茨木市議選、投票率は前回割れか


今月末で任期満了の茨木市議会議員選挙は、午後8時に投票が締め切られた。午後7時現在の当日投票率は前回比6.63ポイント減の24.42%。当日有権者数の12.33%の28329人が期日前投票したが、前回比5.49%増にとどまり、最終投票率は前回の39.98%を1ポイント前後下回りそうだ。


今回の市議選は28の定数に38人が挑む激戦となった。茨木市議会では公明党と大阪維新の会がそれぞれ7議席を確保する最大会派だが、維新は新人1名を公認し、単独第一党を狙う。

4年前の市議選では、維新は9人を大量擁立したことで、定数減の影響と支持者の奪い合いで4人が落選した。その後塚理議員が会派を離脱したものの、2020年の補選で浜守毅議員と円藤こずえ議員を当選させて最大会派に返り咲いた。

公明党は、引退する篠原一代元市議会議長に代わって岡本壱郎氏を公認し、現有勢力を維持したい考えだ。


コロナ対応で国政で自民が批判を浴びており、自民が苦戦する展開もありえる。維新が最大会派となれば、福岡洋一市長の市政運営が不安定になる可能性もある。

また、阪急茨木市駅西口の再開発にむけた都市計画決定が来月に迫る中、自民が議席を減らし、公明や共産、また山下けいき氏や山本よし子氏、わきもとひでし氏らリベラル系の無所属候補が議席を確保した場合、再開発での高層化に反対する勢力が多数派になる可能性もある。

阪急茨木市駅西口の再開発ではタワーマンションを建設するなど高層化で採算性の向上を図る。高層化やハコモノ行政への批判が増えれば、再開発計画は見直しに追い込まれかねない。

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