愛称で両駅前の再開発を加速


阪急茨木市駅西口とJR茨木駅西口で検討が進められている市街地再開発について、愛称をつける方向で検討されていることがわかった。

両駅前の再開発について市民の関心を高めることで、できるだけ多くの市民を巻き込んでスムーズに再開発を進めたい考えだ。

しかし、整備基本計画については決まっていないため、施設に対するものではなくプロジェクトの愛称になる見通し。

関係筋によると、今回の愛称は「あくまで仮のもの」として公募しない。予算がないことも公募しない理由だ。

また、この関係者は阪急茨木市駅については「マルクル」、JR茨木駅については「シン・クル」が有力だと語った。

阪急茨木市駅については、阪急電鉄のコーポレートカラーであるマルーンを意識したという。JR茨木駅については、JR西日本が茨木駅に新快速を停車させたくなるよう誘導するメンタリズム的効果を期待したという。


2020年6月に明らかになった阪急茨木市駅西口駅前周辺整備基本計画案は、周辺住民等の反発が強く、計画の変更に追い込まれた。

計画案へのパブリックコメントの募集がローカルメディアや都市開発系ブログなどで取り上げられ、一気に市民の周知が進んだ。

しかし、市民への事前の周知が少なかったため、多くの市民にとっては唐突感があり、市民から計画案への明確な支持が得らなかった。

その反省から、茨木市はJR茨木駅西口の再開発では市民対象のアンケートやワークショップを開催するなど、地権者や周辺住民だけではなく、多くの市民を巻き込んで検討を進めている。

愛称には、さらに多くの市民に周知してもらい、まちづくりの応援団になってもらう狙いがありそうだ。

市民会館の建替え争点化で噛み合わぬ政策論争 茨木市長選


5日に告示された茨木市長選挙は、12日に投開票が実施される。6日には大阪府を含む7都府県に新型インフルエンザ等対策特措法にもとづく緊急事態宣言が出され、異例の選挙戦に突入した。

現職で無所属の福岡洋一氏(44)、新人で大阪維新の会公認の寺元博昭氏(58)の両陣営や有権者からは、新型コロナ肺炎の感染拡大が選挙に影響することを懸念する声もあったが、総務省は公職選挙法に定めれている期日での選挙を実施するよう求めた。

両陣営ともに集会や街頭演説も手控えムードの中、過去にない量のチラシを発行し新聞折込みやポスティングを実施した。

当初は双方とも政策を訴えていたが、大阪維新の会が福岡市政で進む市民会館の建替え計画について、近隣市の事業に比べて費用が高額、選定過程が不透明などとするネガティブキャンペーンを展開した。

福岡陣営も急きょ発行したチラシで反論するなど、市民会館の建替え問題が主要争点化した。他の政策については論争が深まらないままに投票日を迎える。

維新は内閣府地方創生推進事務局参事官としてまちづくりに関わった寺元博昭氏を擁立したにもかかわらず、自らその優位性を封じることになった形だ。

寺元氏の出馬で、福岡陣営も阪急茨木市駅とJR茨木駅の西口再開発も主要な争点に位置付けるとみられたが、市民会館建替え問題が争点化したことで、当初から掲げていた中学校の全員給食の実施、救急病院の誘致、子育てなどに重点をおいて訴えを展開している。

寺元陣営も、福岡市政は素人仕事でスピード感に欠けるとして、プロが期限を切って政策を実行すると訴えていたが、その政策を深堀りして訴えることができたとは言い難い状況だ。

たとえば「IBRAKI御堂筋」創造事業は、木本市長時代から浮上していた中央通りと東西通りのループを一方通行化する政策を深化させたものだが、そのネーミングの意味が有権者に伝わらず空回りしてしまった。

福岡陣営のキャンペーンも政策論争とはほど遠く迫力不足だ。福岡氏は茨木生まれ・茨木育ち、自身の子供も含めて茨木育ちだとして地元密着を訴えた。千葉県に本籍があり、千葉に持ち家もある寺元氏が落下傘候補だというイメージを強調する狙いだ。

官僚出身だけに寺元陣営は落下傘批判を予想していたとみられ、出馬表明から一貫して高校以前の経歴を隠してきた。集会などでは、祖父が大阪出身であることや息子が大阪市立大の医学部に在学していることなどを訴えて地元密着イメージを打ち出していたが、福岡陣営のキャンペーンで打ち消された格好だ。


地元密着を重視する大阪の有権者を意識したためか、大阪維新の会は選挙戦最終日の11日に吉村洋文大阪府知事を前面に打ち出したチラシを新聞折込みなどで配布した。

「大阪維新の会 代表代行 吉村洋文より 緊急のお願い」と題したチラシでは、吉村府知事が緊急事態宣言に対する市民の協力を要請すると同時に、同会代表の松井一郎大阪市長が「茨木市長選挙では、茨木再生を託せる『大阪維新の会の候補者』へご投票をお願いいたします!」と呼びかけている。なりふり構わない「寺元隠し」で維新か非維新の選択を迫ることで茨木市長選での支持を訴えている。

さらにこのチラシでは、福岡陣営が福岡氏の実績として宣伝している茨木市の新型コロナ肺炎対策を批判しているほか、市民会館建替え問題に対する福岡陣営の反論に再反論している。

さらには、高額な建替え費用を、小中学校の給食費無償化、コミュニティバスの導入、介護・福祉の充実に使うとして、福岡氏の政策も丸のみする姿勢を見せている。


日本維新の会幹事長の馬場伸幸衆議院議員はツイッターで寺元氏が「猛追し大接戦」とするが、緊急事態宣言と悪天候で投票率が下がる可能性が高く、組織票の弱い寺元陣営は危機感をあらわにした形だ。

【速報】イズミヤ茨木店が閉店


JR茨木駅西口のイズミヤ茨木店が閉店することがわかった。

茨木市と茨城県が「イバラギ」押付け合いで紛争


茨木市の関係者によると、茨木市と茨城県が地名の読み方をめぐって紛争になっていることがわかった。

以前から茨木市も茨城県も「イバラギ」と誤読されることが多く、双方が「うちは『イバラキ』だ」と主張してきた。

そのためネットでは、茨木市か茨城県のどちらかが「イバラギ」であるという誤解が広く根付いてしまっている。

そこで茨木市から茨城県に、茨城県は「イバラギ」に読みを統一してほしいと非公式に申入れをおこなったという。

この時期に申し入れた理由として、茨木市では、JR茨木駅への新快速停車を求める運動を展開していること、また阪急茨木市駅西口やJR茨木駅西口で再開発も計画しており、これ以上誤読を放置できないことを挙げたという。

さらに、茨城県には、「茨城」という地名の入った駅がないこと、茨城弁だと「キ」が「ギ」に聞こえることも、茨城県が読み方を変更する根拠だと主張した模様だ。

茨城県は「むしろ茨木市がイバラギシになればいい」と猛反発し、茨城県内には茨城町と北茨城市という自治体があることを根拠に拒否したという。

茨木市の申入れは茨城弁を嘲笑しているとして、茨木市向けに納豆の出荷を禁止することも検討を始めたようだ。

茨木市長選を控えていったんは休戦となっているが、市長選後に紛争が再燃することは必至だ。

来年度に阪急茨木市駅西口再開発の都市計画決定へ


茨木市の福岡洋一市長が阪急茨木市駅西口の再開発について、令和2(2020)年度の都市計画決定を目指していることを明らかにしたことがわかった。昨年12月に自民党茨木市支部による予算要望の申し入れと同時に行われた意見交換で発言したという。

この意見交換では、阪急茨木市駅東口の双葉町に民間病院を誘致する検討をはじめたことも表明しており、医療の充実と都市再開発の推進が4月の茨木市長選挙で再選を目指す福岡市長の公約の目玉のひとつになりそうだ。


自民党茨木市支部が1月上旬に発行したチラシ「自由民主 茨木」によると、自民党茨木市支部が2019年12月に福岡市長に予算要望と意見交換を行ったという。その一部として、医療救急体制の強化と阪急茨木市駅西口とJR茨木駅西口の都市再開発について意見交換した内容がチラシに掲載された。

医療救急体制について福岡市長は、大阪府済生会茨木病院の集中治療室(ICU)へ補助を行い救急受入体制が強化されたことや、双葉町の府営住宅跡地にある市営駐輪場・駐車場に民間病院を誘致することを検討していると発言したという。

また、阪急茨木市駅西口とJR茨木駅西口の都市再開発について、実現するために国(国土交通省)から井上茂治副市長を迎えたこと、阪急茨木市駅西口の再開発は令和2年度の都市計画決定を目指すことを明らかにした。

都市計画決定は、都市計画法に定める手続きで大阪府との事前協議や都市計画審議会を経て都市計画に大阪府知事が認可し、告示するものだ。これにより対象地域では再開発にむけて新規の建築などが制限される。

2020年1月自由民主茨木市長選・市議選W選挙福岡洋一市長意見交換

2020年1月自由民主茨木市長選・市議選W選挙福岡洋一市長意見交換

2019年JR茨木駅西口街づくり10大ニュース


本日で2019年も終わる。JR茨木駅西口街づくりにかかわる10大ニュースを振り返る。

まちづくり協議会が大成建設を計画作成パートナーを選定

JR茨木駅西口駅前周辺地区まちづくり協議会は、JR茨木駅西口駅前周辺地区の計画作成パートナーを大成建設(東京都新宿区・村田誉之社長)に選定した。

当会が直接確認した情報ではないが、野村不動産(東京都渋谷区・宮嶋誠一社長)と東急不動産(東京都渋谷区・大隈郁仁社長)を含む数社から選定されたようだ。

茨木市市街地新生課は、大成建設に計画作成を依頼する期間を来年3月までとしており、既にまちづくり協議会では大成建設が詳細な計画案を提案しているとみられる。

今後最終案を取りまとめ、来年度からは合意形成や都市計画決定に向けた動きが進むものとみられる。

茨木市が阪急茨木市駅西口とJR茨木駅西口の再開発加速へ

阪急茨木市駅西口とJR茨木駅西口の再開発を担う茨木市の市街地新生課の若手職員が4月1日から国土交通省へ出向したという情報がある。

4月16日には、建設畑のプロパー出身の大塚康央副市長が退職し、後任に国土交通省出身の井上茂治氏が副市長に就任した。国土交通省入省後、日本下水道事業団や国土技術政策総合研究所などを経て大臣官房付となっていた。

都市計画決定には国土交通大臣か府知事の認可が必要で、補助金なども国土交通省から交付されるため、人事交流を進める狙いがありそうだ。

2020年3月ダイヤ改正でJR茨木駅の新快速停車は見送られる

12月13日にJR各社は2020年3月のダイヤ改正の概要を発表した。JR西日本も京阪神地区を含むダイヤ改正の概要を発表したが、JR茨木駅の新快速停車は見送られた。

JR京都線では岸辺駅への快速停車も取りざたされているが見送られた。当面JR京都線の運行状況に変化はなさそうで、JR茨木駅の新快速停車の実現にはまだまだ時間がかかりそうだ。

JR西日本は、JR茨木駅西口の再開発では協定広場のJRが所有する部分に駅ビルの建設を計画している。またJR京都線では高槻駅と島本駅の中間に萩之庄駅(仮称)を設置することも検討されており、これらの時点まではJR茨木駅への新快速停車は期待薄だ。

JR茨木駅東口周辺でマンション開発が進む

JR茨木駅東口周辺ではマンション開発が進む。9月には生和コーポレーション(大阪市福島区)が地主と開発した賃貸マンション「中条プレイス」が竣工した。

阪急オアシス(旧ニッショーストア)のビル跡地では阪急不動産(大阪市北区)が分譲マンション「ジオ茨木西中条」(47戸・店舗1戸)を建設している。

パチンコ店の跡地ではプレサンスコーポレーション(大阪市中央区)が建設する分譲マンション「プレサンス グラン 茨木駅前」(78戸)の基礎工事が始まった。

「ジオ茨木西中条」も「プレサンス グラン 茨木駅前」もJR茨木駅から徒歩1分を売りにしており、西口の再開発で計画されている住宅マンションの優位性が相対的に下がる可能性もありそうだ。

震災と台風契機に修繕や建て替えや進む

昨年の大阪北部地震と台風21号で発生した建物被害の修理が進んでいる。西駅前町の茨木グランドハイツなどJR茨木駅付近のマンションでは大規模改修が行われた。茨木駅前ビルでも外壁の補修が完了した。

老朽化の激しい一戸建て住宅は、建て替えてアパートなどに建て替える動きがみられる。西駅前町では大和ハウス工業が、駅前1丁目東建コーポレーションが、民家がアパートに建て替えている。

大阪府知事・大阪市長のダブル選挙と大阪府議選で維新が地滑り的勝利

4月8日に行われた大阪府知事・大阪市長のダブル選挙と大阪府議選で大阪維新の会が地滑り的勝利を収めた。大阪府議選では茨木市選挙区で松本利明府議がトップ当選した。

来年の茨木市長選(4月5日告示、12日投開票)に影響が出る可能性もある。既に18日に現職の福岡洋一市長(44)が無所属で立候補する意思を表明したが、維新が独自候補を擁立する可能性もありそうだ。

不祥事で落選した維新出身の前市長木本保平氏が不起訴になったことや、福岡市長を擁立したとされる自民党の占部走馬府議と、維新の足立康史衆院議員の対立が裁判沙汰になっており、統一候補を支えることが難しくなる可能性もある。

開発に前向きな勢力が分裂し開発に否定的な市長が当選した場合、再開発の行方が危うくなる恐れもある。

万博公園にアリーナ建設へ

大阪府は9月17日、1万5千人規模のアリーナを整備する計画を公表した。用地を貸し付け、民間事業者が整備して運営する民設民営で開発する計画だ。

2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)までに開業する予定だ。ららぽーとエキスポシティに隣接する予定地には現在ホテルや駐車場などがあるが、閉鎖されることが決まっている。

現在大阪で最大規模のアリーナは大阪城ホールで、収容人数は9千人。これを大きく超える規模で、集客が期待される。

JR茨木駅の乗降客が増えれば、JR茨木駅への新快速停車も期待できるほか、西口再開発に弾みがつきそうだ。

JR茨木駅エリアで商業の不振続く

JR茨木駅周辺で商業の不振が続く。りそな銀行が入居する田畑ビルの3階のテナントが決まらない状態が続く。エキナカでも日本旅行の店舗が12月24日に営業を終了した。

茨木駅前ビルではテナントの入れ替わりが続いているようだ。管理費などを払えない店舗も多いようで、同ビルのジャズバー「茨木グリル」は滞納で管理組合から提訴されたという情報がある。

茨木市がJR・阪急をつなぐ試み

茨木市は市民会館の跡地整備を進めており、既に建物の解体を終えた。茨木市は、中央公園南グランドを含めて再整備する方針だ。市民会館や中央公園の再整備で人が集まるエリアに育てあげ、商圏として分断されているJR茨木駅前と阪急茨木市駅前を一体化したい考えだ。

さらには高橋交差点から南北に延びる川端通り・さくら通りの遊歩道も「ブックトラベル」や「イルミフェスタ」などのイベントによるにぎわいづくりで人が集まることを模索している。ハードの整備よりもにぎわいづくりなどソフトの整備を進める動きが続く。

茨木駅前ビルのカラオケ店裁判で組合側が勝訴

カラオケ店「オルセーカラオケ」の看板設置を巡り、茨木駅前ビル管理組合が区分所有者「SKハウジング」と運営会社「SKフェニックス」を提訴した裁判は、1月に判決が言い渡された。

原告の茨木駅前ビルが勝訴し、区分所有者「SKハウジング」と運営会社「SKフェニックス」は、共用部への看板の設置をやめて、滞納していた管理費や修繕積立金、共益費などを全額納付したという。

しかし、管理組合の役員には復帰していないようで、当面は冷戦が続きそうだ。

維新、市長選見据え茨木市の危機管理で攻勢も


大阪北部地震からまもなく1年。そのタイミングで発生した千里山の拳銃強奪事件は、ほぼ24時間で容疑者が逮捕されたが、茨木市内ではデマが広がるなど市民生活を大きく揺さぶった。

デマの出どころとみられるツイートを打ち消すために大阪維新の会の足立衆院議員が引用したことで広まったこともあって、大阪維新の会も茨木市の対応を正面から批判はしていない。

しかし維新の市議が、事件に関して茨木市の情報発信がスピード感に欠けると指摘するなど、茨木市の業務の進め方や危機管理が問われることになりそうだ。

大阪維新の会は、来春の茨木市長選挙を見据えて攻勢を強める構えだ。

市政が混乱すれば阪急茨木市駅西口、JR茨木駅西口の再開発の動きにブレーキがかかりかねず、懸念する声も上がっている。


大阪府吹田市の千里山交番で拳銃強奪事件が発生したのは16日午前5時40分ごろ。共同通信が第一報を速報したのが午前7時15分ごろだ。同20分ごろには、メディア各社も速報した。

吹田市は同30分にツイッターで、第一報を発信した。さらに後藤圭二吹田市長が、同32分にツイッターで「報道の通り吹田市千里山駅前交番で警察官が襲われ拳銃を奪われました。犯人逃走中。外出を控え施錠を。ニュース報道を注目してください。 」と呼びかけた。

同43分には「本日、吹田市全ての小中学校のクラブ活動を中止します。外出を控えて下さい。」、8時46分には「本日、全ての吹田市主催行事事業を中止します。その他の行事も本日の開催を出来るだけ控えて下さい。 」、9時55分には翌日の小中学校休校についてツイートした。

吹田市もツイッターでほぼ同時に公共施設の休館などをツイートしていた。さらに後藤市長が休校情報を発信した9時55分時点で、すでに市のホームページで拳銃強奪事件についての情報発信を行っていた。

茨木市がホームページで情報発信を始めたのは午前11時過ぎとみられ、ツイッターでの最初の情報発信は午後0時51分だった。

大阪維新の会の萩原佳茨木市議は、午後1時39分に茨木市のツイートを引用して「本市の課題はやはりスピード感。 ホームページ等にアップされるまでの時間が全然違う。 事件現場は千里山という事で茨木市には徒歩圏内(注:千里丘と混同していた)です。 適時の情報発信が求められます。 昨年の地震から何を学んだんだろう??」 疑問を投げかけた。

その後も萩原市議は「吹田の事件、茨木市の対応は以下の通り。 ①公共施設での市主催事業は中止。 ②公共施設の自主事業や独自で借りている人については注意は促すがとりやめは自主判断。 ③部活動は中止。 ④本日解決がみられない場合は明日の学校園の対応について協議中。 ⑤防災スピーカーの利用は警察からの要請にて実施。 ②については自主判断ではなく中止を依頼すべき、もしくは施設の閉鎖をすべき旨を大野市議より市に申し入れ済みです。 危機管理については最悪の事態を想定すべきであり事件の場所・距離的にも茨木市の対応には疑問。」と茨木市の危機管理そのものをやり玉に挙げた。

今回の事件に関連して福岡洋一茨木市長がSNSで発信したのは午後7時22分。フェイスブックで「残念ながら犯人確保なく夜になってしまいました。闇夜に紛れて犯人が活動することなどが考えられますので、くれぐれも不要不急の外出を控えなければなりません。 」と呼びかけた。


午後9時ごろには、容疑者が茨木市方面へ逃走しているという文書が自治会で回覧されているという情報が、文書を撮影した画像を添付してツイートされた。

これを打ち消すために足立康史衆院議員がツイッターで引用したこともあって、一気に情報が拡散した。

福岡市長は午後10時46分に、フェイスブックで「茨木方面へ逃走との情報はとりあえずデマです。もちろんその可能性はありますが、警察から市役所がそのような情報提供を受けた事実はありません。 」と投稿。

茨木市も午後11時5分に「個人のSNS等で、吹田市千里山で発生した警察官襲撃事件の犯人が、「茨木市方面に逃亡したらしい」との情報が流れているようです。茨木警察署に確認しましたが、そのような情報はございません。また、市はそのような情報を発信しておりません。誤った情報には、十分に注意してください。また、逃亡先はわかっておりませんので、くれぐれも戸締りなどに留意してください。」とツイートするなど、火消しに追われた。


6月7日、日本維新の会茨木支部は役員会を開き、来春の茨木市長選挙に向けた方針を決定した。内容は公表されていないが、福岡市長に対抗する独自候補を擁立するものとみられる。

昨年の地震以降、萩原市議も足立衆院議員も市役所の対応を再三批判しているが、福岡市長への批判は封印してきた。

木本前市長の不祥事をきっかけに足立議員も福岡氏支持に回ったことや、クリーンイメージで当選し、市民の幅広い支持を得ている福岡市長を批判するのは得策でないという判断であろう。

しかし、木本氏は百条委員会から大阪地方裁判所へ告発されるも不起訴となったことで、維新は独自候補を擁立する大義名分が立った。

4月の統一地方選で、維新が府知事と大阪市長のダブル選挙を制し、松本府議が圧勝したことも、独自候補擁立の弾みになる。

さらに福岡市長をスカウトしてきたとされ、市長選の事務所も提供した占部走馬府議と足立議員の対立が泥沼化していることも、独自候補擁立に拍車をかけそうだ。

足立議員は昨年、占部府議のツイートの内容を巡って名誉毀損で提訴した。大阪地裁は占部府議に53万円の支払いを命じる判決を出したが、占部府議は控訴している。占部府議は足立議員に「チンピラ府議」と書かれたとして名誉毀損で反訴している。

法廷闘争にまで発展した茨木維新と茨木自民の対立はもはや修復不可能で、福岡市長を支えるオール与党体制は崩壊必至だ。今後維新は徐々に福岡市長への批判も強めていくことになりそうだ。

しかし市政が混乱すれば阪急茨木市駅西口、JR茨木駅西口の再開発の動きにブレーキがかかりかねず、懸念する声も上がっている。

府議選は維新松本氏地滑り的勝利、自民占部氏、公明中野氏も議席確保


大阪府議選の茨木市選挙区は、維新の松本氏が4万を超える票を集め、地滑り的勝利を収めた。自民占部氏、公明中野氏が続き、現職が当選確実になっている。

午前0時現在の開票状況
山下けいき 12,943
中野つよし 16,674
あさとうまさし 7,477
うらべ走馬 19,470
松本としあき 43,557
得票総数 100,121
開票率(%) 91.77


維新は、高槻市・島本町の選挙区では2議席を確保するなど、府議会の過半数を制することが確実な状況だ。

大阪府知事は吉村氏、大阪市長は松井氏に当確


大阪府知事選と大阪府議選の投票は午後8時に締め切られた。

NHKなどマスメディアは午後8時、大阪府知事は吉村洋文前大阪市長に、大阪市長は松井一郎前大阪府知事に当確を出した。

茨木市選挙管理委員会によると午後7時現在、大阪府知事選の投票率は34.16%。前回の32.58%を1.58ポイント上回ったが、前々回の41.80%を7.64%下回っている。

茨木市では投票率が低く組織票をもつ候補が有利と見られたが、大阪市では大阪市長選とのクロス選挙となったことで投票率が伸びたとみられる。

府知事選・府議選の投票率、前々回は下回る


大阪府知事選挙・大阪府議会議員選挙は、今日投票が行われている。

17時現在の茨木市の大阪府知事選挙投票率は28.82%。前回の27.18%よりは1.64ポイント上昇しているが、前々回の34.79%と比べると5.97ポイント下回っている。

大阪府議選の投票率の途中経過は発表されていないが、ほぼ同じ動きとみられる。

茨木市選挙管理委員会によると期日前投票は25,345人。前回の1.61倍、前々回の1.99倍となっており、期日前投票を含めれば前々回に迫る可能性もある。

投票は午後8時に締め切られるが、絶好の行楽日和で午後に入ってから伸び悩んでおり、最終投票率は下がりそうだ。

投票締切後、茨木市の投票分は市民体育館で即日開票され、深夜には結果が判明する見通しだ。