸本ビル(ステーションプラザ)などのある西駅前町3番、丹波屋などがある西駅前町2番などの再開発計画が具体化してくれば、再開発地区にあるオフィスの仮移転先として需要が出てきそうだ。