【速報】福岡市長、収税事務検討の庁内組織創設を明言


茨木市の福岡洋一市長は、平成28年第4回茨木市議会定例会の施政方針説明で、収納率の向上と公平性の確保を目指すため市税の滞納管理・処分などを検討する庁内組織を創設することを明言した。

【速報】茨木市の福岡市長、政治倫理条例制定の意向


茨木市の福岡洋一市長は、平成28年第4回茨木市議会定例会の施政方針説明で政治倫理条例を制定したいという意向を明らかにした。木本保平前市長の不祥事を念頭に置いたもの。

【速報】福岡市長、追手門を「おってもん」と誤読


福岡洋一市長は、平成28年第4回茨木市議会定例会の施政方針説明で東芝工場跡地のスマートコミュニティーについて説明した。その際に追手門学院を「おってもんがくいん」と誤読した。

【速報】福岡洋一市長、JR茨木・阪急茨木市西口整備推進を明言


茨木市の福岡洋一市長は、平成28年第4回茨木市議会定例会で行われた施政方針説明でJR茨木駅・阪急茨木市駅それぞれの西口の周辺整備について推進すると明言した。

【速報】福岡洋一市長の施政方針説明始まる


10時14分、平成28年第4回茨木市議会定例会で福岡洋一市長が初の施政方針説明を始めた。

JR茨木駅西口など開発の行方を占う6月市議会、9日開会


9日に茨木市議会は平成28年第4回茨木市議会定例会(6月市議会)を開会する。会期は6月30日(木)までの22日間。9日には施政方針説明が行われるなど、福岡洋一市長にとっては初の市議会となる。

施政方針説明では、JR茨木駅西口や市南部の幹線道路沿道開発など木本保平前市長が積極的にすすめてきた開発案件についても言及されるものとみられ、開発路線が継続されるかが注目される。5月には企画財政部を所管する副市長が交代しており、財政面から見直しが行われる可能性もある。

また、木本前市長の親族による市税滞納が放置された問題や、木本前市長の親族が関係するごみ収集業務の民間委託の特定企業による寡占問題などにからむ事務について検討する庁内組織が立ち上げられることがわかっている。庁内組織についても説明や審議が行われると見られる。

6月市議会の日程は次の通り。
6月9日 本会議(開会、会議録署名議員の指名、会期の決定、諸般の報告、市選挙管理委員会委員及び補充員選挙、施政方針説明)
6月13日 本会議(代表質問)
6月14日 本会議(代表質問)
6月15日 本会議(議案審議)
6月16日 本会議(議案審議)
6月20日 常任委員会(付託議案審査(民生・建設))
6月21日 常任委員会(付託議案審査(民生・建設))
6月22日 常任委員会(付託議案審査(文教・総務))
6月23日 常任委員会(付託議案審査(文教・総務))
6月28日 幹事長会、議会運営委員会
6月30日 木本会議(委員長報告、質疑、討論、採決、閉会)

茨木市の事務適正化のための庁内組織概要


茨木市が6月市議会の説明会で市議会議員に配布した茨木市の事務適正化のための庁内組織についての概要は以下の通り。

1茨木市収税事務改善検討委員会
(1)目 的
特定の個人による長期かつ高額な市税の滞納事案が生じたことを踏まえ、市税滞納者に対する収税事務の現状を把握し、市税の滞納処分、執行停止、不納欠損等(以下これらを「滞納処分等」という。)に関し、市民から信頼を得ることができる公平・公正な事務執行の確立に向けた事務改善について検討を行う。

(2)構成
河井副市長(議長)、総務部長、企画財政部長、政策法務課長、政策法務課参事
*収納課長その他職員は必要に応じて説明員として参加させる。  
*検討案等に対し、弁護士に専門的見地から意見を聴取する。

(3)内 容
①適正な滞納処分等の事務執行の確保に必要な方策等の検討
②適正な滞納処分等の事務執行に向けた取組の改善
③不適切な滞納事務等の事務執行の調査及び再発防止策の検討
④その他適正な滞納処分等の事務執行に必要な事項

(4)スケジュール(案)
平成28年8月中:中間報告
平成28年11月中:最終報告

2契約事務のあり方に関する庁内検討会
(1)目的
市民から納得される契約事務(主に業者選考事務)のあり方を検討し整理するとともに、長年受託業者が固定化しているごみ収集業務については、個別に課題等を検証のうえ整理を行う。

(2)構成
検討会:河井副市長(座長)、大塚副市長、小西水道事業管理者、総務部長、企画財政部長、教育総務部長、消防長
作業部会:政策法務課長、契約検査課長、教育総務課長、消防総務課長、水道部総務課長
*検討内容により、随時関係課長等の参加を求める。

(3)内容
①現行の契約(業者選考)事務全般の状況及び課題の把握
②一般的な契約(業者選考)事務の適切なあり方の検討及び整理
③ごみ収集業務委託契約事務の検証及び整理

(4)スケジュール(案)
平成28年8月中:中間報告
平成28年11月中:最終報告

木本市政の疑惑解明へ-親族の市税滞納・ごみ収集業務受託


親族の固定資産税滞納やごみ収集業務受託の寡占など、木本保平前市長に向けられた一連の疑惑解明にむけて茨木市役所の庁内組織が創設されることがわかった。無所属の山下慶喜(山下けいき)市議がブログで明らかにした。公平公正やクリーンを訴えてきた福岡市政が本格始動することになる。

山下市議によると、5月30日に茨木市議会は9日に開会する6月市議会の説明会を開催した。その中で企画財政部長が「前木本市政で明らかになった収税事務、契約事務の問題について、適正化するための庁内組織を作る」と報告したという。

収税事務と契約事務それぞれに対応する組織を発足させる。収税業務は「茨木市収税事務改善検討委員会」、契約事務は「契約事務のあり方に関する庁内検討会」が担当する。

収税事務の「委員会」は目的を「特定の個人による長期かつ高額な市税の滞納事案が生じたことを踏まえ、市税滞納者に対する収税事務の現状を把握し、市税の滞納処分、執行停止、不納欠損等(以下これらを「滞納処分等」という。)に関し、市民から信頼を得ることができる公平・公正な事務執行の確立に向けた事務改善について検討を行う」としている。2016年茨木市長選挙直前に告発文書で明らかになった、木本保平前市長の親族が長年にわたって固定資産税を滞納し、それが長期にわたって放置された問題を扱う。

契約事務の「検討会」は目的を「市民から納得される契約事務(主に業者選考事務)のあり方を検討し整理するとともに、長年受託業者が固定化しているごみ収集業務については、個別に課題等を検証のうえ整理を行う」としている。茨木市のごみ収集業務の民間委託が、入札の参入基準が厳しく、木本前市長の関係する木本興産など特定の業者によって長期間寡占状態にあったことが検討される。

いずれも8月までに中間報告、11月中に最終報告を行うという。先月11日に選任された河井豊副市長が組織の長となる。公平委員会、監査委員を担当する副市長であるため長を務めるのは不自然ではない。だが、副市長人事はこのための布石だったともみられる。

「対話重視で公平公正な市政運営」「政策決定プロセスの見える化」「クリーンな政治」を訴えてきた福岡市長の独自色が発揮されそうだ。

茨木市副市長人事で開発案件の予算確保に課題


5月11日に河井豊氏が副市長に選任された。企画財政など財政も担当する。楚和敏幸前副市長は任期満了での退任とされるが、開発に積極的な木本市政で財政規律を守りつつ開発の予算を捻出する役目も負ってきた。福岡洋一市長が木本保平前市長派を更迭したとの見方もある。

5月10日に茨木市議会は臨時会で副市長選任案と教育長任命案に同意した。副市長は固定資産評価員を兼任する。人事案が同意されたことで前副市長の楚和敏幸氏が退任し、5月11日付けで副市長は河井豊氏、教育長は岡田祐一氏が就任した。河井氏は前教育長だった。

茨木市の副市長は2名。茨木市副市長事務分担規則で部単位で職掌が定められている。1名が総務、企画財政、市民文化、健康福祉及びこども育成の各部、消防本部、会計室、教育委員会、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員及び固定資産評価審査委員会を担当。もう1名が産業環境、都市整備、建設、水道の各部、農業委員会を担当している。

今回交代した副市長は総務・企画財政各部などの担当。退任した楚和氏は4年の任期で副市長を務めてきた。2012年5月10日に茨木市議会臨時会で同意されて、就任直後の木本保平前市長が選任した。楚和氏は財政課長や企画財政部次長を経て、2009年からは企画財政部長だった。

今回就任した河井氏は今年1月31日に企画財政部長で退職し、2月1日教育長に就任していた。それからわずか2か月余りでの副市長起用となった。福岡洋一市長が木本色の一掃を図ったとの見方もある。

楚和氏は、企画財政担当の副市長として開発に積極的な木本市政で財政規律を守りつつ開発の予算を捻出してきた。木本氏は「私(木本氏)はアクセル(中略)楚和副市長や河井企画財政部長はブレーキ」「財政については全幅の信頼を置いている楚和副市長に一任をしてると言っても過言ではないほど信頼」などと答弁したほどだ。

都市整備、建設の各部も担当する副市長は昨年選任された大塚康央氏。茨木市役所で都市整備部長などを経て、昨年4月に就任した。木本氏も「私と大塚副市長はアクセル部分で、楚和副市長がブレーキ部分」と答弁するなど、木本市政の積極開発を支えてきた。

楚和氏は、木本氏とは関西大学の同窓生で関係が深かったとされる。大塚氏は同志社大出身だが、木本氏とは茨木高校で同窓。木本市政で両副市長はそれぞれの立場から木本氏の開発路線を支えてきたといえる。

福岡市長が財政を担当する副市長を交代させたことで、予算配分の方針が変わり、開発案件の裏づけとなる予算が確保できなくなる可能性が出てくると危惧する声もある。

平成28年市街地整備対策特別委員会(1月20日)


開催日:平成28年 1月20日
会議名:平成28年市街地整備対策特別委員会(1月20日)

○発言者等 
             市街地整備対策特別委員会

1.平成28年1月20日(水)市街地整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた
1.出席委員次のとおり
 委員長 上田嘉夫
 副委員長 畑中剛
 委員 桂睦子
 委員 青木順子
 委員 中井高英
 委員 山本隆俊
 委員 松本泰典
 委員 田中総司
1.欠席委員 な  し
1.説明のため出席した者次のとおり
 市長 木本保平
 副市長 楚和敏幸
 副市長 大塚康央
 都市整備部長 鎌谷博人
 都市整備部次長兼都市政策課長 田邊武志
 都市整備部次長兼市街地新生課長 岸田茂樹
 市街地新生課参事 福田文彦
 市街地新生課参事 馬場克二
 建設部長 上田利幸
 建設部次長兼建設管理課長 澤田晴光
 道路交通課長 藤田憲文
1.出席事務局職員次のとおり
 事務局長 上田哲
 事務局次長兼総務課長 増田作
 議事課長 野村昭文
 議事課長代理兼議事係長 大橋健太
 議事課職員 伊藤祐介
1.協議事項次のとおり
 (1) 平成27年度事業の進捗状況について
 (2) 策定中の各種計画・構想について

    (午前10時00分 開会)

○上田嘉夫委員長 ただいまから、市街地整備対策特別委員会を開会いたします。
 現在の出席委員は8人でありまして、会議は成立いたしております。
 委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。

○木本市長 おはようございます。
 市街地整備対策特別委員会の開催に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
 何かとお忙しいところ、本委員会を開催いただきまして、ありがとうございます。
 きょうは盛りだくさんの案件がございまして、時間がかかると思いますが、各プロジェクト及び計画・構想について、本年の進捗状況について、ご説明させていただきたく考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

○上田嘉夫委員長 休憩いたします。
    (午前10時01分 休憩)
    (午前10時01分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 これより協議に入らせていただきます。
 休憩いたします。
    (午前10時01分 休憩)
    (午前10時03分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 まず、「平成27年度事業の進捗状況について」、説明を求めます。

○岸田市街地新生課長 ご説明の流れとしましては、お手元の資料と同じものを前方のスクリーンにもお示ししながら説明してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、初めに、平成27年度事業の進捗状況について、JR茨木駅及び阪急茨木市駅西口駅前整備について、ご説明いたします。
 最初に、JR茨木駅西口駅前整備についてです。
 資料1をお開きください。
 まず、平成27年度の取り組みといたしましては、JR茨木駅西口駅前周辺整備基本計画の検討を実施しているところであり、検討範囲については、昨年7月の本委員会時点では、現在の駅前広場、駅前ビル、駅前ビル東側の密集した市街地を含むエリアとしておりましたが、その後、土地所有者の意向確認を行い、黄色着色部のうち、駅前広場南側の密集した市街地も含めると同時に、JR用地及び市営駐輪場も含む、赤色で囲まれたエリアに拡大しております。
 業務の目的といたしましては、平成26年度に策定いたしましたJR茨木駅西口周辺整備計画に基づき、必要な調査や、西口周辺の全体整備構想と個別事業の検討を行い、事業の推進を図るものであります。
 業務内容といたしましては、将来の施設需要調査及び駅前導入施設の洗い出し、駅広、道路などの公共施設用地等の配置計画、事業手法、概略事業計画の検討であります。
 配置計画における基本的な考え方といたしましては、駅利用交通と通過交通を分離すること、車両及び歩行者動線を分離し、整序化を図ること、市の玄関口としてのにぎわい空間を確保することであります。
 これらの考え方に基づき、駅前広場の位置の違いによる配置計画イメージ図を作成いたしました。
 1つは、駅前広場を線路沿いに、もう1つは、区域の西側に縦列に配置したものであります。
 こちらが、駅前広場を線路沿いに配置したイメージ図となります。施設建築物2棟で駅前広場を囲み、まとまった広場をとるなど、にぎわいを重視した配置となっております。
 整備方針といたしまして、府道である周辺道路は区域の北、西両側ともに拡幅し、通過交通を排除して、駅前広場の規模を拡大するとともに、バス乗降場の一部は、立体都市計画の活用等によりJR敷地内に配置したものとなっております。
 メリットといたしましては、JRとバスの連絡が最短になるとともに、まとまった屋外広場が確保でき、また商業施設と住宅施設の分離が可能になることなどが挙げられ、デメリットといたしましては、タクシー乗り場が駅舎からやや離れるとともに、バス乗降場の一部がJR敷地になり、JR西日本においても、自己敷地を活用した商業施設建設について検討していることから、その施設の基礎構造物による制約を受ける場合があるといったことが挙げられます。
 次に、こちらが駅前広場を区域の西側に縦列に配置したイメージ図となります。
 線路沿いに施設建築物を1棟、駅前広場を南北に大きくとり、交通処理を重視した配置となっております。
 整備方針といたしましては、先ほどと同様に、府道である周辺道路は区域の北、西両側ともに拡幅し、通過交通を排除して、駅前広場の規模を拡大するとともに、タクシー乗り場と待機場は立体都市計画の活用等により、JR敷地内に配置したものとなっております。
 メリットといたしましては、JRとタクシーとの連絡が最短になるとともに、歩行者空間が確保しやすいことなどが挙げられ、デメリットといたしましては、バス乗降場が駅舎から離れること、商業施設と住宅施設の分離ができないことなどが挙げられます。
 次に、茨木駅前ビルの動向について、ご説明いたします。
 資料右側をごらんください。
 平成26年度の駅前ビル管理組合からの委託による専門コンサルタントを交えた勉強会を経て、平成27年6月に、茨木駅前ビル再整備検討委員会が設立されており、これまでに4回、検討委員会が開催されております。
 各回のテーマは、第1回が検討委員会の設置目的の確認と今後の進め方、第2回が耐震補強検討の必要性と容積率の考え方、第3回が耐震補強検討内容の確認、第4回が耐震補強案の比較検討となっており、耐震補強を行うとした場合において、どのような工法が最適で、どのくらいの費用がかかるのかについての検討が行われております。
 次に、JR茨木駅西口駅前広場のバリアフリー化整備についてであります。
 将来の抜本的な整備につきましては、先ほどご説明させていただいたように、市としても検討を行っているところでありますが、長年の懸案事項となっておりましたバス停へのアクセスのバリアフリー化については、昨年9月に府警本部との協議が整ったことから改良整備を行い、11月27日より新たなバス停での運用を開始したところであります。
 整備による効果といたしましては、バス停へのアクセスが一部路線を除き、歩道橋を使用せず平面での移動が可能となり、利便性と安全性が確保されるとともに、バスの待機場が確保されたことにより、降車場附近における一般車とのふくそうが軽減されたことなどであります。
 残された課題といたしましては、エキスポシティ行きや弁天行きについては、引き続き歩道橋からのアクセスとなることや、通過交通車両による交通のふくそうがあること、一般車の乗降場が確保されていないことなどが挙げられます。
 次に、万博公園南側エリア開発事業について、ご説明いたします。
 大型複合施設エキスポシティ開発事業についてでありますが、施設は昨年11月19日に開業されており、開業後の交通状況として、これまでに周辺道路、駐車場で特に大きな渋滞等が発生したという話は聞いておりません。
 モノレールの万博記念公園駅における乗降客数については、平成26年度は1日平均約7,000人でありましたが、開業後は平日が平均約3万7,000人、土日祝日が平均約6万3,000人となっております。
 路線バスの乗客数は、平日で平均約540人、1便当たりに換算すると、約10人、土日祝日は平均約1,000人、1便当たりに換算すると、約18人となっております。
 次に、市立吹田スタジアム建設事業についてです。
 昨年9月30日にスタジアムが完成し、10月10日に竣工式典が開催され、ガンバ大阪が指定管理者となっております。10月26日からは、会議室等一部施設の利用が開始されており、本年2月にこけら落としイベントが開催され、2月下旬よりJリーグ、アジアチャンピオンズリーグ等でのスタジアムの利用開始が行われる予定となっております。
 また、試合開催日の自動車での来場を抑制するため、スタジアムの駐車台数は2,000台までの事前予約制にするとともに、JR茨木駅から万博公園東口までのバスの臨時直行便が、これまでと同様に運行される予定となっております。
 次に、JR茨木駅舎改良工事について、ご説明いたします。
 資料、次ページをお開き願います。
 今年度の工事の進捗状況につきましては、東口の工事ヤード整備、駅構内の支障物移転工事、駅務室の改良、移転工事は既に完了しており、現在、仮コンコース増床部のくい打設工事を行っております。
 こちらが改良前の配置図です。こちらが改良後の配置図で、大阪方の階段を撤去し、その箇所にエスカレーターを、京都方面行きホームには上り2基、下り1基と、大阪駅方面行きホームには上り1基、下り1基を新設するとともに、柵内、柵外のコンコース改良として、床、壁、天井、外壁及び旅客トイレの改修を行うものであります。
 また、JR西日本において、京都方増床部分に、床面積約1,100平米の店舗が新設されます。
 こちらが完成後のパースで、西口側から見たものです。こちらが東口デッキ側から見たパースとなっております。
 全体の工程につきましては、本年11月ごろに、京都方の仮改札が使用を開始された後、エスカレーター本体の設置工事に着手し、平成29年春にエスカレーターが供用開始され、平成30年春に店舗開業予定となっております。
 次に、工事の進捗状況について、写真等でご確認いただきます。
 資料右側をごらんください。
 こちらが、東口の工事ヤード整備が完了した状況写真です。駅舎北側の階段は、工事期間中閉鎖しておりますので、歩行者の方につきましては、デッキのエスカレーター等をご利用いただいております。
 こちらが、移設された駅事務室、みどりの窓口や券売機の状況です。
 こちらが、京都方増床部分のくいの打設位置を記したものです。赤丸で示しております西口側及びホーム部分のくい工事は既に完了しておりますが、青丸で示しております東口側は2月中旬に完了し、3月上旬より鉄骨建て方が開始される予定となっております。
 こちらが、ホーム上に仮囲いを設け、くい工事を行っている状況写真です。
 最後に、今後の取り組みについて、ご説明いたします。
 西口周辺整備につきましては、茨木駅前ビルの再整備検討委員会において、耐震補強案の比較検討が行われるとともに、今後、建てかえか耐震改修、大規模修繕かについての方向性が決定される予定となっております。
 市といたしましては、この委員会の検討状況や意向、市の平成27年度調査で得られた成果、課題を踏まえ、駅前施設計画の検討や、JR用地の利活用等について、駅前ビル及びJR西日本など関係機関と協議調整を図っていくこととしております。
 また、万博公園南側エリア開発事業につきましては、現時点において、交通渋滞等、特に問題は発生しておりませんが、開業後の交通対策等については、事業者、吹田市、警察、道路管理者及びその他関係機関を構成員とした協議会が設置され、諸問題について取り組んでいくこととしております。
 以上で、JR茨木駅西口周辺整備についての説明を終わらせていただきます。
 次に、阪急茨木市駅西口駅前整備について、ご説明いたします。
 資料2をお開きください。
 平成27年度の市の取り組みといたしましては、阪急茨木市駅西口駅前周辺整備基本計画の検討を実施しているところであります。
 業務の目的としましては、平成26年度策定の基本構想を踏まえ、駅前ビルと連携し、交通結節点の機能強化と、にぎわいある空間整備に向け、都市計画の手法も想定し、施設の配置や規模等について検討を行い、事業の推進を図るものであります。
 策定区域としましては、駅前広場、市営駐車場、民間の茨木ビル、永代ビル用地を含めた赤色着色部としております。
 業務内容としましては、駅前広場配置計画案の検討として、過年度に検討した整備方針及び課題を踏まえ、駅前ビルの建てかえ計画も留意し、駅前広場の配置計画案の作成、西口周辺道路・交差点基本計画案の検討として、駅前広場と連動する道路交差点の概略設計図の作成、駅前広場交通シミュレーションとして、策定した基本計画モデル案について、周辺交通の流れを動画化した交通シミュレーションの実施、再開発事業推進計画策定支援の検討として、導入すべき都市機能の検討、事業手法、概略資金計画案の検討等を行っております。
 施設配置計画の基本的な考え方としましては、市として望ましい公共施設配置計画案をもとに、事業パートナーと連携し、駅前ビルを組み入れた基本計画案の策定を行い、市街地再開発事業等の都市計画決定に向けた計画としております。
 また、公共施設計画等の考え方としましては、駅前広場を現在よりも拡大させることで、バス、タクシー、一般車等の適切なバース数の確保、車両及び歩行者動線の整序化、駅前の玄関口としてのにぎわい空間を確保すること。周辺道路については、車線数の増加による交通容量の増大や滞留長の延伸による交通の円滑化、駅前広場出入り口を1カ所に集約することによる交通の整序化を図るものとしております。
 次に、阪急茨木市駅前ビルの動向について、ご説明させていただきます。
 平成26年12月に発足されました建てかえ推進委員会には市も参画しておりますが、平成27年4月から12月までの間に委員会を9回、委員会の下部組織である法務、計画、戦略広報部会による合同部会が9回開催されており、主なテーマとしましては、駅前ビルの配置のゾーニング、建物の容積率、店舗床面積や駐車場台数の検討が行われております。
 次に、検討しております配置イメージ図がこちらの2例でございます。
 両例とも、先ほどお示ししました公共施設計画等の考え方を網羅したものとなっております。
 左側の駅前広場を中央にした配置例につきましては、施設建築物が南北2地区に分割された配置としております。
 この配置例のメリットとしましては、駅舎自由通路から周辺道路に向けてのスムーズな歩行者動線が確保されるとともに、施設建築物については、商業棟、住宅棟の分離などが可能となります。デメリットとしましては、バス、タクシーと一般車との分離ができないこと、施設建築物が分棟となるため、建設コストが増加することなどが挙げられます。
 次に、右側の駅前広場を南側、施設建築物を北側に配置した場合のメリットとしましては、一般車の駅への寄りつきがバス、タクシーと分離可能となるため、交通の整序化がさらに図られること、施設建築物については、商業空間等が北側敷地地上部で大きく確保できること、デメリットとしましては、駅前広場において、駅舎自由通路から周辺道路へ向けての平面でのスムーズな歩行者動線の確保が難しいこと、施設建築物については、商業施設と住宅施設の分離ができないことなどが挙げられます。
 次に、西口駅前広場の暫定整備について、ご説明いたします。
 資料、次ページをお開きください。
 将来の抜本的な整備につきましては、検討を進めているところでありますが、現在、駅前広場内に乗り入れを行っている路線バスや学校等の送迎バス、タクシー等の交通混雑により、路線バスが乗り場に正着できないことや、タクシー待機者が路線バス降車場と交錯する等の交通の課題を解消するため、一定の整備を行ったものであります。
 具体的な整備内容としましては、タクシーの待機場を歩道から離れた位置に新たに確保するとともに、身障車や一般車、スクールバス等の乗降場を歩道沿いに新たに設置したものであります。
 整備による効果といたしましては、路線バスと送迎バスの乗降場の分離が図られたことや、タクシーが歩道沿いに待機していたことによる路線バス降車場附近での二重駐車が解消されたことなどであります。
 残された課題といたしましては、通過交通車両を含む一般車による交通がふくそうしていることなどが挙げられます。
 市における今後の取り組みとしましては、駅前ビルの建てかえ、駅前広場の交通処理等、駅前の再整備計画を総合的に進めていくことを基本に協議調整を行い、計画検討の熟度に応じて、交通事業者等との協議を進めるとともに、駅前の顔にふさわしい景観形成、都市機能施設等についての検討を行います。
 目標といたしましては、平成28年度末の市街地再開発事業等の都市計画決定に向け、事業パートナー等と連携し、関係機関との協議に取り組んでまいります。
 以上で、JR茨木駅及び阪急茨木市駅西口駅前整備についての説明を終わります。
 次に、(仮称)JR総持寺駅及び周辺整備事業について、ご説明いたします。
 資料3をお開きください。
 平成30年春の新駅開業を目指して、駅施設、自由通路、歩行者専用道路等の整備に取り組んでおり、ディベロッパー施行によるマンション開発においても、第1期棟に引き続き、第2期棟についても間もなく完成し、本年3月3日から入居開始予定と聞いております。
 次に、事業進捗等をごらんください。
 JRによる鉄道工事では、昨年度、軌道の土留め擁壁工事と線路上下線の外側線軌道の切りかえ工事が完了しており、今年度は駅舎、橋梁部分の仮土留め工事と、線路上下線の内側線軌道の切りかえ工事を行っております。平成28年度からは、駅舎部の掘削工事、駅舎築造工事に着手するとともに、ディベロッパーによるマンション開発においても、第3期棟の建設工事に着手する予定と聞いております。
 こちらが、新駅設置の大阪方を望むイメージ図になります。左方向が大阪側、右方向が京都側、写真右奥が三島中学校になります。赤い線が駅設置後の線路であり、その線路の下に駅舎及び自由通路を構築してまいります。
 駅前広場の規模は約2,300平米で、広場内には、バス、タクシー、一般車の乗降バース等を配置し、自転車、自動二輪車駐車場についても、隣接して設置する予定であります。
 駅舎につきましては、半地下式駅舎となり、ホームは島式の1面、8両対応の延長約165メートル、幅員は約8.2から9メートルであり、施設については、エレベーターは貫通型の11人乗り、エスカレーターは上り下り各1基、その他多目的トイレ、誘導警告ブロック等が設置され、バリアフリーに配慮された駅舎となります。
 こちらは、昨年11月時点での内側線軌道の切りかえ工事の現場の状況です。
 新駅東側の府道総持寺停車場線上空に架設されている五反田橋梁につきましては、本年5月の内側線切りかえ工事完了後、8月に既設桁の撤去を行うことにより、現在の空頭高さ約3メートルは約3.8メートルとなり、大型バス等の通行が可能となります。
 次に、周辺整備について、ご説明いたします。
 資料、次ページをお開きください。
 周辺整備につきましては、庄中央線整備事業、総持寺停車場線整備事業、(仮称)JR総持寺駅周辺整備事業、阪急総持寺駅西口駅前交通広場の4つの事業を計画しております。
 庄中央線整備事業につきましては、事業区間は駅へのアクセス道路との交差点から千歳橋手前の庄二丁目交差点までの延長約420メートル、計画幅員は標準部で両側歩道を2.5メートル、両側自転車レーン0.7メートル、車道幅員5.6メートルの全幅12メートルとしており、自転車レーンの設置等により、通行環境の改善を図ってまいります。
 昨年12月末時点での事業進捗につきましては、物件調査が27件行われ、用地取得は今年度、赤色着色部3件を取得し、昨年度取得済みの黒色着色部1件と合わせ、4件が取得済みとなっております。今後も引き続き、物件調査をもとに順次、用地交渉を行い、一定区間、事業用地が確保できれば、道路工事を実施してまいります。
 次に、総持寺停車場線整備事業につきましては、事業区間は阪急総持寺駅から国道171号西河原交差点までの延長1,200メートル、計画幅員は、現在、西側にある水路を暗渠化することにより、両側歩道2.5から3メートル、両側自転車レーン0.7メートル、車道5.6メートルの全幅12から13メートルの整備を行うこととしており、市道庄中央線と同様、自連車レーン等の設置により、通行環境の改善を図ってまいります。
 今年度の事業進捗につきましては、国道171号西河原交差点から、五反田橋梁附近までの延長560メートルの道路詳細設計、西河原交差点改良における旧たばこ店の用地取得、また、庄栄小学校附近での延長80メートルの道路工事を、平成27、28年度の継続費設定を行い、実施しております。
 来年度につきましても、引き続き阪急総持寺駅附近までの延長370メートルの道路工事を、平成28、29年度の継続費設定を行い、実施する予定であります。
 次に、(仮称)JR総持寺駅周辺整備事業につきましては、軌道沿いの現在西行きの一方通行道路が府道との交差部において見通しが悪く、危険な状態であるため、車両の通過交通を排除し、その代替機能として、新たに総持寺交番前の信号交差点への道路を整備いたします。今年度は1件の用地取得と延長220メートルの道路詳細設計を実施しております。来年度は、青色着色部の未取得用地の用地境界確定作業を行い、用地交渉を行ってまいります。

○田邊都市政策課長 続きまして、阪急総持寺駅西口駅前広場の都市計画決定に係る進捗状況について、ご説明させていただきます。
 資料、次ページをお開き願います。
 (仮称)JR総持寺駅設置にあわせ、府道総持寺停車場線の整備を府と市が連携して進めてまいりますが、大阪府からは道路整備後、都市計画道路総持寺太田線の阪急総持寺駅と国道171号間の都市計画の廃止と、市道として移管したいとの要望が示されており、現在、本路線につきましては市道認定もしている状況でございます。
 都市計画道路総持寺太田線の阪急総持寺駅から国道171号間の廃止に伴い、現在、附帯施設として位置づけられております駅前交通広場もあわせて廃止となりますことから、阪急総持寺駅前の交通結節点の機能の強化と利便性向上に向け、本市が新たに駅前広場を都市計画決定したいと考えているものでございます。
 新たに都市計画決定を予定しております駅前交通広場は、地形上の課題や事業費等、数案を比較検討した結果、現府道の南側で市営総持寺自転車駐車場と隣接する場所に配置したいと考えており、面積は約2,900平方メートルで、バスバース1台、タクシーバース2台、一般乗降用4台、身障者用1台がそれぞれ確保できる広さとしております。
 都市計画に関する手続といたしましては、これまで関係地権者への説明を行っており、3月下旬には地元説明会を大阪府と合同で開催し、大阪府による公聴会を経て、6月ごろに本市都市計画審議会でご審議いただいた上で、阪急総持寺駅西口駅前交通広場の都市計画決定を行い、7月ごろには大阪府都市計画審議会にて、都市計画道路総持寺太田線の一部区間並びに附帯する駅前交通広場の廃止に係る都市計画変更を行っていただく予定としております。
 なお、今年度から、(仮称)JR総持寺駅の開業にあわせ、阪急総持寺駅と新駅間の道路整備工事に着手しておりますが、本駅前広場につきましても、できるだけ道路整備にあわせて整備したいと考えているところでございます。
 以上で、(仮称)JR総持寺駅及び周辺整備事業についての説明を終わらせていただきます。
 続きまして、平成25年度から取り組んでおります、目垣・南目垣・東野々宮地区並びに平田・玉島・野々宮地区での広域幹線道路沿道における都市利用検討の進捗状況につきまして、ご報告させていただきます。
 資料4をお開きください。
 まず、目垣・南目垣・東野々宮地区ですが、検討地区面積として約70ヘクタール、うち農地面積が約41ヘクタールの区域で、農地の地権者数は244人でございます。
 本地区につきましては、事業化検討パートナーであります、株式会社イトーヨーカドーと株式会社竹中土木におきまして、大規模商業施設と大規模物流倉庫の提案が示されておりますが、昨年7月に地権者を対象とした意向調査が実施され、事業に対する考えや今後の土地利用の意向などをお聞きしております。
 意向調査では、地区の中央を横断しております十三高槻線を境に、北側と南側で非常に特徴のある結果があらわれております。地区全体の地権者数の人数割合では、おおむね80%が事業に理解いただいているものの、面積割合では、図面で赤色の四角で囲んでおりますけれども、北側では今後も農地としての利用意向が57.4%、都市的な土地利用への転換が42.6%となっております。一方で、南側では、農地の利用意向が15.3%、都市的な土地利用意向が84.7%となっております。
 この結果を町丁目ごとに円グラフで示しておりますけれども、十三高槻線北側にあります目垣一丁目では、農地利用が59.8%で、赤枠で囲んでおりますとおり、都市的な土地利用が40.2%。同じく、グラフの右側になりますけれども、二丁目では53.3%と46.7%。左下のとおり、三丁目では57.1%と42.9%であり、いずれも過半の地権者が農地の継続を希望されているという結果になっております。
 反対に、十三高槻線南側では、左下のとおり、東野々宮町は農地利用の方が23.3%、都市的土地利用の方が76.7%。同じく右側のとおり、南目垣一丁目では5.4%と94.6%。その下の二丁目では20.7%と79.3%。一番下にあります三丁目では5.6%と94.4%と、大多数の地権者が都市的土地利用を希望されているという結果を得ております。
 資料、次ページをお開き願います。
 この結果を踏まえ、今回の事業区域につきましては、十三高槻線の南側を基本に設定したいと考えており、この方針を12月19日に開催いたしました地権者説明会でお伝えし、参加者から了承を得たところでございます。また、この方針を全地権者にお伝えすべく、ニュースレターとして送付をしております。
 今後のスケジュールですが、引き続き地権者の意見に耳を傾けながら、本年3月ごろをめどに事業採算性を検討し、総事業費、平均減歩率などをお示しした上で、さらなる事業への賛同率の上乗せと仮同意書の取得を行いながら、平成28年度中には土地区画整理準備組合の設立を目指していきたいと考えております。
 なお、順調に事業が進捗いたしますと、平成30年ごろには土地区画整理組合が設立され、平成34年ごろにはまちびらきとなる予定であります。
 なお、行政手続につきましては、事業進捗にあわせ適宜進めてまいります。
 続きまして、平田・玉島・野々宮地区についてでございます。
 資料の次ページをお開き願います。
 検討区域といたしまして約20ヘクタール、うち農地面積が約12ヘクタールの区域で検討を進めているもので、農地の地権者数は97人でございます。
 本地区につきましては、事業化検討パートナーであります、株式会社日本エスコンと清水建設株式会社等により、商業施設、健康福祉施設等が複合した案が示されており、昨年6月14日に開催いたしました、全地権者を対象とした説明会におきまして、想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率などが提示され、8月には事業に対する考えや、今後の土地利用の意向などについての意向調査が実施されておりますが、平田地区、玉島地区、野々宮地区でそれぞれ大きく異なる結果となっております。
 地区全体の地権者の人数割合では、おおむね80%の方が事業にご理解をいただいているものの、今後の土地利用意向につきましては、地区ごとに差が生じている状況でございます。
 まず、平田地区につきましては、今後も農地としての利用意向が38.1%、円グラフで赤色で囲っておりますが、都市的な土地利用への転換を希望される方が46.6%となっております。
 同じく真ん中の玉島地区では、農地としての利用意向43.3%、都市的な土地利用への転換が45.1%となっており、この2地区につきましては、面積割合では、農地としての利用を継続したいという意向を示された方が多い状況でありますが、大規模農地所有者の意向が結果に反映されたものと捉えております。
 一方、野々宮地区では、農地としての利用が8.3%、都市的な土地利用への転換を希望されている方が70.2%となっており、大半の方が都市的な土地利用を望まれている状況でございます。
 ただ、各地区とも、いまだ検討中の方が一定数おられること、また平田、玉島の両地区におきましても、大規模農地所有者も含めて、将来にわたる農業継続には不安を持っておられる方が多くおられることから、地区ごとに勉強会を開催するなど、事業への理解と賛同率を高める取り組みを進めながら、賛同率や都市的土地利用への転換意向の高い地区から、先行して事業化を目指すことを視野に入れた取り組みも進めてまいりたいと考えております。
 当面のスケジュールですが、平成28年度中には土地区画整理準備組合を設立し、平成30年度に組合の設立、平成33年度のまちびらきを目指してまいりたいと考えております。
 なお、先ほどの目垣地区と同様、市街化区域へ編入するための線引きにつきましては、本年2月に開催されます大阪府都市計画審議会におきまして、保留フレームが設定される予定であり、土地区画整理組合の設立にあわせて、市街化区域へ編入していただいた上で、事業に本格的に着手することになりますが、並行して大阪府と農水産省の農用地除外に係る本格的協議が進められていくということになります。
 以上で、広域幹線道路沿道の土地利用検討についての説明を終わらせていただきます。

○上田嘉夫委員長 「平成27年度事業の推進状況について」の説明は終わりました。
 次に、「策定中の各種計画・構想について」、説明を求めます。

○田邊都市政策課長 それでは、資料5をお開きください。
 現在の本市の中心市街地活性化基本計画では、旧の中心市街地活性化法に基づいた計画として、平成16年に策定したものでありますが、全国的には中心市街地の活性化のために、さまざまな対策が講じられてきたにもかかわらず、中心市街地における居住人口の減少や衰退に歯どめがかからないことから、中心市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を、総合的かつ一体的に推進するため、市が作成した中心市街地活性化基本計画を内閣総理大臣が認定し、基本計画に掲げている各施策を国が重点的に支援するといった法改正が、平成18年になされております。
 そのため、現在の本市の中心市街地活性化基本計画は、任意の行政計画の位置づけとなっているものでございます。
 現在、本市の中心市街地におきましては、ハード整備ではJR茨木駅及び阪急茨木市駅前周辺の再整備検討や、両駅間を結ぶ道路の一方通行化構想、市民会館跡地利用検討などがあり、ソフト事業では立命館大学大阪いばらきキャンパスを生かしたまちづくりや、市民などが主体のさまざまなイベントなどの開催等、これらの中心市街地の活性化につながる各取り組みを総合的に進めるため、改正中心市街地活性化法に基づく中心市街地活性化基本計画の策定に向け、法の規定に基づき、昨年7月に設立されました外部の有識者等で構成された茨木市中心市街地活性化協議会や実務担当者で構成された専門部会の意見をお聞きしながら、平成26年度から取り組んでいるものであります。
 また、庁内組織である連絡会議や幹事会におきましても、関係各課で連携しながら、横断的な検討を行っております。
 外部組織であります協議会は、必須構成員であります都市機能の増進を茨木市観光協会に、経済活力の向上を茨木商工会議所とし、その他の構成員として学識経験者や商業団体連合会などで構成されており、実務担当者からなる専門部会をその下に設置をしていただいております。
 協議会は昨年7月に第1回目、本年2月1日に第2回を開催いただく予定としておりまして、専門部会につきましては、昨年8月に開催いただいております。
 また、庁内関係部課で構成されました連絡会議及び幹事会につきましては、これまで2回、幹事会を開催し、検討を行っております。
 一方で、本基本計画を所管いたします内閣府からは、基本計画の認定に対して、ハード事業とソフト事業のバランスのとれた計画とする必要があること及び計画期間中に実施する具体的な事業を記載する必要があると指摘を受けているところでありますが、現時点で、ハード事業についての整備スケジュールに不確定要素があること、ソフト事業についても、新たな事業提案の検討が必要なことなどから、基本計画認定の時期の精査が必要と考えております。
 次に、基本計画の策定スケジュールについてですが、これまで基本計画の策定に着手した平成26年度には、各種データの整理、分析と課題の抽出、基本方針の検討、関係者間へのヒアリング等を実施するとともに、一方通行化のシミュレーション映像資料を策定してまいりました。
 また、今年度におきましては、中心市街地活性化協議会の設立及び基本計画案の検討や、シミュレーションを用いて商業者等との意見交換などを行ってまいりました。
 当初計画では、平成28年度末の総理大臣認定を目指して取り組みを進めてまいりましたが、内閣府からの指摘や指導を踏まえ、策定年度を精査したいと考えております。ただし、認定基本計画となれば、中心市街地の活性化に寄与する国補助メニューの採択や補助率の上乗せ等が可能になりますので、各事業の進捗状況を勘案し、適切な時期に認定が得られるよう、取り組んでまいりたいと考えております。
 以上で、中心市街地活性化基本計画の策定についての説明を終わらせていただきます。

○藤田道路交通課長 それでは、バリアフリー基本構想について、ご説明いたします。
 これまで、茨木市バリアフリー基本構想協議会は、平成26年7月18日に第1回を開催し、2年にわたって6回の協議会を開催してまいりました。昨年12月14日の協議会におきまして、バリアフリー基本構想の素案をご承認いただき、現在、12月25日から1月25日の間でパブリックコメントを実施しているところでございます。その後、2月に第7回の協議会を開催し、基本構想案の承認をいただく予定にしております。
 基本構想では、基本理念として、「いつでもだれもが、バリアをかんじず、らくらく移動できるきもちのやさしいまち いばらき」を掲げ、バリアフリー推進に当たっては、「カタチ」、「こころ」、「しくみ」の3つのポイントを考慮していくこととしております。
 基本構想では、整備目標を平成32年度としており、重点整備地区であるJR茨木・阪急茨木市駅周辺地区、総持寺駅周辺地区、南茨木駅周辺地区のバリアフリー化を優先的に推進するとともに、その他のエリアにおいても適宜、整備を行い、平成33年度には事業進捗の検証や計画の見直しを行うこととしております。
 それでは、それぞれの重点整備地区の区域面積、生活関連経路、生活関連施設について、お示しいたします。
 JR茨木・阪急茨木市駅周辺地区におきましては、重点整備地区区域面積約4.11平方キロメートル、生活関連経路の総延長約13.29キロメートル、生活関連施設につきましては、JR茨木駅、阪急茨木市駅を初め、市役所やローズWAMなどの公共施設、病院、大型店舗など30施設を設定しております。
 総持寺駅周辺地区におきましては、重点整備地区区域面積約1.34平方キロメートル、生活関連経路の総延長約3.63キロメートル、生活関連施設につきましては、阪急総持寺駅や現在工事中である(仮称)JR総持寺駅、公共施設など8施設を設定しております。
 南茨木駅周辺地区におきましては、重点整備地区区域面積約0.56平方キロメートル、生活関連経路の総延長約4.45キロメートル、生活関連施設につきましては、阪急南茨木駅、大阪モノレール南茨木駅、公共施設など7施設を設定しております。
 今後の予定ですが、現在、実施しているパブリックコメントの結果をまとめた後、2月下旬開催予定の第7回協議会において、バリアフリー基本構想の案としてお諮りし、今年度末の策定を予定しております。
 また、基本構想策定後は、各施設管理者において特定事業計画を速やかに作成することとなっておりますが、本市が管理する道路、都市公園、建築物におきましては、基本構想策定と並行して、今年度末に特定事業計画を作成し、来年度より事業を開始したいと考えております。
 以上でございます。

○岸田市街地新生課長 次に、東芝スマートコミュニティ構想について、ご説明いたします。
 資料7をお開きください。
 東芝大阪工場跡地の現状としましては、約18.5ヘクタールの区域において、平成30年春の一部まちびらきを目指し、進出事業者の確定に向け、協議が進められているところであります。
 平成27年度につきましては、東芝が中心となり、地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業に取り組んでおり、内容はエネルギーマネジメントを含むエネルギー供給事業の事業化調査、検討、事業性評価を行うものであります。
 事業者は株式会社東芝、株式会社関電エネルギーソリューション、大阪ガス株式会社、本市の4者となり、事業期間は平成27年7月31日から平成28年2月29日まで、設置されている調査委員会のメンバーは、学識経験者及び大阪府、オブザーバーとして、近畿経済産業局、関西電力、大阪ガス、本市であります。
 本委員会の開催状況は、第1回は平成27年9月29日に開催し、本事業における検討内容についての審議、第2回は平成27年12月14日に開催し、成果報告書(案)の審議、第3回は平成28年1月26日を予定しており、第2回の委員会での協議を踏まえた成果報告書(案)の審議を行います。
 以上で、東芝スマートコミュニティ構想についての説明を終わります。

○上田嘉夫委員長 以上で、「策定中の各種計画・構想について」の説明は終わりました。
 休憩いたします。
    (午前10時48分 休憩)
    (午前10時49分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 「平成27年度の進捗状況について」並びに「策定中の各種計画・構想について」、発言なさる方はございませんか。

○青木委員 説明ありがとうございました。
 時間の関係もありますので、数点だけご質問させていただきたいと思います。
 まずは、JR茨木駅前整備についてですけれども、エキスポシティが開業いたしまして、モノレールの利用客も7,000人から3万7,000人ほどに、かなり多くの方が利用されているということでありますけれども、この影響、当初の予測と、これからまた新しい施設も整備されるということですけれども、これからの予測について、お聞かせください。
 また、スタジアムがこれから利用開始になりますが、これが与える本市への影響についてもお聞かせください。
 次に、JR茨木駅西口についてですが、バリアフリー化がされて、安全・安心ということが大変喜ばれておりますけれども、課題も幾つか挙げられております。課題についても、その都度、私も担当課に話をさせていただき、対応はその都度していただいておりますけれども、今挙げられている課題について、どのように対応されるのか、お聞かせください。
 また、JR茨木駅前整備につきましては、今、検討委員会のほうで最終、耐震化されるのか、また建てかえされるのか、駅前ビルについては検討されるということで、夏、秋ごろですか、結論が出されるということを聞いておりますが、建てかえとなった場合に、この今、2つの案が出されております。それぞれの施設の内容について、わかる、検討されている範囲でお聞かせをいただきたいと思います。
 また、私は、このJR茨木駅の外観についてもお示しをいただいておりますけれども、駅舎とのビル、商業施設、または住居施設等についての連続性が重要だと考えますが、これについてもお聞かせください。
 最後になりますけれども、この駅前整備がなされますと、非常ににぎわいが創出できると思います。ただ、ここはこの駅前の広場のみで完結するのではなくて、回遊性を持たせる、またこれから中心市街地の活性化等についても、広がりを持たせるようなということを考えますと、近くには春日商店街があります。こちらも非常に現在、頑張っておられまして、にぎわいがあるのですが、これがJRの西口と一体化されると、さらに回遊性が広がるのではないかと思いますので、ぜひとも今、さまざま検討範囲が広がっておりますが、春日商店街への動線の確保ということも、私は検討に入れていただきたいと思うのですが、これについて、お聞かせください。

○岸田市街地新生課長 まず、エキスポシティ開業に伴う影響についての当初予測と今後の対応ということでございます。
 エキスポシティ開業に伴う影響についての当初予測では、自家用車等での来場による駐車場の満車状態等が原因により、万博外周道路はもとより、エキスポロードや産業道路、国道171号にまで渋滞が発生するのではないかと想定しており、開業直後には、それらの道路の歩道上に、駐車場の空き状態を知らせる看板とともに、誘導員を配備するなどの対応をしておりましたが、駐車場については満車状態もほとんど発生せず、周辺道路についても、これまで開業の影響による渋滞等の発生については、聞いておりません。
 今後、発生した交通等の諸問題については、設置することとしている事業者、吹田市、警察、道路管理者、その他関係機関を構成員とする協議会において、取り組むこととしております。
 次に、市立吹田スタジアムにおけるJリーグ開催等による影響についてでございます。
 試合開催日の自動車での来場を抑制するため、スタジアムの駐車台数は2,000台までの事前予約制としていること、JR茨木駅から万博公園東口までのバスの臨時直行便についても、現在よりも増便を行い対応することから、特に影響はないものと考えております。また、Jリーグ開催を万博公園の桜祭りやゴールデンウィーク等の特異日と重ならないよう、サッカー協会へ要望していると聞いております。
 次に、昨年度行いました、バリアフリー化後の課題とその対応についてでございます。
 まず、課題につきましては、エキスポシティ行き及び近鉄バスの弁天行きについては、引き続き歩道橋利用が必要なこと、一般車の乗降場が確保されていないこと、駅利用交通と駅通過交通がふくそうしていることなどが挙げられます。
 その対応につきましては、近鉄バスの弁天行きについては、この春のダイヤ改正時に平面アクセスが可能となったバス停へ移動してもらうよう、近鉄バスに要望しております。
 一般車の乗降場については、その路面表示について、茨木警察と現在協議中であります。
 その他の課題につきましては、現在進めております抜本的な整備の中で検討してまいりたいと考えております。
 次に、JR駅前広場での施設建築物の施設の内容についてでありますが、イメージとして2案、ご提示させていただいたものであり、施設の内容については、今後の協議ということにさせていただいております。
 そして、JR駅舎から駅前広場内の施設建築物や、また、春日商店街への動線の確保についてでございます。
 駅前広場については、JR西日本においても、駅舎と連続性を持たせた商業施設等の建築物について整備したい意向を示しております。市といたしましても、駅前広場においては、交通結節点の機能強化だけではなく、回遊性を高め、憩いやにぎわいが生まれるよう、それらの施設建築物との連続性、また、春日商店街等へのスムーズな動線の確保について、検討してまいりたいと考えております。

○青木委員 エキスポシティとか、また、スタジアムの利用開始については、これからさまざまな課題が出てくるかもわかりませんが、その都度、また対応をお願いいたします。
 それから、バリアフリー化されてから、供用開始されてからさまざま出た課題についても、その都度、対応をきちんとしていただいていることに、非常に感謝をしております。残された課題についての対応もお願いいたします。
 それから、JR駅前のビルにつきましては、結論はまだ出ていないということで、施設のあり方等については、今の段階ではまだ決められることではありませんが、建てかえの方向性になれば、今、課題となっております住居棟と、それから商業棟ということでありますが、やはりこれから、JR駅前整備をされるに当たっては、将来にやっぱり宿題を残さないような駅前広場のあり方、また駅前ビルのあり方ということを、ぜひ検討していただきたいと思います。
 また、茨木市のこの景観にふさわしいような、この茨木市のよさというのは、7割が緑ということで、緑のよさを生かしたこの駅前広場、茨木の緑を眺望できるような駅前広場であったら、それがふさわしいのかなと、私、個人的には考えております。
 また、にぎわいとかいうことも非常に重要だと思いますけれども、茨木市のこの中心市街地の回遊ということについてもぜひ考えていただき、先ほどの答弁のとおり、検討を丁寧にしていただきたいと思います。そのことを要望しておきます。
 そしてまた、この検討手法につきましては、専門家の意見とか市政顧問等にも、まちづくりの専門家の方がいらっしゃいますので、ぜひとも活用していただきながら、まちづくり、この駅前広場についてもぜひ進めていただきたいと思います。
 もう1つですけれども、中心市街地につきまして、協議会が今年度設置をされて、開催されたということです。これは必須ということで聞いております。それと専門部会、また庁内については連絡会議、幹事会ということで、それぞれ設置をされましたが、その役割について、また取りまとめはどのようにされるのか、お聞かせください。
 また、ハード事業とソフト事業を並行して進めていくということですけれども、この事業メニューについて、現在のところ考えておられること、また整理はどのようにされるのかについて、お聞かせください。
 それから、この中心市街地を整備するに当たっては、やはり市民の意識の醸成というものが非常に重要だと思います。まだまだ、今、どのような検討をされているのか、どういう状況になっているのか、どういうまちづくりにしたいのかという、市民の意識の醸成がどれくらいなのかなということを非常に考えておりますが、例えばアンケートをとられるなど、考えておられるのかどうか、お聞かせください。
 また、今後のタイムスケジュール、平成28年度には中心市街地の活性化基本計画を策定して、総理大臣の認定をもらうという目標を持っておられますが、これがスケジュールどおりにいくのか、非常に私は懸念しておりますが、この辺についてもお聞かせください。
○田邊都市政策課長 まず1つ、初めにありました協議会、専門部会、あと庁内の連絡会議、幹事会の役割というところでございます。
 中心市街地活性化協議会の役割ですけれども、まず大きな役割といたしましては、中心市街地の活性化のために、総合的かつ一体的な増進に関し、必要な事項について、まず協議を行うということと、市が作成いたします基本計画に定める事項について、意見を述べることができるということが、法に規定されておりまして、そういった役割を協議会が担うということになります。
 また、本市の場合、その下に専門部会というのを設けておりまして、その専門部会は、その計画策定に当たって、それぞれ中心市街地にかかわっておられる方から、その基本計画に定める事項について、より具体な実務担当者レベルでお話を聞けるような体制を整えているというものでございます。
 また、庁内組織であります連絡会議及び幹事会ですけれども、まず連絡会議におきましては、中心市街地の活性化を図るためには、やっぱり市内部の連携というところが非常に大事かなというところもございまして、連絡会議においては、そういった庁内の関係各課の調整を行いながら運営をしていただいているということで、構成メンバーでは両副市長を筆頭に、関係部課長に集まっていただいているというような状況でございます。
 また、幹事会につきましても同じく、今度、計画を定める中で、具体な計画を、事業提案をしていくという必要がありますので、そういったことから、それぞれの事項について実務担当レベルといいますか、もう少し下のレベルで幹事会というのを構成しておりまして、庁内の関係各課の連携を深めながら、それぞれの施策について定めていくというようなことで、進めているところでございます。
 また、ハード整備、ソフト事業というところですけれども、ハードにつきましては大きな問題として、両駅前の周辺の再整備の話、あとは一方通行化の構想、また市民会館の建てかえとか、阪急の東側をどうするのかとかいうところが、いろいろハードとしては、やっぱり中心市街地活性化の目玉になっていくんだろうなというふうに思っております。
 また、ソフトについては、今、昨年度来、ずっとヒアリング等を行っておりますけれども、実際、地元の方々でいろいろ、商店街も含めて市民の方、それぞれが、いろんな形で中心市街地にかかわりながら取り組みを進めていっていただいていますので、そういった事業を、新たな事業を掘り起こしたり、そういったところを検討して進めているというような状況です。
 また、あわせて市民意識の醸成というところですけれども、ここにつきましても、基本計画自体は、プレーヤーを決めて、いつ、どこで、誰が、どういうことをするんだということを、一つ一つ掲げていく必要があるんですけれども、その協議会にしても、市民の代表の方も入っていただいていますし、イベント等、実際市民の方がたくさんやられていますので、その辺の意見を丁寧に聞きながら、拾い上げながら、それぞれの事業について定めていくというふうになっております。
 また、ハードにつきましても、例えば一方通行化とかでしたら、シミュレーションをつくって、市民の皆さんを初め、いろんなところで見ていただきながら、意識の醸成、イメージの共有ですね。そういったものを図りながら、みんなで中心市街地とはどうあるべきかというのを考えながら、進めていきたいというふうに思います。
 タイムスケジュールなんですけれども、先ほどちょっとご説明をさせていただきましたが、当初、今年度案を策定して、平成28年度末の認定というのを考えていたのですけれども、そのハード事業とソフト事業をまずバランスよく配分しなさいねというところと、ハードにつきましても、先ほど大きな構想、計画はあるんですけれども、なかなかまだちょっと事業実施時期が明確にできないところもございまして、若干スケジュールについては精査が必要というふうに、今考えておりまして、平成28年度末の認定にこだわらず、もう少しその辺の熟度を高めて、適切な段階で認定を目指したいというふうに考えているところでございます。

○青木委員 最後、要望させていただきます。
 今、おっしゃっていただいたように、きちんと計画の中で、今、懸案となっております市民会館の跡地利用とか一方通行化についても、これは本当に重要な問題ですので、期限を切ってしまうと、なかなかそこが難しいところもあります。ただ、でもやはり断続的に、この1年間は集中的に審議していく、私たち議員もそうだと思いますので、審議をしていきながら、よりよいものをつくっていただきたいと思います。
 この委員会でも視察に行かせていただいたり、また会派でもさまざま、この中心市街地とか、また駅前広場とかの視察をさせていただく中で、一番大事なのは、この茨木市民、住んでおられる28万市民ができるだけ納得のいく、本当に誇れる、そういうまちづくりをやっていただきたいです。イベントとかに参加される方はごくごく一部ですので、そうではない、通常暮らしておられる市民の方が本当に喜んでいただけるまちづくりに取り組んでいただくように、より広い市民に声を聞いていただく機会をぜひつくっていただきたいということを要望しておきます。
 以上です。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○桂委員 ばらばらとなってしまいますが、順番に、細かいこともあります、すみませんがお願いします。
 まず、JR茨木の2案、資料1のところなんですけれども、1棟の場合というのと2棟構成ということで、今回示していただいたわけですけれども、この場合、容積率等を含めて高さというのは1棟の場合と2棟の場合と大体、天はこれぐらいだよというのは今想定していらっしゃるのであれば、平面図なのでそのあたりが見えないので高さの大体のことがわかれば教えていただければなと思います。
 それと、阪急茨木市駅西口のものもパターン図、配置イメージというのを出していただきました。ちょっとこの配置イメージを見てみますと、グリーンの環境空間ということであけていただいている部分、今でいう永代ビルのところがそうなのかなというふうに思うんですけれども、今回、これを見て初めて隣が大谷学園、御坊さん、茨木別院があって、ここはちょうど今お墓のところなんですよね。それと、保育園の園舎が真横にあって、ここちょうど今、永代ビルがあるからこそ保育園もそんなに、通わせている保護者としても、違和感なく行けているんですけれども、その真ん前がこういう空間になってしまったとき、保育園へ与える影響や、また、今お墓が正直、むき出しの部分がありますよね。視覚に必ず入ってくる状態があるんですけれども、ここは周辺ということで、大谷学園さん、茨木別院さんへのお声がけというのはされているのでしょうか。また、この周辺整備で環境空間ということで捉えたときに、対応というものも、別院さんのほうへお願いしていかないといけないのかなとも思うんですけれども、この周辺、また、今これを見て、私は茨木別院が気になったわけですけれども、周辺でエリアには今入っていないけれども、関係してくるようなところがほかにあるのかどうか、またその対応などもお聞かせいただければありがたいです。
 次、全部まとめていってしまいますが、野々宮、目垣の関係です。
 これもアンケートを示していただいて、非常にわかりやすいです。面積割合回答率ということで、先ほどご説明でもありましたけれども、大きい土地を持っていらっしゃる方の意見が反映されるようなアンケートだということを認識をしておきたいとは思います。
 ちょっと質問なんですけれども、質問、全部質問ですけれども、保留フレームの設定のところで、例えば、目垣のほうで言うと、目垣一丁目、三丁目、二丁目のほうも保留フレームとしてはきちんと位置づけられるという認識でいいんですか。それをちょっと確認しておきたいです。
 さらに、その後の流れとして、区画整理準備組合設立の場合には、これが南目垣のほうだけになる。また、そこの対象の地権者は160人というふうに、今までやってこられてきたけれども、次の準備組合設立のところでちょっと分かれるというか、絞られてくるという認識でいいのかどうかの確認をさせてください。
 それから、これは以前から建設のときや、この特別委員会でもお話しさせていただいたかと思うんですけれども、やっぱり農業としてどう残していくのかというのが、この地域では非常に地権者の方数名とお話をしても農業や、また、農空間というものを次世代に引き継ぎたいと思っていらっしゃる方のご意見を聞くことが非常に多い地域かなと思っています。ただ、農業をやっていきたいけれども、やっぱり高齢化であったり、農業だけでは専業としてはもちろんやっていけないので、次世代に引き継ぐときにも兼業としてやっていく、やっていかなければならない。そのときに、例えば、こういう機会を利用して、農業地集約をしたときに、どこかのNPOであったり、有限、株式であったり、農業の請け負いといいますか、支援するような企業とのジョイントということも一定考えるとてもいい機会なのかなと思うのです。これは以前から主張させていただいているわけですけれども、何かこのあたりでの取り組みというのは農林課と共同してやっていただけているのかどうか、確認をしたいと思います。
 それから、次に中心市街地の計画の関係です。
 ちょっと本当に申しわけないんです。そもそも論をさせてください。中心市街地の計画も国からこういうメニューがおろされてきて、茨木も使えるよねというところで認識をしていました。きょうのご説明でも、田邊都市政策課長からのご説明で、いかにうまく国のほうの予算を引っ張ってこれるのかということをとても大事だなと思いながら聞いていたんです。ちょっと私自身の反省なんですけれども、やっぱり最近、お金を引っ張ってくることばっかり私、気になっていて、そもそも何で中心市街地をやらなあかんのやろうというところに、この前、平成25年度の地方創生推進室がまとめた資料なんかを見ていて感じたんですけれども、やっぱり他市も先行してやられているところも、目標設定というのが本当にさまざまな形であるわけです。本市の場合、ちょっと改めて伺いますが、何のために中心市街地の活性化は目標として、例えば1つ、もしくは、3点ぐらい挙げるのであれば、何が目標になるのかをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 それと、あと具体的なスケジュールのところで、青木委員が質問されたわけですけれども、青木委員がおっしゃったように、私もお尻を余りかつかつに決めずにきちんと熟議といいますか、市民合意をとりながらやっていっていただきたいというのは同じ意見であります。平成27年度のところに課題を踏まえた目標と指標の設定というような赤字で資料の中にも書いていただいているんです。その上には、中心市街地活性化基本計画案の検討とあるんですけれども、この案の段階で示されるのは平成28年度のどこかの時点で示していただくのか、平成27年度中に案だけは示しましょうということで示していただくのか、その辺のちょっと細かい流れもお聞かせいただければありがたいと思います。

○岸田市街地新生課長 まず、JR茨木駅西口についてでございます。
 お示しさせていただきました配置イメージにつきましては、現在、駅前ビルの方向性も定まっていない中でのイメージ図となっております。よって高さ等については、具体的な数字等については、まだ今のところ未確定というところになっております。
 ただ、この2棟を配置する案でいきますと、一方が低いもの、一方が高いものになるのかなというところで、この区域、駅前ビルについても住居と商業施設が入ってございます。軌道敷沿いの密集した市街地についても商業施設が入っておりますので、そういった代替用の施設建築物ということになるだろうと考えております。
 次に、阪急茨木市駅西口についてでございます。
 桂委員おっしゃる、大谷学園と別院に隣接しているこの空間なんですけれども、これに接しております府道のほうを交通渋滞を解消するため西側にシフトしております。よってこの空間において、施設建築物を建てるということがなかなか困難な状態となっておることから、環境空間と位置づけて配置のほうを考えさせていただいております。
 そしてまた、大谷学園、茨木別院、また、関係者等への対応ということでございますけれども、今現在は駅前ビルの地権者、また、事業化パートナーと協議のほうをしておりますけれども、こういう案が具体化していく中では、そういった周辺の地域の方々へのご説明もさせていただこうかなと考えているところでございます。

○田邊都市政策課長 広域幹線道路沿道の関係です。
 まず、保留フレームの設定ですけれども、これにつきましては、目垣地区につきましては、今現在、調整区域であります70ヘクタールを対象としております。ですから、十三高槻線の北側も保留フレームに設定されるという予定でございます。また、玉島地区、野々宮地区も同じ20ヘクタール全域で保留フレームを設定するということで今、大阪府のほうで進めております。
 目垣地区につきましては、先ほどご説明の中で、十三高槻線の北側、南側で大きく異なる結果が出ておるものですから、南側でということでお示しをいたしましたが、組合設立等々につきましては、区画整理については一応、今回基本的には、まず南側でやろうということで今、地権者のほうとも話をさせていただいていまして、そうなりますと約160人を対象に今後進めていくということになってまいります。
 あと、農業の継続というところでございますけれども、もともと検討に入りますときに、ここで土地利用の転換を図られる方が一定数おられる中で、やっぱり農業を継続される方も当然おられるということで、区画整理を進めることになりますと、そういった農業を継続される方については、一団の農地を形成して、将来にわたって営農環境を逆にそこの中で維持していくということで取り組みを進めていくということを基本に考えておりまして、そういった中では今、桂委員からご提案がありましたように、NPOとか株式会社等の農業への参入というところも一定想定して、以前には勉強会でそういった事例の紹介であったり、集落営農に実際取り組んでおられる方をお呼びして、そういった方のご講演とかもお聞きしながら、将来の農業のあり方についても、一方では平行で考えているというところでございます。
 また、農林課のほうでも中間管理機構とか、いろんな制度が今後出ていますので、そういったところについての情報も同じく今、求めているというところでございます。その辺は農地が残る規模等につきまして、また一定、出た中でどういったことを適切に進めていけばいいのかというところもあわせて、地元のほうと考えていきたいというふうに思います。
 また、進出を今、予定していますイトーヨーカドーのほうからも、地域との農業のかかわりについてということで、企業として地域農業に取り組んでおられるということも先進事例でありますので、提案の中にもあったんですけれども、今後、そういった展開を図っていくことも視野に入れながら、地域との農業、その方の協力があって、この事業ができるわけですから、そういった方との将来にわたっての連携・協力というところは、我々のほうもきちんと考えながらこの事業に取り組んでいきたいというふうに考えております。
 もう1つありました、中活の件ですけれども、まず1つは、お金の話で言いますと、中活の認定がとれますと、それに特化した国庫補助メニューというのがありまして、補助率の上乗せであったり、これが特別メニューというところがあります。ちょっと話題にありました、例えば、文化芸術ホールとか、市民会館の建てかえとか、そういったものにはこの中活の認定があれば、それに特化したメニューもありますので、そういったときには、活用してまいりたいなというふうに考えています。
 あともう1つ、どういうことを目標、指標にというところですけれども、これについては、きょう、お示しした中では設定、今どういう形で課題があって、目標があって、それをなすためにどういった指標を設定すればいいかということを今、協議会のほうともご意見を聞きながら進めていきたいなと思っているんですけれども、今現在、まだ明確な指標とか、そういったものの設定はしておりません。
 想定されるものとしましては、活性化ですから、例えば、中心市街地の回遊性、例えば、歩行者の人数でありましたり、当然、周辺からも来ていただくわけですから、駅乗降客数の推移でありましたり、一方では、商業の活性化というところもありますので、小売業、サービス業等の売り上げがどう伸びていくかというところであったり、空き店舗がどう活用されていくというところであったり、市民が公共空間を利用して、さまざまな取り組みができるということも、法の中の特徴の1つでありますから、そういったところが、どう図られていくのかといったところが今後の目標であり、指標であると、その辺、どういったところに絞り込みするかはあれですけれども、そういったことで活性化の指標、目標を定めていくということになろうかと思います。
 あと、市民合意のところですけれども、策定時期につきましては、先ほどからちょっと繰り返しになりますけれども、全体の流れを見ながら精査したいなというふうには考えておりますけれども、いずれにいたしましても本市の活力とにぎわいの維持、向上というところを目指すわけですから、市民の意見もさまざま聞きながら取り組んでいきたいというふうに考えております。
 案なんですけれども、その辺も全体のハード、ソフトの計画とかを全体のスケジュールとかを考慮しながら、補助の関係もありますけれども、そういったところを見きわめながら、適切な時期に案をお示しして、策定に向けて取り組んでいきたいなと思います。

○大塚副市長 ちょっとわかりにくい答弁を最後のほうしていたと思いますけれども、基本計画といいますのは、実はこんなふうにこの中心市街地をしていきたいというレベルではなくて、認定される基本計画は、平成二十何年から三十何年やったら、三十何年までの間に、こういうものをこの区域で誰が整備をしますということを明確に書いたものでないといけないというのが基本計画になります。そういうレベルの案として皆さん方にお示しを、これは内閣府との協議が始まりますので、そのレベルまでいこうとなってくると、今の状況で、例えば、来年の夏ごろとか、秋ごろとかいうレベルではなかなか難しいということで、その辺のことの精査も必要ということでご説明させていただいていますので、そういうことをご理解をいただいて、今の答弁になっているということでございますので、よろしくお願いいたします。

○桂委員 それぞれご答弁いただきましてありがとうございました。
 JR茨木はじゃあまた、もう少し煮詰まってくるのを待ちたいと思います。
 それと、阪急西口の近隣の関連なんですけれども、ある程度資料が出てきた段階で、茨木別院さんですとか、関係しているなと思うようなところは早目にちょっとお声がけをしていただきたいのです。ちょっと私も茨木別院さん、数年前に若干かかわったことがあったんですけれども、屋根の修復等なんかでもやっぱり檀家さんからお金を集めて、1つの工事をされるのに本当にちょっと手続がしんどくて苦労されているところもありますので、いざ決まってしまいました、保育園のハード、向こうもさわらないといけないということになると、一定基金なんかも積んでいかれないと対応をなかなかしていただけないと思うんです。また、すぐに墓地があって、墓地を動かすですとか、塀を高くするということも、墓地を動かすこと自体、不可能ですし、すぐその横にこういう緑化空間が出てくるときの関係性というのも出てきますので、ぜひ周辺状況もあわせて進めていただけますようにお願いをしておきたいと思います。
 それから、野々宮、目垣ももちろん農業従事者の方のお気持ちや意向があってこそなんですけれども、イトーヨーカドーさんとのジョイントというお話も出ましたけれども、まだこのようなこともぜひ投げかけて、農業従事者さんにも検討していただけるような情報提供の場というのを今後またどんどん進めていただきたいのと、あとちょっと保留フレームの確認です。きっとまた都計審のときにも出てくる話をちょっと1週間前のきょうで恐縮なんですけれども、じゃあ、保留フレームというのはもうまさに保留フレームであって、今後、この保留フレームから外れてくるというか、市街地に編入しないよということも十分あり得るということの確認をちょっとしておきたいので、保留フレームというものの位置づけ、どういう手続になってくるのかということのご説明をあわせてお願いしておきたいと思います。
 それから、中心市街地のほうです。もう一声、答弁をいただきたいのです。というのが指標として何が重要なのかというのが、やっぱりちょっと私、考えてわからなくなっているんです。というのが、他市なんかを見てみますと、本当に何のために中活をするのかというところで、歩行者、自転車の通行量ではかっているところ、そして、居住人口をふやそうと、Uターン、Iターンをふやして中心市街地にみんな住んでもらいましょうというパターン、また、空き店舗を減らして店舗がこれだけ埋まったよということを指標にしているところ、それがさまざまなわけです。
 本市にはもちろん一番最上位計画としての総合計画ができたばかりで、文化の香り高いですとか、中心市街地はまちの顔としての機能の集約みたいなことが言われていますけれども、やっぱり総計は総計で大きいくくりで夢を語っているわけですよね。正直、私も中心市街地から半径1キロぐらいに住んでいて、余り不自由を感じたことがないのです。正直、茨木の顔としても阪急茨木の駅前ももちろんロータリーですとか、車の乗り入れ等々で、もっと便利になったらいいなと思うんですけれども、なかなか格調高くていいんじゃないと実は思っていたりするのです。さらに先ほど青木委員が触れてくださった、イベントをしてくださっている方がたくさんふえてこられていて元気になっていると、ただ、それは一部の方じゃないというふうにおっしゃったんですけれども、やっぱりこのグラウンドでイベントをいろいろされているときに、我が家なんかでも3階の部屋で寝ていると、すごく音が響いてくるんです。マイクの音であったり、ロックであったり。そうすると、家に病人がいたり、しんどい人間がいると、やめてというふうになるわけです。季節のいいころなんかでも窓を締め切っちゃうというおうちも、やっぱりうちの近くには何件かあります。とした場合、住んでいる者にとってしんどい中心市街地の活性化では、やっぱりちょっと考えていただきたいなという思いも持っていたりするのです。きっと大塚副市長のところも一緒かなと思うんですけれども。だとしたら、中心市街地の茨木が目指す活性化というのが、指標が何になるのかによって影響が非常に大きいわけです。例えば、車の台数を減らして、歩行者、そして、自転車の通行量をふやそうと思うと、実はJR駅前や阪急駅前をさわるときに、とても大きな駐車場をつくらなければならないかもしれない。そこで、中心市街地の車の乗り入れは全部ストップしなければならないかもしれないと思うと、実は中活は本当に大きい、将来を決める計画なんだなというのがこの半年ぐらいひしひし、しみじみと感じているのです。改めてそもそも論のところをどこかの時点で明確に打ち出していただかなければ、例えば、市民会館にしても福文にしても、今後どうするのというときに、その目標とずれてくる可能性があるわけですよね。どっちが先という話では決してないと思うのです。言っていること、何となくわかっていただけますかね。こういう危惧を持っているのですが、ちょっと今の危惧について大塚副市長にコメントを求めてよろしいでしょうか。お願いします。

○大塚副市長 私はもう生まれたときからあそこに住んでいるので、商店街に住んでいますので、特に年末なんか家の前にずらっと行列ができても当たり前やと。たばこを吸われたり、ごみをたくさん落とされますけれども当たり前だと思っている人間なので、それはもうお互いさまで、このまちに暮らす者として、それぞれがそれぞれの中でまちの活性化をしていくというところで、許容すべきところは許容すべきなのかなと思っているほうなので、またそれはそれとしてあれですけれども。
 中心市街地の活性化のそもそもの話でいきますと、各市によって考え方が違うんだろうなとは思います。それをこの協議会でこれから議論をしていくということで、その方向性に応じた指標が出てくるということになろうかなというふうに思います。
 今の段階で、私の個人的なお話をしてどうかなというところがあるので、できるだけその辺の私見レベル、まだ協議会で議論していませんから、私の意見レベルということでお聞きいただきたいと思いますけれども、やはり中心市街地というのは歴史、文化があって、それに基づいてまちが発展、成長してきた。その歴史、文化なり、これまでの人の営みであったり、活動であったりというところを感じながら、新たな歴史、文化をつくっていく。そこにはさまざまな都市機能が集まっています。商業であったり、業務であったり、住むであったり、学ぶであったり、憩うであったり、そのような都市機能をうまく使いながら人がそこで交流することによって新たな歴史、文化を生み出す場なのかな。ただ、人が集まってもらうためには、商業の活性化とか、あと、都市基盤施設の整備、充実であるとか、都市機能の充実であるとかが必要と、そういう視点でのまちづくりかなというふうに思っています。商業の活性化が目的じゃなくて、やっぱりそこでいろんな人が集い、交流をして、このまちの歴史、文化を高めてもらう、まちを好きになってもらう環境として、中心市街地を1つのシンボルとして考えていくべきだろうなというふうに思っておりまして、それにふさわしい指標となってくると何が適当かというのはなかなか今の段階でちょっと思い浮かばないというのが現実でございます。答弁になっていないと思いますけれども、よろしくお願いいたします。

○桂委員 すてきですね、繰り返しますがすてきだと思います。ただ単に人を集めたらいい、にぎやかになったらいい、イベントの数がふえたらいいということではなくて、やはりその高みにあるのが集い、交流し、歴史、文化が過去からの歩みをわかった上でそこに積み重ねていくのだという自覚こそが私も大事だと思っていて、それにふさわしい中心市街地の活性化計画になったらありがたいですし、指標もぽんと安易に考えていただくのではなく、熟議をしていただけるんだなということもよく理解できましたので、今後もまた、取り組みは応援していきたいなというふうに思っています。
 それと、あと、これも要望だけなんですけれども、どこかのタイミングでやはり2つの小学校区、中学校区でいうと1つが丸々ここにすぽんと入ってしまうと思うんですけれども、そこの現在、住んでいて、そこで居住している人たちも意見を言ったり、また、今大塚副市長がるるご答弁いただいたわけですけれども、その今の副市長の言葉なんかも住んでいる者が聞いたときに、なるほどねと新たな理解を深める一端にもなるわけです。ぜひその居住、また、通学している関連の地域の方々なんかもどこかの時点で、この活性化計画に触れる、また、学べる、意見を言えるような場も設定していただけますように要望しておきたいと思います。

○田邊都市政策課長 保留フレームの件ですけれども、保留フレームは事業化の必要性が認められた中で、事業の実現性について、まだ明確でないところという範囲で定めていただくということになっていまして、今回は先ほど申し上げた大きな範囲で保留フレームの設定がなされますけれども、事業が明らかになった段階で必要なところのみが解除をされていくということですので、一定期間事業の進捗がなければ、保留フレームが取り消されるというか、なくなって調整区域のままになるということでございます。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○松本委員 時間が迫ってきているので、1点だけ、広域幹線道路沿道の今、お話もありましたけれども、ちょっと土地利用検討について、伺いたいなと思います。
 建設常任委員会では詳細についていろいろとお伺いをしてきました。今回は、今後の流れの中で、気になる点がありますので、そこだけお伺いしておきたいと思います。
 現段階で、来月、2月には大阪府都市計画審議会で先ほど出ていました保留フレームの設定を行うとともに、事業採算性の検討が行われて、地権者の合意が整った段階で土地区画整理準備組合を設立し、市街化区域に編入するということだろうと思うんですけれども、地権者によりましては、土地の売却を希望する人、または、共同で土地を賃貸することを希望する人、また、自己利用地として個人で賃貸経営などを引き続いて行いたい人などがおられると思いますけれども、現在、その土地を借りて農業を行っている方や事業を行っている方については、その継続をしていくということについては、今後、どのようになっていくのか、このことにどのようにお考えなのか、ちょっとお伺いをしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○田邊都市政策課長 今回、事業の意向調査をした中では、農業者さんと、あと、沿道の方で今、松本委員からありましたように、既に土地利用されている事業者さん、または、賃貸されている方、そういったところの地権者、賃貸の方には直接お伺いしていませんけれども、事業をされている地権者には、あわせて今回のこの区画整理に対するお考えというのも聞いております。
 今後、事業区域の確定に向けた中では、それぞれの事業者さんにもそういった意向を聞きまして、土地区画整理に参画するのか、そうではないのかというところを一軒一軒お聞きしながら区域を定めるということになります。ですから、そういった土地利用を今されている方と農地の利用者さんでお話もさせていただきながら、適切に事業区域を決めていくというところでございます。今のところ当然、そこの参画をいただけるんであれば一緒に入っていただいて区画整理を一緒に進めていくということになりますので、その辺につきましては、今後、詰めていく中で調整をしていくということでございます。

○松本委員 今、お話を伺う中で、土地区画整理準備組合の参加ということですけれども、これに参加できる条件、例えば、今賃貸されている方、また、その地権者として事業を営んでいる方ということもちょっと出ましたけれども、土地の権利者は参加する、しないというのはそれは自由にできるんだと思いますけれども、例えば、借りてやっている事業者さんなんかについては、その参加できるんでしょうか。それとも参加できない要件があるんでしょうか。それをちょっとお伺いしておきたいと思います。

○田邊都市政策課長 基本的に組合の区画整理を想定していまして、その中で組合員の要件としては権利を有する者となっていますので、いけると思います。
 ただ、賃貸借の方は、多分、賃貸借の契約だけですので、組合員にはなれないと思います。まして、要は減歩とか、事業費の捻出というところがやっぱり必要になってまいりますので、そういったところでなると現実は地権者さんなり、そういった権利を有する方が区画整理では中心になるというふうに思います。多分、賃貸者の方は権利を、賃貸借契約を地権者さんと結んでおられるだけですので、なかなか組合員になるのは厳しいというのが現状だと思います。

○松本委員 私のあれからいくと、事業を営んでいる方、地権者との関係もあるんですけれども、何らかの形でこれまでやってきたわけですから、区画整理をする前に何らかの意向を踏まえながら事業参画していけるとか、また、意見を述べる機会があるべきじゃないかなというふうに思っているんですけれども、今後、賃借されている方に関しては、どうなっていくのか、もう1つちょっと今後ともよく考えていかないといけないところはあると思いますので、早いうちに、これは地権者と借りている方とよく相談をしてやってくださいよと。それであれば、どのタイミングでするのか。また、その地権者が事業に参画していくのか、それとも、個別でやれるのか、その場合によって違ってくると思いますので、その辺をやはり不安に思っていらっしゃる方も、ここまでくると多くいらっしゃると思いますので、しっかりといつの時点でどこから発信をして、情報提供していくのかということをするのか、その辺だけ最後お伺いしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○田邊都市政策課長 実際、区画整理組合が始まりますと、組合員というのを確定する必要がございます。ですから、その組合員の確定の中で、今、それぞれ事業者、事業を営んでいる方につきましても組合員になるのか、ならないのか、その中ではやっぱり一定貸しておられる方との関係というところも出てきますので、それはそれぞれ事業者の方が賃貸者、貸しておられる方とよく話し合いをいただいて、その辺も判断いただけるのかなと思います。
 もし、例えば、賃貸借で今、借りておられる方が組合の後、そこで何か事業を新たにやりたいということであれば、例えば、保留地というのを販売、当然、それは事業費に充てるんですけれども、そういったものの売買も出てまいりますし、また、今回、組合の中で、全体の事業が明らかになった段階で、もしかしたらそこに入っていただくとか、そういったことも可能になるかもわかりません。そういったものは組合の中でそれぞれ情報を共有しながら進めていくということになると思います。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○山本委員 そしたら、私のほうから、総持寺地域のことについて質問させていただきます。
 総持寺地域、私も19年間ずっと言い続けてきたわけですけど、地域の皆さんといろいろ話をしていたら、やっといろんなことが総持寺全体が進んでくる中で、物すごく大きな夢が実現するような思いを地域の皆さん持っておられます。そんな中で、基本的にはすごい変わっていくし、物すごい夢のあるようなことができてくるなという思いはあるんですけれども、何点かそこで皆さんからいただいた意見の中で、1つは、新しくJRに総持寺駅ができますけれども、いわゆる西河原新橋の三島中の横のところの部分、いわゆる西側の部分ですけれども、あちらのほうが、例えば安威のほうからとか北のほうから車で来られたときに、車両の乗降関係がどういうふうになっていくんだろうと、あと。あそこがおりられなかったら、またぐるっと回って、また庄のほうのガードをくぐって車がどんどんきたら、全く新しくできた新駅のところの西側の部分というのは、なかなか使い勝手が悪いんじゃないかということとか、いろんな交通上の問題が出てくるんじゃないかなということが言われております。その辺で1つ、西側のほうの出入り口がどうなるかということと。
 もう1つは、地域全体が駅ができてから、総持寺駅前の東側も整備されてくるわけですけれども、三島丘の方とか、それから、例えば名神の向こうの花園とか太田の方と話していましたら、いわゆる路線バス等をひっくるめて、駅ができても高齢者の人とかは、なかなかそこへ行くにも行けないというような現状やということがありまして、特に三島丘の方なんかは、路線バスが近鉄バスも阪急バスも全部もうやめましたんでね、ですから全くあっちにはバスが行けてないという状況なんです。そういう意味では、いわゆる駅ができてもそこまで行くにも大変やということもありまして、そういう意味では、この間、理事者のほうでもいろいろ考えていただいております、コミュニティバス等もひっくるめて、地域でそういう日常の動きの中で行ける、そういう取り組み等について、地域住民が駅ができて駅前整備ができてきて、そんな中で、そこへ行こうとしたときに、具体的に動いていくための手段としての本当の足としてのね、住民の移動の手段としての足としてのコミュニティバスなりそれにかわるものがあれば、また考えていただきたいなというのが2点目であります。
 それから、もう1つは、これは阪急の総持寺駅の西側の部分については一定、駅前広場ができて、それから新しいJRの新駅ができて進んでいくわけですけれども、東側の方が、いわゆる高槻側のほうの人については、いろんな計画を今まで長年説明してきてもらっていますけれども、結局はそこは何もないのかと、このままの状態でガードさえ車で入られないような状況の中で、このまま放っておかれるんかというのが、この間からちょっと自治会の皆さんから、この説明をしていたらね、こっち側は物すごく西側の部分はよくなっていくけれども、そこの部分というのは、東側は何らかの方向性というのがあればちょっとまた聞かせてほしいなということで言われています。
 それは基本的には大きな3つですけど、あと説明の中で、例えば東芝のスマートコミュニティシティが、平成30年4月に東芝さんとしては完成させたいということですけれども、具体的にスマートコミュニティシティの中で、そこに違う形の例えば、学校とか何かそういう部分ができるのではないかとか、いろんなことが噂として聞いているわけですけれども、要するに、スマートコミュニティシティの具体的な取り組みの内容等について、ある程度、地域の人たちに、いや、そんなことはない、つくるけれども、この前にはこんなやっぱり別のあれもできるんやでとか、もう少し具体的なことがあれば教えていただきたいということと、それから、もう1つは、あとJRの新駅の一番近くのところの手前のところが、駅近のところの最後のライオンズマンションができるわけですけれども、そこのところがいろんな募集のを見ていたら、14階建てのもともと計画どおりの部分が出ているんですけれども、あそこが高層になるんじゃないかなとか、いろんな話がありまして、もしそういう具体的なところ辺がありましたら、一番駅舎側のところがどのような形で、やっぱりあそこのライオンズマンションができていくのかということがあれば、教えていただきたいなと思っております。
 それだけで結構です。よろしくお願いします。

○岸田市街地新生課長 まず、新駅への西河原方面からの駅への寄りつきということでございますけれども、確かに西側ではそういったところが今現在、計画されておりませんけれども、以前、三島中学校の敷地であったり、検討したんですけれどもなかなか難しい。最近でいきますと付近の用地について、地権者の方とお会いさせていただいたりして、話は進めますけれどもなかなか難しいというところで、現在、道路上でそういった寄りつきができないかということを、茨木警察の所轄のほうと協議しているところでございます。
 また、東芝スマートコミュニティの今現在の状況ですけれども、東芝さんのほうでは、平成30年春に一部まちびらきをしたいということで、今、進出事業者との合意形成に向け協議は進められているというふうに聞いております。ただ、具体的な内容については、民民間の交渉なので差し控えさせていただきたいというふうに考えております。

○田邊都市政策課長 バスの件です。
 まず三島丘、太田、花園という、ちょっと今、バスが市民の皆さんにご不便をかけている地域ですけれども、バス事業者と、実は阪急の総持寺駅の新たに駅前交通広場を都市計画決定したいという意向を持って、バス会社のほうにも一度お話をさせていただいております。バス会社からは、まだ確定ではないですけれども、市としてそういった取り組みがなされるのであれば、今、委員からありました、例えば三島丘であったり、太田であったり、花園であったり、以前あって少し今ちょっと減便されているようなそういったところの復活といいますか、そういったところからのアクセスについても、一定、前向きに取り組みを考えたいというふうに聞いております。また、あわせて鮎川方面ですね、あちらのほうからもあわせて、この乗り入れについては検討したいというふうに聞いているところでございますので、この整備に合わせて、そういったものが実現できるよう引き続き取り組んでまいります。
 あと、もう1つ、東側の方というところでございます。
 ここにつきましては、今回のこの都市計画決定に当たって、実は阪急さんともいろんなお話を今進めておりまして、この駅前広場の整備は市が行うんですけれども、あわせて阪急の総持寺駅についても何か改良、改善できないかというところで取り組みを促しております。そういった中で、1つは、例で言いますと、JRの新駅で五反田橋梁をかけかえることによって空頭高さが改善されるといったような事例が、もうまさしく目の前で今起きているところでございますので、そういったところも阪急電鉄に示しながら、東側の方にも、この西側の整備効果を享受できるようなことが何かできないかと、駅の改良とかバリアフリーとか、いろいろちょっと課題を抱えている駅ですので、そういったところの改善もあわせて図っていきたいなというふうに考えています。また、そのときには、本市としての思い、高架の話がずっと以前からあるんですけれども、それについてもお願いしますねということでは念は押しております。
 あと、JRの新駅の駅前のマンション開発の件ですけれども、先ほど市街地のほうからも説明させていただきましたように、この3月には2棟目の入居が始まるということで、3棟目については、1期、2期、両方の販売計画の中でも具体には示されておりません。あそこは高さの分については、高さの規制の緩和の会議がありまして、その中でもまだ3棟目は議論されていないような状況でございます。ですから計画上は3棟目については、まだ明らかになっていないというところでございます。
 市としても、新駅の開業に合わせまして用途地域を変更したり、都市計画道路を変更したり、一定の駅前のにぎわいづくりというところの観点を持って都市計画の手続を進めてまいりましたので、特に今回、3棟目につきましては駅からおりて直近になります。駅前広場にも隣接をしていることになりますので、市としては、駅前のにぎわいづくりの観点からも、ディベロッパーのほうにアプローチしてまいりたいなというふうに考えているところでございます。

○山本委員 あと、要望といいますか、だけですけれども、特に、いわゆる路線バスが今もうほとんどないという状況の中で話をしましたけれども、今回このことがある程度完成していったら、路線バス会社ももう一遍ちゃんとしてやろうという話があるということですが、ただ、今、木本市長初め、理事者の皆さんが考えておられるコミュニティバスの部分と、要するに東部地域で、そういう視点で、むしろバスの大きいのが走るというよりも、割と細かな形でね、きめ細かにその地域をずっと回っていけるようなコミュニティバスという視点で、地域の皆さん、高齢者の皆さんがやっぱり自分の近くで行きたいところへ移動できるというね、そういう移動手段を確保するという視点で考えていただきたい。これはもう要望にしておきますので、よろしくお願いします。
 これで終わらせていただきます。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○田中委員 重なる部分については、できるだけ省略して行きたいと思います。
 質疑の前に、先ほどの桂委員の質問をお聞きしていて、中活でもそうなんですけど、やっぱりどこに住んでいるかによって、それぞれの思いというのはやっぱりちょっとずつは違ってくる。ただ、それを取りまとめていただくというのは、市の全体を見ていただくことになるので、中活につきましてもにぎわい、先ほどの歴史的なことを含めていろんなお話ございましたけれども、どうしても我々は周りに住んでいる人間からいうと、いかにそこを利用するかという視点にどうしてもなってしまう。そのことと、やっぱりそこに住んでおられる方々の利益が相矛盾するところもあるんだろうと思います。その辺も十分に考慮していただいての進展をお願いしておきたいと思います。
 JRと阪急茨木市駅の西口の両面の整備をあわせてお聞きしますが、ことしそれぞれ2案が提示をされています。事前にお聞きしていましても、これは2案というのはイメージだというふうにお聞きをしているんですが、どうしても出てくると、それがそうやろうということで進んでいく傾向があります。改めてこの2案の性格と、今後の方向性をお聞きしたいのと、最終的にそれぞれの案が決定されていく場合の判断基準なり、その決定をする機関、あるいは方法というのはどうなっていくのか。まず、その点について、お伺いをしておきたいと思います。
 まとめて幾つかします。
 それと、あと、広域幹線の問題も中心市街地の活性化の問題も幾つかお聞きしたかったのですけれども、今回は私また違う機会でさせていただくとしまして、バリアフリーのことで少しお伺いしたいんですが、今年度末には基本構想が上がってきて、市の分については、特定事業計画も上げていただくということになっています。それはそれで非常に望ましいと思っておりますけれども、相関連いたします本市所管以外の分ですね、他の特定事業計画につきましては、いつごろどういうふうなめどで、それぞれが上げてくれはるんかなと。あるいは、また、それぞれ事業主さんが別にいてはるんで、その計画のつまびらかな中身は我々にまでなかなか出てくることはないと思いますけれども、一応、平成32年が一定の目標年次になっていますが、その目標年次とそれぞれが上げてきはる事業計画との関連につきまして、説明をお願いしたいなと思っております。
 もう1点、東芝のスマートコミュニティシティの構想ですが、この間、何回か、数回になるのか、2回かな、今回のを入れて、先ほど上げていただきました、茨木スマートコミュニティエネルギー事業というふうなことも、補助金採択を受けてやってはります。1回の報告も、私、見させていただいたんですが、今回も最終的には2月29日を目途として検討された結果が上がってくると思うんですけれども、そうしたことにつきましても、できれば上がってきた段階ででもお示しいただける範囲でも結構ですけれども、私たちのほうにも資料として、ご提示をいただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

○福田市街地新生課参事 JR茨木駅、阪急茨木市駅の西口についての、現在の2案の性格及び今後の方向性についてであります。
 今回お示ししておりますJR並びに阪急両駅前における2つの案につきましては、駅前広場や道路など公共施設用地や施設建築物等の配置計画を検討する中で、あくまでも現時点において考えられる、2つの異なったイメージ図としてご提示させていただいたものでございます。今後は駅前ビルや関係機関と協議調整を図りながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
 2点目、案決定に当たっての判断基準、決定機関、方法についてでございます。
 案の決定に当たりましては、市と駅前ビル等の地権者や事業化パートナー等と協議調整を図りながら、国や大阪府等の意見を踏まえ、総合的に検討していく中で、交通事業者や道路管理者とも協議を行いまして、関係者との合意形成に向け進めてまいりたいと考えております。

○藤田道路交通課長 バリアフリー基本構想についての本市以外の事業管理者の特定事業計画策定についてでございます。
 本市につきましては、本年度で先ほど申し上げたように策定いたしますが、その他の事業者につきましては、基本的に速やかに策定するという形で決まっておりますので、平成28年度中に、できれば早い時期に策定していただくように働きかけたいと思っているところでございます。
 今回、パブリックコメントをもらっています基本構想の中に、特定事業計画ということで、特定事業というのを各施設ごとに少しお示ししております。先ほど申しました、説明の中にあります目標年次としましては、国が示す平成32年というのが重点区域の整備目標ですが、実際に課題となりました内容につきまして、平成37年までの中期、平成37年以降の長期という形の部分についても、少しこの基本構想の中で触れております。各事業者さんが立てていただきます計画の中には、その具体な目標年次とか、その具体的な整備内容というのをうたっていただくことになりまして、それにつきましては、基本構想の目標年次とリンクするような形でお示ししておるところでございます。

○岸田市街地新生課長 東芝スマートコミュニティ構想において、今年度実施しております事業化調査、検討、事業性評価の結果につきましては、何らかの方法でご提示する方向で事業者と調整してまいりたいと考えております。

○田中委員 そしたら、2駅整備の関係なんですけれども、それぞれかなりまだ課題はあると思いますが、今、鋭意進めていただいているのは本当にありがたいと思っております。
 そこで、当然、現在のまさに関係者、事業における関係者の皆さん方と、ずっと話を進めていただいておるんですけれども、私のほうから1つお願いしていきたいのは、やはりそこを使っている人がおるわけで、使っている利用者意見の反映というのも、どこかの時点でぜひやっていただきたい。それはどういう手法があるかというのもいろいろあろうかと思うんですけれども、現実にやっぱりそこを使っている人が、使ってよかったなというふうにならないと意味がありませんので、そういう人たちの意見も、どこかの時点でぜひ取り入れていただくようにお願いをしておきたいんですけれども、その辺のお考えをお聞きしたいと思っております。
 それと、これはもう1つ要望なんですけれども、駅をどう考えるかということについて、今までさまざまな議論をさせていただいてまいりました。私どもも基本的にはネットワークの中で、多核的な都市構造のネットワーク中で駅の機能は大きいし、それについては基本的にやっぱり公共交通をぜひ利用するようにしてほしい。そういうふうな利用を進められるようなというか、公共交通を利用したやっぱり市内のネットワーク、先ほど山本委員からも話ありましたけれども、ぜひしてほしいというのを願っておりますけれども、ただ、やっぱり、とはいえ乗用車の利用というのは、これはなくなることはきっとないだろうと思っています。今それぞれ想定をされておられます両駅の利用計画の中でいいますと、総持寺はちょっと違うようでありますけれども、JRと阪急の茨木駅、茨木市駅につきましては、駐車場の設定というのがここでは余り見えてこないんです。どういう位置づけを車の駐車場にするかというのは確かにあると思いますが、商業ビルに来られる方の、お客さんの利用以外に駅を利用される交通機関を利用される、パークアンドライドまでは言いませんけれども、そうした需要というのは決してなくなることはないし、高齢社会になってやはり夫婦が一緒に行くというときに、必ずしも全部が全部、公共輸送機関を使えないというような状況も考えられます。どういうふうに位置づけられるかというのも十分検討いただきたいんですけれども、今、特に阪急なんかでいいますと、別院町駐車場は、これでいうと計画的にはなくなってしまいますんで、それと現況でいうたら、東口も今、自転車駐車場も代替施設になっていますから減っています。そういう意味では、少なくとも大分減るということは間違いないと思うんですけれども、駅に寄りついてくる、そこでとめて電車で行こうとする方の駐車場について、どういうきちんと位置づけをするかということもぜひ考えといていただきたいということ、これは要望しておきます。
 バリアフリー基本構想につきましては、よくわかりました。要するに事業主さんから出てくるやつは、市が基本的にこういう方向でということで今まで議論されてきたことについて、あと、それぞれ具体的にどうやるかということだけが出てくると。それについては、目標年次は基本的には同じやということですね。
 スマートコミュニティエネルギー事業、現在進められている部分につきましては、今、答弁いただきましたけれども、ぜひ29日に一応出てくるので、話をしていただいて、資料としてお示しをいただけたらと思っています。
 よろしくお願いします。

○福田市街地新生課参事 両駅前西口におけます整備における市民等の意見を、どのように反映するかということでございます。
 利用者の意見につきましては、庁内及び関係機関との協議調整を図るとともに、その方法につきましてもアンケート、もしくはパブリックコメント等で検討してまいりたいというふうに考えております。

○田中委員 最後にいたします。
 これはもう個別の課題なので、どこかで検討していただけたらありがたいと思っておるんですけれども、両駅整備でこれから具体的に出てくる中で、例えばバス、あるいはタクシーでそれぞれ動きはる人、あるいは、ほかの動線もあると思いますけれども、あっちこっち新しい駅を見させていただきますと、少なくともアクセスするところについては、例えば風雨から、風雨って風は無理かもしれませんが、雨から守れるような、そういう屋根ぐらいはついているところもあります。細かい話で恐縮ですけれども、そういうことも検討の中にぜひ入れていただきたいというのが1点、お願いしておきたいと思います。
 もう1点、最後の質問なんですが、これ中活で言うのがいいのか、この整備のほうで言うのがええんかわからなかって省いていたんですけれども、以前ちょっとお話をさせていただきましたように、阪急とJRの間というのは、もうそこだけの移動をするという人が結構やっぱりおられます。例えばバスを考えたときに、よその地域から来て、やっぱり阪急茨木市駅を通過してJR、JR茨木駅を通過して阪急というのが、この間の区間というのは、ある種、非常にもったいない気が以前からしています。そうやったらそこを専門的に走りようといいますか循環系統、これは循環ルートができたらということになるかもしれませんが、そこはやっぱり専門的に走るような乗り継ぎがきちんとできるような、料金的にもできるような移動交通手段があればというのを願っておりました。その辺について、どちらで想定されるのかわかりませんけれども、もし現時点でお考えがあれば、お示しいただきたいということです。

○田邊都市政策課長 一方通行化の検討の中で、当然、一方通行化、車道が狭まりまして、両側に今、自転車道及び歩道ということで今、基本は想定をしているんですけれども、今の大型のバスが3社ふくそうして走っているようなのではなくて、今、委員からご指摘ありましたようなことも踏まえて、さまざまに検討してまいりたいというふうに考えております。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。

○畑中委員 質問として1点だけ。JR茨木駅西口の駅前の、バリアフリー化整備について、青木委員が一定その質問をされたんですけれども、この件につきましては、私も昨年12月の本会議において質問させていただきましたが、その後、茨木市への苦情や意見等があったならば、その内容について、お示しください。また、それらの苦情や意見等に対する茨木市の回答や対応についてもお示しください。

○岸田市街地新生課長 12月本会議後の市への苦情や意見等につきましては、依然として一般車の乗降場所を確保してほしいとの要望がございます。そのほかJR西口2階から近鉄バス春日方面バス停までへの連続した屋根の設置ですとか、西口2階と地上部をつなぐ京都方階段中央部への手すりの設置、また、バス停に設置されておりますベンチの増設といったご意見がございます。それらの意見等に対する市の回答、対応についてでございますけれども、一般車の乗降場所については、駅前ビルの東側体側地の歩道沿いや三菱東京UFJ銀行東側の歩道沿い、また、駅前西側一方通行道路の丹波屋さんの前あたりの道路歩道沿い、3カ所に明示を行い確保する方向で茨木警察と現在協議しております。
 次に、連続した屋根の設置につきましては、京都方階段部については、昭和45年当時の設計基準で施工されましたデッキと一体構造になっており、構造上不可能であること。新たに設置した横断歩道部へは、道路構造物となることから警察の許可が得られないと回答しており、ご理解いただいているところでございます。ただし、新たに設置いたしましたバス停への連続した屋根の設置と京都方階段部への手すりの設置については、現在、検討しているところでございます。また、ベンチの増設につきましては、近鉄バスにおいて早期に設置することで協議が整っております。

○畑中委員 今回ね、暫定的なJR茨木駅西口のバリアフリー化ということで、市民の方からも、バリアフリー化に着手する前に利用者の意見を聞いてほしかったという意見がたくさん寄せられているんですけれども、そういう中で、今回の進め方の中で、なかなかそれができにくかったところはあったかもしれませんけれども、今回その後、こういうふうな要望がいろいろ出ているということで、短期的に実施できる項目もあれば、なかなか課題もあって検討するべき課題もあるでしょうけれども、すぐにできないものでもね、オールオアナッシングではなくて、全てを入れることはできなかったとしても、中間的な解決策とか、いろいろ茨木市としても検討していただいて工夫していただいて、少しでも市民の望むよりよい形になっていただく整備を進めていただきますように、よろしくお願いいたします。
 それから、これ直近に迫っている3月末のバリアフリーの特定事業計画なんですけれどもね、これも含めて、今回、説明いただいたJRの駅前広場の問題、阪急の駅前広場の問題、それから総持寺の周辺整備、それから広域幹線道路沿いの土地利用計画、それぞれ大きな計画は進んでいるんですけれども、それぞれ茨木市がかかわる部分の概算事業費、これについてわかれば、できるだけ早い時期に、この委員会でも示していただきますように意見いたしまして、質疑を終わります。

○上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)

○上田嘉夫委員長 以上で、「平成27年度事業の進捗状況について」並びに「策定中の各種計画・構想について」の協議を終わります。
 休憩いたします。
    (午後0時08分 休憩)
    (午後0時10分 再開)

○上田嘉夫委員長 再開いたします。
 以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。
    (午後0時10分 散会)

 以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。

 平成28年1月20日

           市街地整備対策特別委員会
           委員長  上  田  嘉  夫